拙著『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』は、おかげさまで、多くの方から「わかりやすい」という言葉をいただいている。著者としてこれほどうれしいことはない。アマゾンの評価も含め、評価はおおむね星4つである(星を1つ減らす理由は人それぞれ。テーマがテーマだけに上出来だと思う)。
もっと紙面を割いて専門的な知識を盛り込んだ方がよかったかしらとか、内容を網羅的にした方がよかったかしら、と思ったこともあったが、最初から「フェイクニュースの科学に関する入門書です」と割り切って書いたのが結果的にはよかった。この本を読んでほしい読者層は、科学者やジャーナリストなどではなく、一般の人たちなので。
何人かの方が拙著を読んでブログなどでコメントを書いてくれている。
火曜日, 3月 19, 2019
土曜日, 3月 16, 2019
夜の静けさに思う
ぎゃんぎゃん泣く下の子を何とか寝かしつけ、束の間訪れるのがこの静けさ。空気清浄機の「クォー」という音、子どもの寝息、忘れた頃に動き出す冷蔵庫の音。自分を見つめなおす時間でもある。
世の中の流れが早すぎるのか、自分が遅すぎるのか、得も言われぬ焦燥感が日々ついて回る。余力でやらなければならないことが多すぎて、一番やりたいことを圧迫して、本末転倒なことになっているのがいけないのだ。
こんまりさんの断捨離が全米で受けているそうで、要するには「ときめくかどうか」で、えいやっと物を捨てていく。英語だと「spark joy」。
仕事も「spark joy」かどうかを自身に問うて、Noだったら捨てることにしようか。雑用はすべてNot spark joyなのだが...。
世の中の流れが早すぎるのか、自分が遅すぎるのか、得も言われぬ焦燥感が日々ついて回る。余力でやらなければならないことが多すぎて、一番やりたいことを圧迫して、本末転倒なことになっているのがいけないのだ。
こんまりさんの断捨離が全米で受けているそうで、要するには「ときめくかどうか」で、えいやっと物を捨てていく。英語だと「spark joy」。
仕事も「spark joy」かどうかを自身に問うて、Noだったら捨てることにしようか。雑用はすべてNot spark joyなのだが...。
土曜日, 3月 09, 2019
武器化するフェイクニュース
NHKクローズアップ現代プラスの3月4日の放送は、フェイクニュースがきっかけとなり、自ら命をたった台湾の外交官についての話だった。私もインタビュー出演した。
2月半ばにNHKの方から連絡があって、はじめてこの事件を知った。インドでは、ネット上のデマが原因で殺人事件が起こったことはニュースで知っていたが、日本でこんな痛ましい事件が起こっていたなんて、それまで知らなかった。
当初の予定では、「中国がバスを手配して、台風の被害を受けた関西空港から同胞を移動させている」というデマが、SNS上をどのように拡散し、変遷したのかに関してコメントするはずだった。しかし、そこを深掘りするよりは、「この事件を教訓としてほしい」という、外交官の奥さんの意向にそう形の内容に変更になった。
この1つのデマは、中国側では中国政府を称賛する声とともに拡散した。一方、それは台湾の人たちの怒りを煽り、台湾政府の対応のまずさを非難する圧力となった。SNS上のデマを台湾のマスコミがファクトチェックせずに放送したことが、さらに自体を悪化させ、この外交官を追い詰めた。ネット上の嘘が現実世界の悲劇を産んだのだ。
一見、中国と台湾という緊張関係にある国同士の特殊な問題のようにも見えるが、このデマが拡散する構造は他のフェイクニュースの拡散とも類似している。同様の事件は、どこの国でも、どんな人にでも起こりうる。そのことを改めて思い知った。
追伸:NHKの論調とは異なる意見もあります。異なる意見に触れることもまた重要です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190311-00000006-jct-soci
2月半ばにNHKの方から連絡があって、はじめてこの事件を知った。インドでは、ネット上のデマが原因で殺人事件が起こったことはニュースで知っていたが、日本でこんな痛ましい事件が起こっていたなんて、それまで知らなかった。
当初の予定では、「中国がバスを手配して、台風の被害を受けた関西空港から同胞を移動させている」というデマが、SNS上をどのように拡散し、変遷したのかに関してコメントするはずだった。しかし、そこを深掘りするよりは、「この事件を教訓としてほしい」という、外交官の奥さんの意向にそう形の内容に変更になった。
この1つのデマは、中国側では中国政府を称賛する声とともに拡散した。一方、それは台湾の人たちの怒りを煽り、台湾政府の対応のまずさを非難する圧力となった。SNS上のデマを台湾のマスコミがファクトチェックせずに放送したことが、さらに自体を悪化させ、この外交官を追い詰めた。ネット上の嘘が現実世界の悲劇を産んだのだ。
一見、中国と台湾という緊張関係にある国同士の特殊な問題のようにも見えるが、このデマが拡散する構造は他のフェイクニュースの拡散とも類似している。同様の事件は、どこの国でも、どんな人にでも起こりうる。そのことを改めて思い知った。
