木曜日, 9月 17, 2026

さきがけ、あれから10年がたち

  私がJSTさきがけに採択されたのは、IUで在外研究をしていた2016年。授業も雑務も免除され、アメリカで研究に専念できる時間をもらったのに、さきがけぐらい獲って帰らないと自分は無能だ、と言い聞かせながら、申請書を書いたのを覚えている。

 あれから約10年がたった。今日、2026年のJSTさきがけおよびCRESTの採択者の発表があり、CREST Social AIの私のグループから2名(1名は他大学)が、さきがけに採択された。これはすごいことなのではないかと思う。結果、私の研究室には、私を含めて3名の「さきがけ研究者」がいることになる。これもまたすごいことだと思う。

 さきがけは本当に良い制度で、このときの経験がなければ、私は今ここにいないと思います。安浦総括(当時、九大副学長)は、よくこんなことをおっしゃっていました。

「3年で何か成果を出せ、なんてケチくさいことは言わないから、好きなことをやりなさい。その代わり、自分はこんな社会をつくりたい、というヴィジョンを示しなさい」

 今の時代、こんなことを言ってくれる先生がどれだけいるでしょうか。こんなふうに言われれば、当然みんな頑張ります。研究に打ち込み、業績を上げる。その結果、数千万円の投資が、数億、数十億、あるいはそれ以上の価値となって社会に返っていきます。

 あれから10年ぐらいたちましたが、今、みんな活躍しています。 

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