水曜日, 4月 21, 2021

いいリズム

  このところ問い合わせが多い。講義やゼミの聴講希望、大学院の進学希望、研究員の希望などなど。何十人も希望が殺到する人気研究室というわけではないが、興味を持ってくれる人が増えることは喜ばしいこと。助教の時は学生が全く来なくて、大変だった。

 4月から技術支援員が2名来てくれたので、事務作業や研究のサポートをしてもらえるのはとても助かる。昨年度は予算管理を自分でやらなければならず、予算を使うごとにそれを処理する作業が発生し、とても研究どころではなかった。色々と手続きも間違って、4月中旬にようやくトラブルが解消した。

 新年度で色々と忙しいが、ようやくやりたいことができる地盤を固めるチャンスがやってきた。学位をとってから20年の節目も近づいてきた今日この頃。あの頃なりたいと思っていた科学者には全然なれていない。今年が勝負の年か。

 

日曜日, 4月 11, 2021

Re: 新学期スタート

  新型コロナ第4波の最中、2021年度の新学期が始まった。去年のブログを見直したら、同日に緊急事態宣言のことを書いていた。もはや授業もゼミもオンラインがデフォルト。対面でやる方が一大事な感じだ。すっかり感覚が変わってしまった。

 去年の今頃は、自転車で八事の坂をえっちらおっちら上り、名大のラボに出勤していた。そして、学生も誰もいないラボで、Zoomに向かって話しながら講義ビデオを撮影していた。その時の講義ビデオの遺産を使って、今年は名大の非常勤講師として計算情報学12を担当する。

 東工大では数理情報分析基礎IとIIの講義をこの1Qと2Qで担当する。苦しみながら楽しみながら、講義資料を1から作っている。学生はとてもモチベーションが高いので、講義をするのは楽しい。しかし、それだけ求められるレベルも高いので、入念に準備をしなければならない。

 山ほど雑務があるが、今年度はアシスタントが2名いるので、昨年のようなことにはならないと期待している。研究、執筆、翻訳、学生の指導、雑用雑用雑用...。夏休みまで溺れずに辿り着けるか。

日曜日, 3月 28, 2021

ツリーハウス

 所沢にツリーハウスのあるカフェががあった(Link)。誰もがツリーハウスと聞くと、ワクワクするのではないだろうか。桜を見に狭山湖に行き、その帰りに立ち寄った(狭山湖の桜は老朽化して、多くが切られてしまったようだ。桜の名所ではなくなってしまっていた。残念)。

 売店があって、そこでオーダーをしてから席を選ぶ方式。カフェの利用だと30分、食事だと60分で、空いている席を利用することができる。残念ながら、ツリーハウスの方は別の家族が利用していて使えなかったが、その下のキッズルームを使うことができた。ハンモックがあったり、おもちゃがたくさんあって、子供には大好評。

 外の庭には遊具やトーマスの乗り物があったりして、自由に遊べる。子供たちも「楽しい、楽しい」とはしゃいでいた。所沢は東京よりもだいぶゆったりとして、程よく田舎で良い。

金曜日, 3月 12, 2021

SSH

  旭丘高校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の発表会と会議に出席してきた。旭丘高校に来校するのは、2年前に池上さんと講義をした時以来。もちろん、あの頃はコロナのコの字もなく、対面での講義だった。校長室で待機している時に、質問攻めにあったのを覚えている。とても熱心で素晴らしい学生たちだ。

 今日のイベントでは、午前中に東大i.schoolの堀井先生が、イノベーションについてわかりやすく講演した。ワークショップを通じて、様々な社会課題を解決するアイデアを創出するコツがとてもよくわかった。そして、高校生たちがこれを自分の問題として捉え、「新しい価値を生み出すために、高校生にできることは何か」など、とても素晴らしい質問を連発していた。

 午後は、高校生たちが自主的に取り組んでいる研究についてのポスター発表があり、ユニークな視点での研究がたくさんあった。まだ研究を始めたばかりのも多かったが、11月の発表会に向けてどう仕上がってくるのかが楽しみだ。

 優秀で熱心な高校生たちの頑張りを目にすると、自分も頑張らなくてはと思いなおす。

火曜日, 3月 02, 2021

4月からは...

