土曜日, 8月 02, 2008

補講を終えて

 今週は補講を2つこなし、前期の授業を無事終えた。最終回はいつも情報学周辺を講義することにしていて、今回は「情報とコミュニケーションの科学(前編)」というテーマにした。[資料] 例年、学生たちが熱心に話を聞いてくれるので、僕も学期末の授業を楽しみにしている。今回のテーマは、目白大学で昨年行った講義がもとになっている。このときはT先生の配慮もあって、私語もなく、学生たちは講義内容に興味を持ってくれたようだった(一番興味を持ってくれたのは副主任の先生だった)。
 今回も「へぇー」とか「そうなんだー」とか、学生が熱心に聞いてくれることを期待したのだが、例年と空気がとても違った。相槌を打ってくれる相手がいぬまま一人で話をしているような感覚だ。何だか悔しくて悲しかった。「難しかったかなぁ?」とティーチングアシスタントの学生に聞くと「難しかったけど、私は面白かったです。」と言ってくれたので、少しほっとした。夏休み中、来学期の講義の内容だけでなく進め方についても考えないと。

木曜日, 7月 31, 2008

巨人の肩に立って

 ニュートンがフックに宛てた手紙の中で語った言葉。「私が他の人よりも遠くを見通すことができるのだとしたら、それは巨人の肩に立っているからです。」
Standing on the shoulders of giants
巨人の肩とは、先人たちが積み重ねてきた叡智のこと。「私一人の力ではない」というニュートンの謙虚さを示す例として紹介されることが多いが、本当のところは、宿敵フックが小柄であることへの当てこすりという説が妥当そうだ。(いずれにせよ、今日の自分があることに対して、「おかげさまで」をさらっと言える潔さは格好いい。)この言葉は、もともと西洋にある比喩で、Dwarfs standing on the shoulders of giants がオリジナルのようだ[Link]。そういえば、Google Scholarのサブタイトルもこれでしたね[Link]。
 Oasisのアルバムに「Standing on the shoulder of giants」というのがあるが、これは文法的には間違い。酔っぱらったノエル(Oasisのギターリスト)がタバコの箱に間ってメモをしたのが原因で、みんなが気に入ったためにそのままタイトルに使われたのだそうだ[Link]。 僕はこのアルバムの1曲目がお気に入り。最近また聞いている。曲のタイトルは放送禁止用語なので、ここに載せるのは控えます。



金曜日, 7月 25, 2008

There's something in the air

There's something in the air.(何か気配がする)

 Appleはキャッチコピーがうまい。これはMacworld Expo 2008のバナーに書かれていた文句。Macbook Air、ちょっとの無駄もない僧侶のような超精密機械。究極のアンプラグド。先週研究費で購入したMacbook Airが到着した。
 キーに触れた時のゆったり安心感は、昔使っていたLavieに似ているが、圧倒的に薄い!!(このLavieはその厚みゆえにDEBUという名前だった。今は妹が使っている。)移動中に壊れたりしないか心配になる。実際は筐体はアルミなのでがっしりしているけど。斬新なデザインも大きな魅力だが、僕の心をくすぐるのはMacOS Xの完成度の高さ。MacOS XはBSDがベースになっているので、UNIXとして使えて仕事がしやすい。MacPortsを使えばUNIX環境を整えるのも難しくない。
 研究室で使っているMac ProはNewtonという名前にしたので、Airは情報理論の父、Shannonから名前をいただくことにした(LinuxマシンはDarwin)。行くぞShannon!

火曜日, 7月 22, 2008

HEROES

 最近見ているDVDがHEROES。時空間を曲げる、空を飛ぶ、不死身、などの超能力を持った人物たちが、数奇な運命に導かれ集結していく。複数の人物のストーリーがパラレルにテンポよく展開し、伏線が次第に絡み合っていく。ストーリー細部の作りが甘い感じがするが、最近のSFの中では良くできていると思う(少なくともシーズン1は)。それから、ヒロ・ナカムラという日本人キャラが独特で面白い。
 シーズン1は木曜の深夜に日テレで放送している[link]。アメリカではシーズン2が終了し、この秋からシーズン3が放送されるようだ。この手のドラマは、最後の方はドラマのためのドラマになってしまって、ストーリーが台無しになるので(例えば、ビバリーヒルズ高校白書とかツインピークスとか)、このクオリティーが維持されることを期待したい。
 この連休は、HEROESを見た以外は、論文の投稿、EUREKAのバク修正、RとMySQLの連携プログラム等々で時間が消えてしまった。気分も体調も夏ばて気味。あー、僕も時間を止める超能力が欲しい。
むむむ... (眉間にしわ&汗)。やったー!
そんなに甘くないか。

