土曜日, 4月 22, 2023

書き心地の良いボールペン

 PilotのTimelineというボールペンを愛用している。少しお高いが、上品さ、重厚さ、書きやすさ、そしてずっと触っていたくなる感じが気に入っている。

 これまでバーニングレッド(BTL-5SR-BR)を使っていたのだが、また壊れてしまった。今回で三度目。いつも上部の金具が取れてしまう。また、同じものを買おうと思ったのが、また同じ箇所が壊れる気がしたので、少し上位の機種にした。

 明日到着する。楽しみ。

日曜日, 4月 16, 2023

老眼鏡

 最近、電車の中でスマホが見づらいなと感じるようになった。近くだとぼやけるので、スマホを離さないといけない。遠くを見たり、車を運転するのには問題ない。念のために職場近くの眼科で診てもらったが、先生はあっさり「老眼ですね」と。
 ということで、診断書を書いてもらい、地元のJINSへ。軽量のフレームを選び、レンズは普通のものだったので、30分ぐらいで完成し、1万円ほどのお値段。メガネも安くなったもんだ。中学の時に作った時は、2, 3万はした記憶がある。
 メガネをかけると確かに、書類やスマホ・タブレットは見やすい。しかし、メガネをかけてモニターを見たり、遠くを見るとくらくらする。ひょっとしたら、老眼鏡はまだ不要だったかもしれない。歳をとったな。

木曜日, 4月 06, 2023

新学期

  2023年度が始まった。今年度は課程の「副主任」を担当する。副主任の最大任務は入試業務。とにかく、ミスなく効率的にこなさないといけない。「海外では大学の先生がこんな業務をやらないのに...」とボヤきたくもなるが。

 この1Qから、2名の博士学生(1名は内部進学)と仮配属のM1が5名、研究室に加わる。研究室が賑やかになることは大変嬉しいことだ。一方、計16名の学生を一人で指導することなるので、それだけ責任も重大になる。

 自分が院生の頃「俺の背中を見て育て」的な指導を受けてきたが、今はそういう時代ではないし、そのやり方は効率的でもない(自分にはそのやり方が合っていたが)。マネジメントは必要。

 大量の雑用をこなしつつ、授業して、学生の研究指導をして、研究費の申請書を書いて、自分の研究も共同研究もする。フットワーク軽く、これをらを器用にこなせないと、大学では生き残れない。

土曜日, 3月 25, 2023

大統領経済報告2023

  以下のようなメールが届き、2023 Economic Report of the President(大統領経済報告)に我々の論文が引用されたことを知った。ちゃんと著者に知らせてくれるんですね。

 これは、昨年9月に名大で博士号を取得した私の学生と書いた論文で、コロナ禍でボットがデマの拡散をしていたことを示したもの。この研究には、手間もお金も時間もかかった労作。しかし、ちゃんと論文化してよかった。

W. Xu and K. Sasahara, Characterizing the roles of bots on Twitter during the COVID-19 infodemic, Journal of Computational Social Science 5, pp. 591-609, 2022

 こういう科学論文もちゃんと調べて、行政に利用するアメリカはさすが。日本の行政もこの姿勢を見習う必要があるのでは。












土曜日, 3月 18, 2023

春うらら

  梅の花が散り、桜の花が咲きそうな雰囲気。そして、オンラインではChatGPT祭り。講演、原稿、会議・・・。次から次へとくる仕事をひたすらこなし、気が付くと3月も終盤に差しかかっている。それでも、山場となる仕事はなんとか終えた。

 来年度(と再来年)は副主任なる仕事をやらなくてはいけないので、果たして研究の時間をとることがができるのか。いや、やらなくてはいけない。幸いなことに科研費基盤Aが獲れたので、特任助教/ポスドク/技術支援員は1名雇用できそう。企業との新しい共同研究もできそう。

 自分がやりたいこと、仕事としてやらなくてはいけないこと、すべて書きだして整理してみよう。少し立ち止まって見直してみたら、新しいこと、楽しいことが見えてくるかもしれない。大変だが、大学教員はやりがいのある仕事であり、自分の人生そのものだと。

 

 

 

 

土曜日, 2月 25, 2023

るぽ・コーヒーハウス

 名古屋以外で、久々に喫茶店らしい喫茶店を見つけた(名古屋は喫茶店がたくさんあって楽しかった)。場所的には埼玉ではなくて清瀬市になる。「るぽ・コーヒーハウス」というお店で、ドラマの収録にも使われたことがある喫茶店だ。外観も内装も写真のように、昭和を感じるレトロな感じ。

 子どもたちはクリームソーダ、私は珈琲とコーヒーゼリーを(ケーキが売り切れだったので)、妻はミルクティーとパフェを頼んだ。総額4000円越え!みんなでシェアしないと、財布が大変なことになる!

