先週、先々週と駒場で多賀さん集中講義を受けてきた[link]。テーマは「人間の発達脳科学」で、今週木曜が最後。多賀さんの講義は、学生の頃から機会があるごとに出ている。その都度、自らのゴールに向かって研究が着実に進んでいて、本当にすごいなあと思う。
心理学で当たり前のように語られる静的な発達観(例えば、ピアジェ)はしっくりこず、多賀さんや谷さんがやっている力学系アプローチの動的発達観の方がしっくりとくる(このやり方にも問題はあるのだが)。僕はジュウシマツをモデル生物として、歌学習の発達ダイナミクスを研究しているので、この講義内容はとても参考になった。また、講義中にいろいろなアイディアが浮かんだ。「脳と身体の動的デザイン」という本に、多賀さんのこれまでの研究が分かりやすくまとめられている。Thelen & Smith 1993よりも内容がちゃんとしている。また、TODAI.TVで講義を見ることができ、資料もある。[link]
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