木曜日, 7月 17, 2008

ラーメンのち珈琲

 今日は学生たちの講義への反応が悪く、「何が良くなかったんだろう?」と自分の中に答えを探してみた。
404 Not Found
そんな時もあるさと、晩御飯を食べに行くことにした。前回、スープ切れのために食べられなかった、池袋の「鶏の穴」というラーメン屋さんに行った。[Blogの記事]
 5月にオープンした新しいお店で、この上がマッシュマンズカフェ。僕は白湯らーめん(680円)に味たま(100円)をトッピングした。太麺でスープはポタージュのような粘性と甘みがあり、上に鶏チャーシューと鶏そぼろがのっている。あっさりすぎず、こってりすぎず、おいしかった。Myはしを持参すると、味たまがサービスしてもらえます。
 さて、次は珈琲。久しぶりに「昭和」に行った。池袋の中では1番好きな喫茶店。残念ながら今日は定休日でした。なので、前回撮った写真をアップします。まさに昭和を思い出させる懐かしい感じのするお店。珈琲は600円ぐらいで、同じもののお替りは半額になる。帰るときには100円割引券をくれる。かなり長居ができるので、ほっこりしたいときはぜひ。

火曜日, 7月 15, 2008

ベルトの上のポニョ

 終電で家に帰ってくると、どうしても小腹が減る。そうすると、ついついコンビニで甘いものを買ってしまう。デザートコーナーに行くと、最近は特大スイーツがいい感じに冷えている。ボリュームたっぷりのチーズケーキにシュークリーム、そして致死量のプリン。POSデータによると、特大スイーツを買っていくのは男性客が多いそうだ。特に、夜の時間帯はほとんどが男性だということ(女性は夕方が多い)。僕はあまり沢山は食べられないけど、甘いものは大好き。
 最近の夜食ぐせと運動不足がたたってか、気がついたらズボンがきつくなり、お腹にやや貯えが。今日から夜食禁止で、ロードワークを再開することにします。週1回は泳ぎにも行きたい。ちなみにタイトルはこれのパクリです。これとスカイ・クロラは劇場で観たいな。

月曜日, 7月 14, 2008

22歳の鼻たれ小僧

 英文校閲から戻ってきた論文の原稿を仕上げた。初稿を書き終えたのが4月末だから、もう2ヶ月以上が過ぎた。(共同研究の事情があるので仕方ないのだか...) これから論文を一週間寝かせて、冷静になって自分の主張の弱点を探す。Data Mining and Knowledge Discoveryに絶対通す。
 ふと思う。10年前の小生意気で根拠のない自信に溢れていた、でも飽きれるほど「知る」に貪欲だった22歳の自分が、この論文を読んだらどう思うだろうか?「これは面白い研究だ!」と目を輝かせただろうか?今の僕は22歳の僕よりもいろんなことを知っている。でも、彼はきっとこう言うだろう。
「それって本質的なの?」

「できない?できるようになればいいんじゃん。」

「やる前から答えがわかってるなら、ドリルを解いているのと変わんないよ。」
 腹が立つことこの上ないが、直球ど真ん中で、ミットで受けてもひりひりジンジンとする言葉だ。でも、このぐらいの若さと勢いを持ち続けたい。いや、22歳の鼻たれ小僧なぞ一喝できるぐらいでないと。そして、「たら」「れば」なんて、口が裂けても言わない。言ったら500円玉貯金。