 ごはんもおいしそうだが、気軽に行くには金額が...。あと、オーダーしてから、食べ物と飲み物が届くのに時間がかかるのが難点。でも、雰囲気は抜群にいい。ごはんはまた今度。








月曜日, 2月 06, 2023

メリハリ

  2022年度の担当授業が(ほぼ)終わり、やっと一息。今年も4つの授業は土曜1, 2限で、すべてZoomによるオンラインだった。4つとは、情報・サービスと経済・社会システムI、デジタルマーケティング、数理情報分析基礎IとII。

 朝早いので大変といえば大変だが、1時間ぐらい前に起きて、朝食を食べて、書斎でコーヒーを飲みながら、スライドの最終確認。100分講義したら、日常に戻れる。それはそれでよかった。

 しかし、2023年度から土曜日の授業はハイブリットになることが決まった。つまり、学生は教室で授業を受けても、オンラインでもOKだけど、先生は教室にいて、そこからZoomにつながないといけない。

 うーん。これが仕事なので仕方がないが、土曜午前中をつぶされると、運動会や遊戯会などの子供たちのイベントに出られない。休校にして対応する手もあるだろうが、急に病気なったり、学会でどうしても休校にしなければならないこともあるので、そう簡単にはいかない。

 土曜が仕事の替わりに火曜を休みにしているのだが、実際に休めたためしはない。結局大学に言って仕事をしていたり、何だかんだで会議が入る。

 来年度からは、完全に火曜は研究のためにブロックしよう。副主任を向こう2年間やることになり(正式な役職ではないので、手当はつかない)、ただでさえ忙しくなる。何としても研究のための時間、授業準備の時間、学生指導の時間、家族との時間、そして自分の時間を死守しなけらばならい。メリハリだな。

 

木曜日, 2月 02, 2023

駆け抜けた1月、どうする2月

 気がつくと怒涛の1月が過ぎていた。ただただ忙しかったが、なんとか乗り切った。2022年の積み残しの依頼原稿は全てクリアした。

 去年の年末から、ちらほらと講演依頼をいただいていた。執筆の目処も立ったし、来年はもう少し時間があるだろうと、大体のものを引き受けた。その結果、ほぼ同時に講演日の日程調整をやることになり、ただただ後悔。

 もちろん大変にありがたいことだが、引き受けすぎると、結局、十分に準備する時間を割くことができなくなり、結果的に相手にとっても失礼になるし、自分も不完全燃焼の講演になってしまう。そんな思いをするぐらいなら、いっそ断ってしまった方がまだ良い。ということで、しばらく講演依頼は遠慮することにする。相手のためにも、自分のためにも。

 散々苦労した去年と駆け抜けた1月の成果が、2/17に出版される。多くの方に読んでほしい。

土曜日, 1月 21, 2023

テレ東大学と東京科学大学

  昨年末、テレ東大学というYouTubeの番組の出演した。撮影日は12/14。撮影場所はお台場で、院生のときに住んでいた国際交流館のすぐ前にある建物だった。

 昔は「船の科学館駅」という名前だったが、「東京国際クルーズターミナル駅」と名前が変わっていた。コロナでずっとターミナルが使われていなかったそうだが、ちょうどその日、船が来ているようだった。

 ひろゆきとか成田さんとかが出演したものは数10万再生、100万再生なので、それと並ぶと、数万再生の私の動画は「(再生数が)伸びなかったね」とバッサリされるだろう。私はユーチューバーではないので、一向にかまわないが。

