日本応用数理学会の応用数理ものづくり研究会セミナーで講演をしてきた。以前、アドバンスソフト株式会社のセミナーで講演したとき、参加者のお一人からお誘いいただいた。数値シミュレーションをバリバリやられている大学や企業の方が多いので、私は完全にアウェイだな、他の講演者の話も楽しめないかなと思っていたら、そんなことはなく、とても面白かった。
大規模地震シミュレーションをAIを使って高速に計算したり、AI融合シミュレーションで都市街区スケールで微気象予測するというのが前半の二名の話。特に、二人目は東工大の先生で、大学発ベンチャーもやられているということ。後半は、私が毎度まいどのフェイクニュースと生成AIの話。場違いな気もしたが、異分野の集会で話をするのは慣れっこ。四人目は、最近の生成AIのトレンドで、自分では追い切れていなかったので参考になった。
物理シミュレーションと深層学習を組み合わせるという発想がなかったので、社会科学で応用の場面があるかはともかく、とても面白かった。「AI融合シミュレーション技術=物理シミュレーション(時間外挿)+AI超解像(空間内挿)」という発想はすごい。
しばらく、あまりにも忙しすぎて、学会や研究会に参加できていなかったけれど、せっかく東京にいるのだから、フットワーク軽くこういうセミナーに参加したいところ。(しかし、実際は会議や雑用に阻まれて、なかなかそうできない)
今日の特別講義が終われば、とりあえず謝金が発生する2023年度の講演・講義は終了。とにかく今年度は数が多かった。来年度は控えよう。
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