追伸:NHKの論調とは異なる意見もあります。異なる意見に触れることもまた重要です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190311-00000006-jct-soci
日曜日, 2月 24, 2019
去者不追
孟子が弟子をとるときの流儀が語源だという。
今年の2月試験で笹原研志望の学生が2名合格した。しかし1名は、辞退のメールを今日送ってきた。なので、8月試験の合格者1名を含めて、新たに2名が研究室に来ることになる。
この辞退した学生の行動に「うーん」と思ったので書くことにする。
試験前に研究室訪問の希望がきたので、まず快諾した。僕が30分程度研究テーマについて話をした後、院生室に連れて行って学生たちと話をさせた。
その後、院試直前にも2度目の研究室訪問を希望がきた。早急だし、私も学生たちも多忙な時期だったが、少しの時間ならばと受け入れた。その時は、「ここが第一希望です」とか「この研究に興味があります」という言葉を信じたし、何てやる気のある学生なんだろうという印象をもった。
そして無事試験に合格し、「合格おめでとう。4月から一緒に研究できることを楽しみにしています。」というようなメールを2人に送った。1名の学生からはすぐ返信があった。そして、この学生からは長らく返信がないまま時間が過ぎ、辞退のメールが今日届いた。
もちろん、うちの研究室に来ないと判断した学生をとやかくいうつもりはない。彼には彼の考えがある。ただそれだけのことだ。しかし、僕に見せたやる気が院試に受かるための演技だったとしたならば、背筋がぞっとする。おそらく他大学院に行くのだろうが、一時が万事、十分注意されたし。
正直気分が悪いが、変な学生を受け入れずによかった、と前向きに考えることにする。やはり、熱意をもって研究に取り組む学生がほしい。
今年の2月試験で笹原研志望の学生が2名合格した。しかし1名は、辞退のメールを今日送ってきた。なので、8月試験の合格者1名を含めて、新たに2名が研究室に来ることになる。
この辞退した学生の行動に「うーん」と思ったので書くことにする。
試験前に研究室訪問の希望がきたので、まず快諾した。僕が30分程度研究テーマについて話をした後、院生室に連れて行って学生たちと話をさせた。
その後、院試直前にも2度目の研究室訪問を希望がきた。早急だし、私も学生たちも多忙な時期だったが、少しの時間ならばと受け入れた。その時は、「ここが第一希望です」とか「この研究に興味があります」という言葉を信じたし、何てやる気のある学生なんだろうという印象をもった。
そして無事試験に合格し、「合格おめでとう。4月から一緒に研究できることを楽しみにしています。」というようなメールを2人に送った。1名の学生からはすぐ返信があった。そして、この学生からは長らく返信がないまま時間が過ぎ、辞退のメールが今日届いた。
もちろん、うちの研究室に来ないと判断した学生をとやかくいうつもりはない。彼には彼の考えがある。ただそれだけのことだ。しかし、僕に見せたやる気が院試に受かるための演技だったとしたならば、背筋がぞっとする。おそらく他大学院に行くのだろうが、一時が万事、十分注意されたし。
正直気分が悪いが、変な学生を受け入れずによかった、と前向きに考えることにする。やはり、熱意をもって研究に取り組む学生がほしい。
月曜日, 2月 11, 2019
どどど
締め切りの嵐は何とか過ぎ去った。自分が関係している論文が2つ、IC2S2のアブストラクト(学生と共著)が1つ、人工知能学会の原稿(学生と共著)が2つ。まだ、計算社会科学ワークショップの原稿(学生と共著)が3つが残っているが、これは何とかなるだろう。それから、新学術の成果報告書とポスター。毎日が作文の日々。
そして、明日からは修論発表会と院試、そして来週は新学術の領域会議(in 沖縄)。この後は毎週末のように、イベントがある。ついでに、花粉の季節がやってくる。
満身創痍だが、乗り切らねば春が来ない。来年度の講義の準備もあった。
そして、明日からは修論発表会と院試、そして来週は新学術の領域会議(in 沖縄)。この後は毎週末のように、イベントがある。ついでに、花粉の季節がやってくる。
満身創痍だが、乗り切らねば春が来ない。来年度の講義の準備もあった。
土曜日, 1月 26, 2019
ポジティブ情報学シンポジウム
名大の価値創造研究センターのプロジェクトの1つとして「ポジティブ情報学」があり、昨日はそれ関係のシンポジウムを開催した。私もメンバーの一人だ。
外部から、ドミニク・チェンさん(早大)と内田由紀さん(京大)をお招きし、ポジティブコンピューティングとポジティブ心理学の観点からご講演いただいた。
ドミニクさんは、以前から知っていたのだがお会いする機会がなく、初めてしっかりと研究の話を聞くことができた。ウェルビーイングに関して学際的なアプローチで研究をされていて、「テクノロジーを介在させることで人が幸せになれること」、それを探求するのがとても興味深く思えた。この考え方は自分にも近い。