 JST CRESTの技術支援員の方が決まり、4月から研究室で働いていただけることになった。経験も豊富そうだし優秀そうな方なので、これは助かる。以前のアシスタントの方にも、丁寧に仕事をしていただいたおかげで、さきがけの研究に専念することができた。
 この1年はアシスタントがおらず、全ての事務作業と雑務を自分でこなさなければならなかった。名大と東工大の学生をそれぞれ指導し、新しい講義の準備をし、大学の事務作業と雑務、外から降ってくる仕事、これらをこなすだけで精一杯。しかも、片手間で事務作業をすると間違いが多いし、色々とヒヤリとすることもある。
 もう何ヶ月もコードを書いていない。依頼原稿はともかく、学術論文も書いていない。これは流石にまずい。4月からはギアを一気にあげて、成果を出して行かなければ。

水曜日, 2月 03, 2021

どどど...

  先週末にデジタルマーケティングの講義が終わった。ほっと一息する間もなく、今週の日、月とまる2日、プロジェクトレポートの発表会があった。その前の週も、お願いされて参加したイベントが日曜の午後まるまるあったので、かれこれ二週間まともに休んでいない。

 その間、原稿や取材の仕事もいくつかこなしたし、修論を2つチェックした。本の査読もした。来週には博士課程の院試、修論発表会がどどど...とやってくる。いくつか新たに執筆の依頼も舞い込んできたので、この春休みにやるしかない。

 複数の研究プロジェクトを進め、研究室の学生の指導もし、それ以外の学生の面倒も見る。来年度は新たに3つの科目を教えなくてはならないので、その準備もある。このような状態だと、一つ一つの仕事が疎かになるのではないかと、いつも気にしている。

 売れっ子先生ならさらに分刻みのスケジュールだろう。そういう人たちは、どうやってインプットとアウトプットの時間を確保し、仕事の量と質を最大化しているのだろうか。不器用な僕にはマルチタスクなるものはできない。 

木曜日, 1月 14, 2021

集中講義だん

  1/12(火)~14(木)の日程で、鳥取大学の集中講義「計算社会科学によるソーシャルダイナミクスの理解と応用」を担当した。鳥取に出張して対面で講義をする予定だったが、やはり、オンライン開講となった。講義内容は以下のような感じ。

  1. 計算社会科学入門
  2. ソーシャルダイナミクスの理論(1)(2)
  3. ソーシャルデータサイエンス(1)(2)
  4. デジタルマーケティング
  5. フェイクニュースの科学(セミナー)

 今回は大学にもいかず、完全リモートワークで、自宅からネットにつないで講義をした。小さな子供がいる家庭では、なかなかに厳しい。講義の最中に、下の子が大声で泣き出したりして、冷や汗をかいたが、何とか事なきを得た。妻も、子どもたちが騒がないように注意していなければならいので、気が気ではない。

 最終日は、試しにAirpods Proをつけて講義をしてみた。ノイズキャンセリング機能のおかげで、泣き声がシャットアウトされて、自分の声が聞こえずらい違和感を除けば、これがリモートワークでの授業の正解のような気がする。最初からそうすればよかった。

 準備も講義も大変だったけど、学生からの感想もまずまずなので、集中講義をやってよかった。さて今後は、院試の準備やら、名大の修論や東工大のプロジェクトレポート、CRESTのプロジェクトの事務作業などなど、やるべきことは多い。

木曜日, 1月 07, 2021

緊急事態宣言再び

 明けましておめでとうございます。コロナ禍での新年のご挨拶です。
 本日、緊急事態宣言が再発出される見込みです。そうなると、来週予定されていた鳥取大学での集中講義は、現地に行くことが禁止され、オンラインでの実施になりそうです。鳥取出張も対面での講義も楽しみにしていたのに。講義準備のテンションもダダ下りです。がんばりますが。
 昔のブログ記事を見直していたら、4/11の記事で緊急事態宣言のことを書いていました。「1ヶ月後に明るい未来が待っているなら...」初回のセミナーを研究室で対面で行った後、ずっとセミナーはZoomによるオンラインで継続しています。これによって、新入生は先輩から学んだり、学生同士で学ぶ機会が失われてしまいました。明らかに新入生が苦戦している。
 そして、学生だけでなく、教員ももがいています。「1ヶ月後に明るい未来が待っているなら...」今回はそうなるのでしょうか?

