水曜日, 5月 06, 2009

鳥は踊る、研究者も踊る

 ここ数週間、インフルエンザの影響で忌み嫌われている豚さんですが、鳥さんは華麗なダンスでにわかに注目を集めています[Link]。「オウムがBack Street Boysの曲に合わせて踊る」映像がYouTubeにアップされて人気を集めていましたが、コマ送りでオウムの動きと音楽の相関を調べたところ、偶然ではなく音楽に合わせて動作していることが分かったそうです。同様の解析をして、PatelHauserのグループが別々に論文にしています([1][2] )たぶんどちらもNatureに蹴られたんですね。政治的なにおいがぷんぷんします。Patelは言語と音楽の共通基盤を研究している人(Music, Language, and the Brainの著者)で、HauserはChomskyをかついでRecursion仮説(「再帰的計算能力のある/なしがヒトとその他の動物を分ける壁だ」という仮説)の親分(Evolution of Communicationの著者)。しかし、YouTubeが生物学の対象になるとは、、、。はさみとウェブは使いようだなあ。



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