拙著「フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ」の追補版がDOJIN文庫から出版されます。正式な発売日は7/25ですが、製本が遅れているそうで、7/30頃になるそうです。
以下は、文庫版あとがきから引用。
文庫化にあたり、本文全体を再度チェックしましたが、根本から書き直さなければならないような内容はなかったため、古くなった記述をアップデートし、残っていた誤植を修正するのに留めました。その代わりに、二〇一八年以降のフェイクニュースをめぐる重要な動向について追補を書き加えることにしました。とりわけ二〇二〇年に生じた新型コロナウイルスの世界的流行にともなう変化は、情報生態系に不可逆的な影響を及ぼしました。そのことについて、正確かつわかりやすく記述するよう心掛けました。
追補とはいえ、新たに1章を書くのにも、全体をチェックして間違いを潰すのにも、かなりの時間を費やしました。講義の準備や学生の指導、プロジェクトの研究で一杯一杯の状態で、この作業をすることは容易ではありませんでした。そして、アシスタント、出版社の方々、大勢の方がたの助けがあったからこそ、出版に漕ぎ着けることができました。この場を借りて感謝したいと思います。
文庫版になった本書が、多くの方々のお役に立つことを願っています。