ミクロの理解が進めば進むほど、物質の理解が進めば進むほど、いよいよわからなくなるのは「生命とは何か」ということ。誰もが素朴に生命=物質+αと思うだろう。では+αはどこから来るのか?
クォークよりも根源的な何か(おそらく超ひも)は、いつか天才が現れて、かくかくしかじかだと正体を暴いてくれるだろう。でも「生命とは何か」に僕らはいつか答えることができるだろうか?誰もが心から納得するただ1つの分かり方なんて、本当はないのかもしれない。1つの難しさは「私」にある。「生命は美しい」という言い方をするとき、それは自然と「私」という視点を含んでいる。つまり(我思う故に)生命は美しい、なのだ。私がなければ生命の美しさもまたない。つまり、物理的な事実のみに生命の生命らしさを帰することができない。
ただ生命が分からずとも、自分の抱く生命観を「形」にして、多くの人と分かち合うことはできる。その意味において、アートの方が科学よりも生命の理解に近いのかもしれない。ColdplayのViva La Vida(美しき生命)は、最近僕が感じるところの生命観の1つの表現。いい!
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