土曜日, 12月 26, 2020

良いお年を

 第4回のデジタルマーケティングの授業が終わった。残りは3回。うち2回は外部講師による講演なので、実質的に自分が担当するのはあと1回。

 この講義を担当することになった時は、果たして、社会人院生を対象に満足のいく授業になるだろうかと心配だった。しかし、みなさんモチベーションが高く、グループワークも活発なので、毎回楽しみながら授業ができた。準備は大変だが、より良いもの目指す努力は望むところである。

 さて、授業がひと段落したので、冬休み中に溜まっている仕事にこれから取り掛かる。共著の本の原稿の修正と後書きの執筆、とある事典の原稿執筆と査読、1月に集中講義の準備などなど。

 新たにCRESTのプロジェクトも始まり、東工大に異動してから色々と活躍のチャンスもいただいた。来年はますます忙しくなるだろう。それもまた自分の成長の糧だ。

 何はともあれ、良いお年を。

火曜日, 12月 22, 2020

あなぐら

  「あなぐら」にこもったまま2020年が終わろうとしている。見直してみたら3月のブログでコロナの話題を書いていた。「数ヶ月で終息するだろう」などいう楽観的な予測が外れ、まもなくコロナ禍のメリークリスマスである。

 去年の今頃とはいろいろなものが変わった。去年の12月といえば、名大の学生たちとNTT-Twitterコンペに優勝して、研究室としても盛り上がっていた。しかし、4月からほぼ研究室の活動はオンラインのみになり、研究室の活動としては去年の今頃ほどの活発さはない。もちろん、学生は彼らなりに頑張ってはいる。こんな状況でも着実に成長した学生もいる。一方で、伸び悩んでいる学生もいる。とにかく、彼らができるだけ研究しやすいようにと頑張ったつもりだ。

 今年は講演も原稿執筆もかなりこなした。だからと言って、誰かが褒めてくれるわけでも、お疲れ様と労ってくれるわけでもない。お役に立てればと、粛々とこなした。それでも、講演を熱心に聞いてくれたり、質問がたくさん出たりすると、「報われた」という気分になる。そのために頑張っているようなものだ。

 今年は帰省もできない。年明けには色々な締め切りが待っている。少し休んで、ボーっとしたいな。

土曜日, 12月 05, 2020

デジタルマーケティング

  今年度の4Qからデジタルマーケティングの講義を担当することになった。「フェイクニュースを研究している人がなぜ?」と思われる方も多いだろう。

 私はずっとアカデミアの道を歩いてきたので、企業のマーケティングの実務についてはよく知らない。その部分に関しては、知人のマーケティングの実務家をお呼びして、ゲスト講演をしていただく。

 しかし、計算社会科学の研究者なので、人と社会と情報の相互作用から生じる現象については、色々な理論やその理解の仕方を知っている。そういう視点から見ると、実はデジタルマーケティングは計算社会科学の実践の場と見ることができる。実際、講義の準備のために様々な本を読んでいて、デジタルマーケティングとの接点や面白さを発見した。

 今日は第一回目の講義がオンラインで開催され、30名ぐらいの受講生が参加した。私も受講生も自宅からZoomにつなぎ、60分で講義、その後、グループワークを行った。受講生はみんなとても熱心で、短い時間でも上手に議論し、発表もそつなくこなした。さすが社会人学生だ。

 準備も講義も大変だが、その充実感はこれまでには得られなかったものだ。適度な緊張感の中で仕事ができ、その都度、達成感が得られるというのは幸せなことだ。特に、このコロナ禍においては。

月曜日, 11月 30, 2020

カレンダーに埋もれる

 ものすごい勢いでカレンダーの空き時間が埋まっていく。知り合いの先生のお誘いはなかなか断るわけにもいかず、こちらがお願いする立場になることもあるので、できるだけ引き受けることにしている。それはお互い様。

 最近、本気で断りたいと思っているのはマスコミ関係。「大学の先生なのだから、インタビューに答えて当然」みたいな上から目線でメールが来ると、本当に困ってしまう。授業準備に学生指導、そして事務作業に雑用と、もはや自分でコードを書いて研究する時間などない。そして、Zoomの会議、会議、会議。

 いい研究をして、学会に出かけて行って、いい発表をして、おいしいご当地グルメを食べる。なんて、経験はせずに2020年が過ぎていく。最後に学会らしい学会に出たのは、大分であった国際会議が最後だったなぁ。金沢でやっていた研究会を抜け出して、新幹線と特急を乗り継いで学生の発表に駆けつけたのだった。もう、そんなこともできないし、今ならZoomになるだろう。