土曜日, 7月 12, 2008

学会巡業夏編2008

 今年は意図的に出席する学会数を減らしたけど、夏から秋にかけて学会が集中するので、7、8、9は準備に追われることに。このプレッシャーを逆にやる気に変えてがんばるべ。これから出席する学会はこんな感じ:
  • The 2nd Acoustic Communication by Animals
     オレゴンで開催される動物の音声コミュニケーションの国際学会、僕は「Developmental emergence of Hierarchy and Syntax in the Bengalese Finch Song」という題でポスター発表をします。[アブストラクト] 鳥の歌研究の大御所、P.Marlerさんが招待公演で来ます。僕のポスターを見に来てくれないかな。この後に、UCLAのChuckのラボに行きます。
  • The 10th International Conference on Music Perception and Cognition (ICMPC)
     これは北海道。ボスが企画したシンポジウムにパネリストとして参加します。初めての経験です。お題は「音楽と言語の起源と進化」というような感じだったと思う。同じメンバーで理研でもシンポジウムをやります。
  • 第27回日本動物行動学会
     これは金沢。昨年から参加し始めた学会で、こじんまりとしていて、たくさん議論ができるので好きです。これから参加要旨を書きます。
 この他、9月はOferの所に1週間滞在し、箱詰めになってデータ解析と論文書きをやります。せめて宿はくつろげる所をと思ったら、高すぎでホテルは泊まれません。ニューヨークのホテルは一泊$300(3万円ぐらい)なんてざら。結局、ユースホステルの個室にしました。これでも一泊$80以上します。しかも、部屋は汚くてインターネットが使えない。東京では考えられない。幸多き学会巡業となるか?

月曜日, 7月 07, 2008

「キーボードを占領する猫」と戦う貴方への最終兵器?

 スラッシュドットで、「キーボードを占領する猫」と戦う貴方への最終兵器という記事があった。[link] 確かに、ポテチ、コーラ、猫は三大キーボードの敵だ。コーラをこぼしたら一発でおじゃん。ポテチの場合はダストブロワーでシューシューする必要がある。そして猫の場合は、猫専用棚「Kitt-In Box」?
 どうなんでしょこの棚。本当にこれで猫はキーボードでなく、棚にゴロンとしてくれるのかな。彼女の飼っているトラオさんは無理だろうな。なぜならば、



だから。(猫の器が大きいということです)トラちゃんには出演料として、後ほど鮭棒を謹呈します。

スティーブ・ジョブズ 神の交渉力

 Steve Jobs。なんという凄まじい個性なのだろう。程よい距離では温かく、近づき過ぎると焼き殺されかれない太陽のような熱。良いとか悪いとか、そんなありきたりの物差しは当てはまらない。ジョブズのまねなどできないし、しても意味ないが、彼ぐらいの気概は持ちたいものだ。目次は次の通り。
  1. 「言い方」は「言い分」より交渉を支配する
  2. 弱い見方は潜在的な敵方である
  3. 妥当な案より「不当な案」で交渉を動かせ
  4. 最善の説得術は棍棒でたたくことだ
  5. 楽観は考えなしだが、悲観は能なしだ
  6. 失敗と思わなければ決定的失敗ではない
  7. 「待ち」は勝ちの重要な一部をなす
 本書では、スティーブ・ジョブズの様々なエピソードが熱く紹介されている。最近流行っているビジネス本ではない。ただし、書きかたに癖があり、ジョブズvs.凡人のような二項対立の形式をとっているため、好き嫌いが分かれるだろう(Amazonでは酷評されている)。僕は楽しく読めた。

日曜日, 7月 06, 2008

脳と身体の動的デザイン

 先週、先々週と駒場で多賀さん集中講義を受けてきた[link]。テーマは「人間の発達脳科学」で、今週木曜が最後。多賀さんの講義は、学生の頃から機会があるごとに出ている。その都度、自らのゴールに向かって研究が着実に進んでいて、本当にすごいなあと思う。
 心理学で当たり前のように語られる静的な発達観(例えば、ピアジェ)はしっくりこず、多賀さんや谷さんがやっている力学系アプローチの動的発達観の方がしっくりとくる(このやり方にも問題はあるのだが)。僕はジュウシマツをモデル生物として、歌学習の発達ダイナミクスを研究しているので、この講義内容はとても参考になった。また、講義中にいろいろなアイディアが浮かんだ。「脳と身体の動的デザイン」という本に、多賀さんのこれまでの研究が分かりやすくまとめられている。Thelen & Smith 1993よりも内容がちゃんとしている。また、TODAI.TVで講義を見ることができ、資料もある。[link]