 幸いなことに、見てくれた人からは比較的好意的なコメントをもらった。大学時代のサークルの先輩から、「笹原君、見たよ」とメールをもらったりもした。 御笑覧ください。

 そうこうしているうちに、私の所属する大学は、東京工業大学から東京科学大学になるらしい。東京医科歯科大学と合体して、医学、工学、理学が融合するので、まとめて科学にしたのだろう。英語名は、Institute of Science Tokyo。なんかしっくりこない。

月曜日, 1月 09, 2023

Monbellと珈琲

  最初にディープフェイクの新書の執筆依頼をいただいたのは、2021年1月。CRESTが12月に採択され、ちょうど関心が出てきていたので、執筆を引き受けた。しかし、ポルノやプロパガンダ以外のディープフェイクの話題が見つからず、本としてまとめるには、どうしたものかと、頭をなやませていた。 

 インプットはするものの、なかなかストーリーも構成も決まらず、本をすらすら書ける状態には程遠い状態が続いた。そんな流れが変わったのが、2022年8月以降の画像生成AIの一大ブームだ。これで一気に流れをつかんだ。

 とはいえ、大学で授業をもちつつ、雑用もこなしつつ、プロジェクトの研究も進めつつ、別の講演・執筆の依頼もこなしつつなので、精神的にはかなりきつかった。「執筆しなければ」というプレッシャーを抱えて、旅行や帰省もしなければならなかった。

 編集担当者にはご迷惑をおかけしたが、12/31(正確には1/1早朝)についに脱稿した。いったん書けるフロー状態になると、自分の体が別の生き物のように動き出し、一気に進む。執筆は42.195キロのフルマラソンみたいなものかもしれない。いくつか寄稿依頼が残っているものの、先の苦労を思えば、何ということはない。(ただし、しばらくは、執筆依頼は遠慮する)

 この連休、自分へのご褒美も兼ねて、Mon-bellのダウンと珈琲豆を買った。なかなかいいお値段するが、そのぐらいの贅沢は許されるだろう。この連休が実質的な冬休みになった。


火曜日, 1月 03, 2023

小吉モードで

  1/1早朝まで執筆をして脱稿してからは、正月休みモードでだらだらしている。いや、それが普通のことなんだけど。

 休みになると、子どもたちと過ごす時間も増えるので、「こんなこと言えるようになったんだ」とか「こんなことできるようになったんだ」と感心する瞬間が多々ある。

 子どもたちと遊んだり、ただぼーとするのも悪くない。ぽたぽたとコップに水が溜まっていくかのごとく、やる気が少しづつ溜まっていく。あれしたい、これしたい、と。

 今年のおみくじは小吉だった。これまでは「大吉でなければ」などとどいう変なプレッシャーでがんばっていたのかもしれない。しかし、小吉結構、ばんばんざい。肩の力を抜いて、前に進む。いちいち人の評価など気にしない。小吉モードで。

 

日曜日, 1月 01, 2023

あけおめ 2023

  明けましておめでとうございます。コロナになってからの3回目の新年です。今年こそ、自分の手を動かして研究をしたい。そんな思いを強くした新年です。

 盆も正月もなく、ずっと執筆に追われていましたが、たった今、脱稿しました。まだ編集やチェックの作業は続きますが、白紙と睨めっこして、一文字も出てこない恐怖とはおさらばです。

 こんな時間まで作業していたので、本当に良い内容の新書になったのかは、改めて読んでみないとわかりませんが、ひねり出した言葉で、わかりやすいストーリーを紡いだと思います。時間がたつと、あれが足りない、これが足りないという焦りがこみ上げてきそうな気もしますが。とにかく、やれることはやった。

 元旦の今日ぐらいはゆっくりしたいが、締切を超過している原稿が...。しばらく執筆の仕事は遠慮したい。

日曜日, 12月 25, 2022

メリクリ22

 2022年のクリスマスも過ぎようとしている。子供たちがサンタクロースがくるかどうか、そわそわ。翌朝、プレゼントを見つけて、大喜び。毎年のお決まりのイベントだが、子どもたちがいればこそである。

 横綱級の仕事が次々ときて、夢中で片付けているうちに(まだ処理しきれていないが)、後っという間に12月25日。おもちゃをもらって嬉しそうにしている顔がみられるのは、何よりも自分にとってのご褒美になる。

 冬イベントが終わった。さて、年を越す前に、何としても執筆を終わらせる。正月も働くなんてまっぴらだ。

土曜日, 12月 17, 2022

2022年も残り...

