木曜日, 7月 22, 2021

新聞記事の事前確認

  先日、日本経済新聞に取材を受けたときのコメントが掲載された。電子版の記事はこれ。この記事に関して、びっくりな経験をした。

 これまで新聞の取材を受けて、それが記事になるときは、コメントした箇所の記述に間違いがないか確認してきた。いつ記事が出るか内々で教えてくれる記者もいたし、出てから新聞を送ってくれる記者もいた。少なくとも事前に確認はしてきたので、それが当たり前だと思っていた。

 しかし、この記事は内容確認することもなく、記事になったことが知らされることもなく、日経電子版のアプリを見ていていてたまたま見つけた。もし、アプリを見なかったら、この記事に気づくこともなかっただろう。しかも、不正確な記述があった。慌てて記者にそのことを指摘したところ、意外な返信があってびっくりした。

 事前に記事を見せるような行為は、報道機関はやってはいけないというのだ。 おそらく報道の自由と関係しているのだろう。たまたま別の新聞の取材を機会があったので、担当記者に質問してみたところ、同じことを言っていた。 ただし、慣習として、事実確認をしてもらうことが多いそうだ。 そして、これからは取材を受ける前に、事実確認をさせてもらえるか尋ねるのがよいとも。

  意外だったが、記事の確認を求められなかったこと自体は仕方ないようだ。 ただし、自分の名前が出ている以上、不正確な記述は困るので、修正してもらった。

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