月曜日, 11月 02, 2020

安寧と焦燥

  10月は原稿などの締切がなかったので、「安寧」という大袈裟な言葉がぴったりな月だった。9月の忙しさは何だったのか、という感じ。もちろん何もなかったわけではなく、名大の学生たちとゼミやジャーナルクラブを再開し、学生の論文を直したりして、これまで通り研究指導にはしっかり時間をかけた。

 そして月が変わり11月になった。Q4の授業の準備を急ピッチでやらないとまずい時期になった。依頼された講演や授業もある。過去の資料の使い回しで、新しいところが何もない発表は嫌なので、ある程度の作り直しが必要だ。院試の業務もある。

 決してサボっているわけではないのに、遅々として成果が出ない。一方、Twitterでは、毎日のように、知人が論文を発表したり、本を出版したりと、コロナなんてお構いなしに業績を上げている情報を見る。なんだろう、この差は。

 いやいや、人は人。自分は自分。一つ一つ納得のいく仕事をする中で、自ずと成果も出るはずだ。

 

 

 

 

水曜日, 10月 21, 2020

オードリー・タン

 久しぶりに一冊の本を一気に読んだ。ここ数年あまりにも忙しく、調べものをする以外で読書する余裕はほとんどなかった。ここまでよく書けた面白い伝記はそうはないと思う。

  天才デジタル担当大臣として、コロナ禍で急に日本で注目されるようになったオードリー・タン。最初に彼女に興味をもったのは、rebuild.fmに出演した回を聞いた時。キレがよく、ユーモアに満ちた回答にとても惹きつけられた。自分のような凡人には到底及ばないセンスをもちぬしだ。そして、口だけでなく、実際に社会を変えている。

 彼女の自作の詩らしいが、以下はとても素敵な言葉だと思う。

When we see the Internet of things, let’s make it an Internet of beings.
When we see virtual reality, let’s make it a shared reality.
When we see machine learning, let’s make it collaborative learning.
When we see user experience, let’s make it about human experience.
Whenever we hear the singularity is near, let us always remember the plurality is here.

   ぜひ一読をお勧めしたい一冊だ。

水曜日, 10月 14, 2020

ああ東上線

  東上線には親しみがある。理研で研究員をしていたとき、下赤塚に3年住んでいたので、東上線の下赤塚か地下鉄赤塚の駅を利用していた。その時は、2路線使えたので、どちらかが止まっても、なんとか職場や東京方面に行くことができた。

 昨日、池袋付近でポイント故障があったらしく、東上線が3時間以上動かなかった。志木駅のホーム待っていたが、急行電車は動く気配がなく、地下鉄に乗り継ぐための各停電車は満員で乗れない。

 一旦改札を出て、駅構内のスタバで時間を潰したり、本屋に行ったりしたが、一向に改善されないので、家に帰ってリモートワークをすることにした。幸にして大事な会議などはなかったが、研究室のゼミがあった。書斎の入り口をダンボールで塞いで子供たちが入ってこないようにガードして、何とかゼミを終えた。

 リモートワークという選択肢を選べるのはいいことだが、小さな子供がいる家庭では、全く仕事の効率は上がらない。書斎があってもこうなのだから、ましてや書斎がないご家庭ではなおさらだろう。

 今日は頼みますよ、東上線。

土曜日, 10月 03, 2020

3本書き終えた...

 9月は依頼原稿の締め切りが3つ合って、本当にしんどい月だった。異動したばかりで、書類仕事が山のようにあり、まとまった時間がなかなか取れなかった。しばしば、よくわからない仕事も舞い込んだ。それぞれの締め切りを一週間伸ばしてもらうことにはなったが、先日、3つ目をなんとか書き終えた。本当に安堵した。

 とはいえ、まだまだやらなければならないことは山積み。Q4に向けて授業の準備をしなければならない。鳥取大の集中講義の準備もあった。学生との論文は、かなり直さないといけない。まだ東工大のシステムにも慣れていないので、事務作業には毎度時間がかかる。

 しかし、好転の兆しもある。東工大MOTを受験しようとする人たちは、モチベーションの高い社会人が多く、様々な企業に勤めている方がいるので、ずっとアカデミアにいる自分にとっては新鮮で刺激も多い。そして、機会の多さという点では、東京はやはり地の利がある。 

 とりあえず、頑張った自分にご褒美。秋味で乾杯。

 