火曜日, 7月 01, 2008

活力を与える「物理」

 7月になり、日差しが夏らしくなってきました。太陽の光ように熱い情熱と月の光のような熱すぎない冷静さで、研究をがしがし進めたいと思います。
 さて、最近図書館で借りて読んでいる本を紹介します。鈴木増雄先生(現 東京理科大学)の”活力を与える「物理」”。物理学会に行くと、鋭い質問やコメントを飛ばしている鈴木先生をお見かけします。僕の先生である池上さんの先生です。目次は次の通り。
  1. 「もの」の総量は増えたり減ったりしない? - 質量とエネルギーの保存則について
  2. 自然をより深く理解することが物理の基本 - ルシャトリエ・ブラウンの原理から散逸最小の原理まで
  3. 無秩序から秩序への臨界点での特徴は何か - フラクタルと自己相似性
  4. 水が凍るという自然現象が教えてくれるもの - 物理学的、数学的な秩序と無秩序とは?
  5. 秩序が生まれる、秩序が無くなる「限界」とは? - 相転移のメカニズムを探ってみよう
  6. 拡張・変換の視点で限界・困難を乗り越える - てこの支点から変換の視点へ
 目次からわかるように、このコンパクトな本の中に物理のエッセンスがぎゅっと詰まっている。物理学を知り尽くした人にしか書けない本だ。例えば、理科の授業で習う質量保存則とエネルギー保存則が、相対性理論のE=mc^2(E:エネルギー、m:質量、c:光速)で統一的に扱えること、さらに素粒子の世界でも保存則が成り立つためには、4次元(3次元空間+時間)では足りず、もっと高次元(正確には10次元)の時空が必要になること(それを扱うのが超弦理論)、がすっきりと説明されています。学部時代に、こういう鳥瞰図を手に入れたかった。物理学科を卒業した人にこそ読んでもらいたい一冊。

土曜日, 6月 28, 2008

泳げ、走れ、飛べ、たいやき君

 今週の水曜は早めに講義を終え、帰路に着いた。お茶するところを探していたら、前から気になっていたたい焼き屋さんの前に出た。このお店は早く閉まってしまうので、チャンスと思って1つたい焼きを買った。150円成り。
 「はふ、はふ、もぐ、もぐ。」 うまい!表面が固めで、こんがりと香ばしく、しっぽにまであんが詰まっている。素朴で、甘くって、温かくって、とっても幸せになれるたい焼き。僕はこの手の「はふはふ系」が大好き。たい焼き、たこ焼き、今川焼、お好み焼き、もんじゃ焼き。うーん、じゅる(よだれ)。
 たい焼きですっかり元気になって、心なしか仕事用のバックも軽い。よし、帰るか。そんな時一通のメールが、、、。
笹原先生、ノートパソコンを忘れませんでしたか?
大学の助手さんが親切にメールを送ってくれたのだ。あ"ー!講師控室にVaioを置きっぱなしだった。どうりでバックが軽いわけだ。反省、たい焼きよりも甘い自分の気持ちを引き締めます。(この後、Vaioを送って頂きました。どうもありがとうございました。)

月曜日, 6月 23, 2008

冷えたビールを1杯ちょんまげ!

 担当だったVerbal Behavior(スキナー著)の8章後半が終わった[レジュメ]。ふう。とても難解で、読んでも読んでもわからないことがある。しばらく読み進めるうちに、実は冗談なのだということに気づき、愕然とすることもある。
 特に例は的を射ていないくてひどいものもある。エコーイック行動(反響行動)がなかなか止まらない例として挙げられていたのが、冷えたビールを手にした(おそらくビールを宣伝している)人の「冷えたビールを1杯ちょんまげ!」というセリフ。ん!?良く分からない。Y崎さん曰く、スキナーのウィットにとんだジョークらしい。しかし、これでは吉本には入れまい。僕なら、「3の倍数と3のつく数字のときだけアホになる」、世界のナベアツのネタをイントラバーバル行動(内言語行動)の例として挙げるかな(これもダメか:-)。チョムスキーとの言語観をめぐっての対立は有名な話だが(ここが詳しい)、スキナーにはお茶目な一面もあるようだ。
 そういえば、こんな記事があって笑ってしまった[link]。小学生がお笑いのまねをするのはよくあることだが、低学年に教科書を読ませると、倍数の概念がわからないため、1から100まで全部アホになってしまうそうだ。スキナー的にはこれはエコーイック行動なのかな?

