松浦先生の発表前の一言にしびれた。「僕は異分野からの講演依頼は断ったことがありません。」同業者ばかりの研究会だとなあなあになったり、遠慮して質問があまり出なかったりと、学ぶことが少ない。一方、異分野の人が大勢いるような研究会では、素朴な質問もどんどん出るし、違う視点からコメントがもらえたりするので、新しい気づきがある。そういう理由らしい。
松浦先生は社会性昆虫を研究している。シロアリ集団の驚くべき生存戦略の解明は、生物学の教科書を書き換えるような発見だった。ホンモノの研究は、異分野の人が聞いてもすごいことが伝わる。
このレベルの研究がしたいものだ。
このレベルの研究がしたいものだ。