金曜日, 12月 12, 2008

プロ野球戦力外通告クビを宣告された男達

 深夜テレビをつけると番宣が流れていた。この番組を何度か見たことがある[Link]。球団から戦力外通告を受け、トライアウトに望むプロ野球選手とその家族に密着するドキュメント。別の球団から声がかかり野球を継続できる者もいれば、諦めざるを得ない者もいる。
 よくよく考えてみると、ポスドクもプロ野球選手に似ている。僕の場合、バットをPCに持ち替え、過去の実績を引っさげて、研究機関のトライアウトを受ける。受かれば数年のチャンスが与えられる。当然、実績が全て。実績とは論文の数だったり、インパクトファクター(悪習!)だったり。実績があがらなければ赤紙である。野球にしろ学問にしろプロと呼ばれる人たちは、そういうぎりぎりの緊張感の中でがんばっている。だからこそ、ファイン・プレー(良い論文)が生まれたときの快感は何物にも代え難い。
 今週、論文のドラフトを書き上げた。うまく書けただろうかと心配だったが、共著者のJJが「Good work!」と言ってくれたのでホッとした。産みの苦しみが報われた瞬間。あと3つ論文を抱えていて、次の論文は自分の真価が問われる一本になる。がんばって書きます。そうでないと、壮絶人生ドキュメントプロ野球選手の妻たち[Link]の研究者版にうちの奥さんが出ることになってしまう!?論文、ええ、書きますとも。

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