日曜日, 6月 22, 2008

ジャン=ポール・エヴァン

 チョコレートケーキがおいしいとの評判を聞いたので、彼女の誕生日祝いを兼ねて、伊勢丹の地下一階にあるジャン=ポール・エヴァンに行って来た。6/14に東京メトロ副都心線が開通したので、最寄り駅の地下鉄赤塚から新宿三丁目までは20分ぐらいで着いた。店はチョコを買う所と喫茶の2つに分かれていて、カップルや親子連れがひっきりなしに店に訪れていた。喫茶に入るのに30分ぐらい待った。
 メニューを見ると、10種類ぐらいのチョコレートケーキがあった(エクレアは残念ながら売り切れ)。ケーキの値段はクオリティからするとまずまずで、600円ぐらい。でも、飲み物は高め。ホットチョコレートが1,200円、紅茶が800円ぐらい。僕はバニラ風味のチョコケーキとホットチョコレートを頼んだ。もぐもぐ。さすが、パリのトップ・ショコラティストのチョコケーキだけあって、しっとり濃厚で自己主張のあるケーキだった。ただ、チョコケーキの後味をホットチョコレートとで消すことはできず、組み合わせを間違えた。たぶん、紅茶の方が相性が良かったに違いない。バレンタインデーやホワイトデーには、大混雑するんだろうな。チョコ好きの方は、自分にご褒美デーに一度いかがでしょう。

僕的採点
  • 珈琲: ない(ホットチョコレートは高いけどおいしい)
  • ケーキ: ☆☆☆(しっとり濃厚なチョコレートケーキ)
  • 雰囲気: ☆☆(伊勢丹のお客が目の前を行き来する)

金曜日, 6月 20, 2008

ガンダムで英語を身につける本

 理研の紀伊國屋で英語のコーナーをぶらぶらしていたら、この本が目にとまった。「ガンダムで英語を身につける本」だと。どれどれ。あら、面白いじゃない。場面ごとにガンダムのセリフが英語に翻訳され、文法の解説と日常会話に応用できるフレーズが紹介されている。とても読みやすいし、ちゃんとしている。注文した「実践ロイヤル文法」よりも英会話に使えそう。ネタばれにならないように2つほど有名なフレーズを紹介する。まず、「二度もぶった!おやじにもぶたれたことがないのに!」はこうなる。
That's twice! Even my dad never hit me!

なるほど。そしてこれ。「シャアが出てくるわ。必ず、来る。」
What about Char? He'll come for sure.

そうきたか。ガンダム世代にはとっつきやすいかもしれない。




水曜日, 6月 18, 2008

不機嫌な職場

 「あなたの職場がぎすぎすしている本当の理由」というドキリとする帯に惹かれてこの本を買った。会社だろうが大学だろうが、多様なバックグラウンドを持った人たちが、タコつぼ化せず、協力しながら生産的に活動するにはどうすればいいのか、これは尽きない悩み。
 期待をして本書を手にしただけに、ちょっと「んー」な内容だった。不機嫌な職場の現状を記述した後、それを、役割構造、評判情報、インセンティブという枠組みで読み解く。そして、社会的交換理論(人や組織関係を有形無形の資源のやり取りと見なして分析する文化人類学の考え方)で説明を試みるのだが、ピンとこない。こういうのを当たり前と言ってしまったら身も蓋もないのだろうけど、僕には正直しっくりとこなかった。ただ、実際にGoogleなどの企業がどのような努力をしているのかという具体例が紹介されているのは参考になった。研究者の場合、タコつぼ化の危険性は常に伴うので、念頭に置いておきたい。目次は次の通り。
  1. いま、職場で何が起きているのか
  2. 何が協力関係を阻害しているのか
  3. 協力の心理を理解する
  4. 協力し合う組織に学ぶ(この章は面白い)
    1. グーグル
    2. サイバーエージェント
    3. ヨリタ歯科クリニック