 気がつくと2022年も半月を切った。自分が引き受けたとはいえ、相も変わらず執筆に追われている。最近は断るべき仕事は断っているのだが、重要な仕事は絶えずやってきて、気が付くと執筆作業から遠ざかる原因に。心を鬼にして断らないといけない。

 12月分の授業は今日で山場を越えたので、何とか執筆に集中して、残り2つを満足いくクオリティで完成させたい。そして、心置きなく2022年を終えたい。2023年が良き年になるように。

 現在執筆している新書(テーマは「ディープフェイク」)の作ったAI生成画像の試作の1つ載せる。DALL·E 2を使って「ピカソ風最後の晩餐」というプロンプトで作成した。AIはこれを数十秒で作る。この現実をどう受け止めるか。



水曜日, 11月 30, 2022

持続可能な査読?

  PLOS ONEのとHumanities and Social Sciences Communications の編集員(エディタ)をやっている。どちらもジャーナルも論文を掲載したことがあるので、学術への貢献と思って、論文のハンドリングをしている。提出された論文を読んで査読してくれる人を探すのは、とても手間で時間のかかる仕事だ。

 特に最近、PLOS ONEがはひどい。毎日のようにエディタ業務のリクエストが来る。最初のうちは、全部ではないにしろ、がんばって引き受けていたが、最近ではほとんど断っている。というか、忙しすぎて、断ざるをえない(それでも常時、1~2本はハンドリングしている状態)。エディタ業務が、かなり自分の時間を奪っている。

 どちらのジャーナルもオープンアクセス系なので、著者が出版費用を払い、出版社はそれで儲けている。しかし、エディタ業務は責任重大で、時間も手間もかかるのに、やったところで1円も支払われないし、業績にも評価にもつながらない。

 自分が論文を出すときは、誰かにお世話になっているのだから、お互い様だとボランティアでやっている。みんなそうだろう。しかし、これは悪く言えば「やる気の搾取」ではないか。

 論文を書く人は山ほどいる。しかし、論文を読んでくれる人はほとんどいない。エディタも査読もただ働き。出版社は著者からの出版費用で利益を得ている。何かおかしいし、腑に落ちない。

 決して、エディタや査読の仕事にお金を払え、と言っているわけではない。しかし、今の査読のシステムは明らかに持続可能でない。やる気の搾取の上に成り立っていると言わざるを得ない。

 人工知能学会誌などの国内の雑誌では、査読を期限までに終わらせると図書カードがもらえる、などの特典があったりする。あるいは、自分のその雑誌で出版する際に割引を受けられる、というケースもある。それはなかなかよいアイデアだと思う。

土曜日, 11月 19, 2022

ビリヤニ

  ビリヤニとは、簡単に言えば、米と肉、そしてスパイスを入れたインド風炊き込みご飯、ということになるだろうか。ポスドクのDilが、ビリヤニを作ってランチにふるまってくれた。

 ジンジャー、コショウ、ニンニク、ナツメグ、クミン、サフランなど、色々な香辛料がきいたごはんに、ラム肉、ナッツが入っていて、上からヨーグルトにオニオンを刻んだソースをかけていただいた。ごはんはピリ辛だが、ソースがいい具合にそれを中和して、なんとも癖になるおいしさ。パラパラしたタイ米がよく合う

 現在ビリヤニが流行っているそうだが、よくわかる。これは癖になるうまさだ。しばらくはまりそう。










土曜日, 11月 05, 2022

どんぐります

  授業の講義回が終わったので、これで少し執筆に専念する時間が増える...といいなぁ。

 オンラインで授業をしているので、その間は自宅の書斎のドアを閉めている。ただ、中から鍵をかけることはできない。授業が終わった気配を察知してか、娘がドアをノックしてきた。これまでそんなことをしたことはない。どこで覚えたのか。

 退屈そうにしているので、近所の緑道にどんぐりを拾いに行った。「虫さんが食べてないきれいなどんぐりを拾うんだよ。」「うん。」袋にどんぐりをつめて、近くの小学校を経由して、コンビニに昼ごはんを買いに行った。