土曜日, 9月 26, 2020

環境を変えるということ

  職場が変わり、引っ越して、環境が変わる。年をとると、環境を変えることがこれほど苦になるのかと痛感している。自分一人だけなら、そうでもないのかもしれないが。

 大学で上京して以降、川崎→南大沢→お台場→下赤塚→ロサンゼルス→中野→名古屋→ブルーミントン→名古屋→新座と、2回の海外を挟んで、いろいろなところに引っ越しをした。中でも、名古屋は8年住んだし、子供たちが生まれた場所だし、何よりも車で1時間走れば、海も山も大きな公園もある環境、そして喫茶文化が大好きだったので、名古屋を離れたのは残念な気持ちで一杯である。

 一番のネックは子供たちの学校だ。通っていた幼稚園はキリスト教系で、優しい先生たちと仲の良い友達がいたので、息子も楽しそうに通っていた。そんな中、自分の仕事の都合で息子が別の幼稚園に通わなくてはならなくなるのは、申し訳ない気持ちで一杯だ。もちろん、新座は新座でいいところだし、息子も新しい幼稚園に少しずつ慣れてきているのは幸いだ。子供たちが小さいうちの異動でよかったという意見は真っ当だろう。

 名大にはこれからも指導を継続する学生たちもいる。彼らが卒業するまでは自分が責任をもって指導すると決めている。東工大は東工大で、(社会人の)院生が来るようになるだろう。新しい授業の準備もしなければならないし、これまでよりも会議は多い。

 黙々と仕事をこなしながら、この不安を乗り越えていくしかないのだろう。研究者になるのも茨の道だが、研究者になったらなったで、さらに茨の道である。

日曜日, 9月 13, 2020

論文が出ました

  IUにいる時に始め、さきがけの研究期間中に発展させたエコーチェンバーの研究が、ようやく論文として出版された。いろいろあって、結果的に4年かかった。2つトップジャーナルを目指してダメで、Journal of Computational Social Scienceに出してからは、割と順調にアクセプトされた。

 その間、Filたちとメールだけでなく、適宜オンラインでも議論をした。共著論文の名に恥じない論文になったと思う。他の仕事と重なって、なかなか研究時間がとれなかったり、気持ちの切り替えがうまくいかず集中できなかった時期もあるが、チームプレーで書き上げた論文は長い旅路を無事終えた。

 9月は執筆の締め切りを山のように抱え、しんどい日々が続く。これが終われば、新しい授業の準備も始めなければならない。全部やり切って、笑って年末が迎えられるように頑張りたい。

Sasahara, K., Chen, W., Peng, H. et al. Social influence and unfollowing accelerate the emergence of echo chambers. J Comput Soc Sc (2020)

火曜日, 9月 01, 2020

東工大に着任

  コロナ禍になってから、ずっと時間に切れ目がなく、始まりも終わりもないような感覚がずっと続いていた。しかし、強制的に時間に切り取り線を入れる出来事が「今日」ということになるだろう。

 9/1付けで、 東京工業大学環境・社会理工学院の准教授として着任しました。前職の名古屋大学には約8年間、お世話になりました。研究室も少しづつ大きくなり、良い学生も研究室に来るようになった矢先での移籍なので、とても残念ですし、とても大変でもあります。

 MOTは通常の大学院とは異なるので、慣れるまでは大変そうです。しかし、新たな環境で自分を試すというのは、ずっと自分がやってきたこと。より厳しい環境に身を置いて、結果を残していく。そのタイミングが今だったということでしょう。

 安定にあぐらをかかず「変化し続ける」。これからも、そんな自分でありたいと思います。今後ともよろしくお願いします。





日曜日, 8月 09, 2020

TO GOキャンペーン

 このところ名古屋でも、新型コロナの感染者が150以上の日が続いている。そのほとんどは都心部なので、私が住んでいる地域周辺で市中感染が起きているわけではない。とはいえ、いつもと同じようなお盆の過ごし方ができるわけはない。

 GO TOキャンペーンで旅行を推奨している一方で(一部地域を除く)、「帰省は慎重に」という。一体、どういう合理的な説明がつくのか不明な状態だ。 

 いっそのこと、GO TOキャンペーンは延期して、 TO GOキャンペーン(飲食店のテイクアウトを支援する)を打ち出すぐらいのトンチがきかせられないものか。「老舗旅館の食事もテイクアウトできて、お値打ち価格でお家で食べられます。」ということなら、みんな文句も言うまい。

 実際、我が家でも、近所のイタリアンやトンカツ、中華屋のテイクアウトを利用している。割引があったり、サービスで一品つけてくれたりと、お得感があるし、お店を応援している感じがして満足感も高い。