  5. 協力し合える組織をつくる方法
  6. 協力への第一歩の踏み出し方

金曜日, 6月 13, 2008

iPS

 新しいAppleの製品ではない(もちろんそれを意識したネーミングだけど)。induced pluripotent stem cell(iPS細胞、人工多能性細胞)の略で、山中伸弥教授[link]が世界で初めて人工的に作るのに成功した万能細胞のことである(iPS細胞だけでは個体はできないので、正確には多能性細胞)。ずっと気になっていたので、iPS細胞の本を一気に2冊読んだ。復習を兼ねて簡単にまとめてみたい。
 そもそも、トカゲの尾は切ってもまた生えてくるのに、人の体はなぜ再生しないのだろう(トカゲは尻は生えるが骨は生えないそうだ)。この再生能力の違いは幹細胞の違いにある。幹細胞とは簡単に言うと、様々な体の部位(目、脳、骨、内蔵など)の細胞に分化する能力を秘めた細胞のことである。幹細胞をコントロールすれば、原理的にはどんな臓器でも作り出すことができる。
 以前は、ES細胞(embryonic stem cell、胚性幹細胞)が盛んに研究されていた(黄禹錫(ファン・ウソク)教授の捏造事件は記憶に新しい)。しかし、ES細胞は(人になる可能性のある)受精卵を壊して作られるため、倫理的な問題があった。さらに、他人から作られたES細胞では移植した際に拒絶反応が生じる。
 一方、iPS細胞の場合は、材料は自分の細胞でよい。これに遺伝子を人工的に組み込み、細胞分化をリセットすることでiPS細胞が得られる。自分の細胞が材料ならば、拒絶反応もないし、倫理的なハードルも(ES細胞に比べれば)低い。山中教授が人で作り出したiPS細胞は、女性の頬の皮膚細胞が材料だそうだ。つまり、「頬の細胞に魔法をかけて心臓にしてしまう」というようなことが可能になったのだ。再生医療だけでなく、倫理や経済、そして「生命とは何か?」という本質的な問いを巻き込んで、iPSはますます注目されるだろう。僕が読んだ本は以下の2冊。生物の予備知識のない方は上、ある方は下を読まれることをお勧めする。

日経1年生

 僕が思い描く朝の理想風景。目覚ましが鳴る5分前にすっきりと目覚め、こんがりトーストにマーマレード。そして、とびきり香りのよい珈琲を飲みながら日経(日本経済新聞)を斜め読みし、次の一手を考える。なんてできたらいいのにね。実際はこう。夜更かしと低血圧のため、目覚ましと3度の格闘の末にしぶしぶ起床。シャワーを浴びたら、朝食抜きで職場に直行。ちゃりちゃり。そして、マウントレーニアを飲みながら、たまった書類仕事を昼飯までに片付ける(マウントレーニアは大好き)。理想は高く果てしなく遠い。
 実際、朝は日経を読んでいる時間はないので、僕は「聞く日経」というポッドキャストをiPodにつめて、情報を仕入れるようにしてる。日本経済新聞のポイントを30分程度で解説してくれるので、通勤の間に聞くことができて便利。あとは、朝日、日経、読売の比べ読みができる「あらたにす」をざっと見ればバランスよく情報を吸収できる。
 それから、もう1つ好きなポッドキャストが「日経1年生」。長谷部瞳が疑問に思った日経の記事に、解説者が分かりやすく答えるという形式の番組。長谷部瞳の屈託のない人柄がとても好感が持てる。こちらの内容は単行本にもなっている。Amazonで日経1年生で検索すると、長谷部優の写真集がひかっかかるのは何故だろう?思わずクリックしてしまったが :-)

火曜日, 6月 10, 2008

More than words

 押入れからストラトをひっぱり出してきて、久しぶりにこの曲を弾いた。ギターの弦も僕の腕もすっかり錆びていた。ヌーノの美しいアコギの音色とゲイリーの力強い声。今の半分の年だったギター小僧を魅了し、以来ずっと僕のナンバーワン・ラブソングだ。YouTubeにあがっていたのでここで紹介したい。Extremeの"More than words".



 学生の頃、クラブチッタで一度だけ生ヌーノを見たことがある。ファンキーかつ正確なギタープレイが恰好良かった。Extremeが再結成されるとのうわさがあるので、期待したい。ちなみに、More than wordsはセカンドアルバムのPORNOGRAFFITTIからシングルカットされ、ビルボードで1位になっている。