 子どもはすぐに大きくなる。いつまで一緒にどんぐりをひろえるのか。貴重な土曜の昼の時間。



水曜日, 11月 02, 2022

一仕事去って、また一仕事

  論文の直し、本の執筆、本の翻訳の作業をほぼ毎日同時並行で進めている。加えて、授業の準備である...。名大で講師をしていた頃は、もう少し時間があったなぁ、などと遠い目になる。

 論文は何としてもアクセプトをもぎ取りたいし、本の執筆も翻訳もやりたいから引き受けたのだが、全部重なるとは思わず、誤算だった。しかし、これらを成仏させないと、次に控えている仕事ができない。また別の執筆が2つある。本の一章と学会誌の記事なので、今やっていることに比べれば、そこまで大変ではないが。

 さらにその後に控えている仕事2つうちの1つが重い。財務省のセミナーは、これまでの講演内容をブラッシュアップすれば良いので、そこまでではないが、先日、内閣官房からある依頼が舞い込んだ。これは結構なリソースを裂かなければいけない。

 年々、依頼内容が高度化して、それらをこなすだけで自分の時間が過ぎていく。しばらくは執筆の仕事は流石にお断りする。最後の依頼を片付けたら、自分の手を動かして研究できる日は来るのだろうか。

日曜日, 10月 16, 2022

ハンバーグと言ったら

  印税という名のボーナスが入ったので、家族でハンバーグを食べに行った。我が家では美味しいハンバーグと言ったら「フライングガーデン」である。ビックリ○ンキーも悪くはないが、やはり「肉肉しい」ハンバーグが食べたければここ。とにかく肉がジューシーでうまい。

 体に悪いことは分かるが、たまにはガッツリとお肉やコッテリとしたものが食べたい。爆弾バーグのキングサイズにガーリックライス。こうゆう食欲が年とともに衰えてきているので、まだ「食べたい!」とか「食べられる!」というのは若さの証拠、生きている証拠なので、ヨシ。

 妻はクイーンサイズ、子供たちはお子様メニューを堪能し、店内の肉の煙を吸って、全身でハンバーグを満喫した。その後で、温泉に行って、さっぱりするのがルーチン。「美味しいね」「暖かいね」を家族で共有する。そんな休日がたまにあってもバチは当たるまい。

月曜日, 10月 10, 2022

リモートワークの良し悪し

  コロナになり、リモートワークが普及した。それはもちろん良いことだと思う。オンラインですむ会議のために、わざわざ満員電車に揺られるのは馬鹿げているし、土砂降りの中、バスと電車を乗り継いで通勤するのもおかしな話。リモートにしてしまえば、もっと有効に時間が使える。

 しかし、ずっとリモートでいいかと言われれば、それもまた違う。物理的に近くにいれば、ちょっとした雑談や相談はすぐできる。それがすぐに何かの役に立たなくても、コミュニケーションすることが大事。そして、クリエティブになる上で程よいノイズが大事。

 コロナ禍初期に研究活動をオンラインに切り替えたときには(名大時代)、大きな懸念があった。過去のブログに、諦めと期待とが入り混じった気持ちを書いている。しかし、この時の学生たちの多くは、対面で築いた関係性があった上でオンラインに突入したので、まだ何とかなった。ただ、自分でペースを決めてやれる人と、そうでない人の差は歴然としていた。

 現在は勉強会を対面でやることで、少なくとも週一回はフルタイム学生が大学に来ることを促している。その効果が出るとすればまだ先のことだが、どうなることやら。個々が学び「I」の実力を高めるのが重要なのは言うまでもないが、ここは研究室なので「We」の意識で、みんなで協力し、高め合うのが大事。

 スマートニュースでもシリコンバレーでも、正直なところ「みんな(職場に)戻って来いよ」と上司は思っているそうだ。すでにやることが決まったプロジェクトならば、オンラインでも仕事は進むだろうが、これから新しいことを始めようとする場合は、そうはいかないケースが多々ある。

 自分の働き方にしても、学生の研究指導にしても、何とか対面とリモートの良いとこどりをしたいところだが、未だに決定打がないのが現状だ。