一方、内田さんの話は典型的な心理学で、農村や漁村、企業を対象として大規模な社会調査を行い、協調性と競争性が幸福度に与える影響について重層的に調べていた。この徹底ぶりはすごい。
これだけすごい研究を目の当たりにすると、さて自分はどうしたものかと思わざるを得ない。今日の話を聞いて気づいたことは、金子みすゞが言う所の「見えぬけれどもあるんだよ」的なものに形を与えたり気づきを促したりすることに、いい研究のヒントがあるということ。
外部から、ドミニク・チェンさん(早大)と内田由紀さん(京大)をお招きし、ポジティブコンピューティングとポジティブ心理学の観点からご講演いただいた。
ドミニクさんは、以前から知っていたのだがお会いする機会がなく、初めてしっかりと研究の話を聞くことができた。ウェルビーイングに関して学際的なアプローチで研究をされていて、「テクノロジーを介在させることで人が幸せになれること」、それを探求するのがとても興味深く思えた。この考え方は自分にも近い。
一方、内田さんの話は典型的な心理学で、農村や漁村、企業を対象として大規模な社会調査を行い、協調性と競争性が幸福度に与える影響について重層的に調べていた。この徹底ぶりはすごい。
これだけすごい研究を目の当たりにすると、さて自分はどうしたものかと思わざるを得ない。今日の話を聞いて気づいたことは、金子みすゞが言う所の「見えぬけれどもあるんだよ」的なものに形を与えたり気づきを促したりすることに、いい研究のヒントがあるということ。
土曜日, 1月 19, 2019
欽ちゃん曰く
林修さんの番組で、欽ちゃんが、いろんな人にインタビューした経験から言っていた言葉が心に響いた。確かこんな感じのことを言っていたと思う。
自由時間を捻出するためには、できるだけ雑多な仕事は断って「ミニマリスト」になりたくなる。しかし、欽ちゃんの言葉は、むしろ「不得手な仕事ほど自分の成長の糧になる」と読める。
ある程度の取捨選択は必要だが、自分のやりたいことだけではなく、自分のやりたくない(しかし、自分を成長させてくれる可能性のある)仕事は引き受けるのが良いように思う。
世の中で自分の好きなことをやって成功した人は2割ぐらい。成功した人の中には、自分の嫌いなことを極めた人が多い。研究者は前者の2割の方ではないか、と言われるかもしれない。表面だけ見ればそうかもしれない。しかし内実は、研究に割ける自由な時間は限られていて、 自分でも納得のいかないことに時間をとられることが多い。まだ僕などはましなほうだ。
自由時間を捻出するためには、できるだけ雑多な仕事は断って「ミニマリスト」になりたくなる。しかし、欽ちゃんの言葉は、むしろ「不得手な仕事ほど自分の成長の糧になる」と読める。
ある程度の取捨選択は必要だが、自分のやりたいことだけではなく、自分のやりたくない(しかし、自分を成長させてくれる可能性のある)仕事は引き受けるのが良いように思う。
木曜日, 1月 03, 2019
あけおめ2019
平成最後の年が始まりました。今年もよろしくお願いします。
我が家では先月末に第二子が生まれ、家族が増えました。今のところ、ミルクを飲むとおとなしく寝てくれるので、大人しい子のようです。
今年はさきがけ最後の年なので、研究を頑張ります。これまでの成果を論文にまとめ、次の執筆に備えて充電します。
我が家では先月末に第二子が生まれ、家族が増えました。今のところ、ミルクを飲むとおとなしく寝てくれるので、大人しい子のようです。
今年はさきがけ最後の年なので、研究を頑張ります。これまでの成果を論文にまとめ、次の執筆に備えて充電します。
日曜日, 12月 16, 2018
バイラルマーケティング
拙著『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』が発売されてから約1週間が経過した。Amazonのランキングを見ていると、おかげさまで、科学読み物、メディアと社会、ジャーナリズムのカテゴリでそこそこ売れているようである。
先日は、マル激トーク・オン・ディマンドというオンデマンド番組に呼んでいただき、神保哲生さん、宮台真司さんとお話をしてきた。テレビの独特の雰囲気やとっさの質問にうまく答えられるかしらという不安もあり、少しナーバスになった。ちぐはぐな回答をしてしまった場面も多々あったが、神保さんの上手な司会と宮台さんの博識に支えられて、何とか収録は終わった。
この番組が公開された直後から、急激に拙著のAmazonでの売り上げランキングが上がり、これがバイラル・マーケティングかということを身をもって経験した。もちろん、たくさんの人にこの本を読んでもらえるのはうれしい。
ただ、本と自分の名前が自分から切り離されて、独り歩きし始めたような気がして少し落ち着かない。私はあくまでも一研究者で、計算社会科学の道を開拓することが自分の本分なので。
先日は、マル激トーク・オン・ディマンドというオンデマンド番組に呼んでいただき、神保哲生さん、宮台真司さんとお話をしてきた。テレビの独特の雰囲気やとっさの質問にうまく答えられるかしらという不安もあり、少しナーバスになった。ちぐはぐな回答をしてしまった場面も多々あったが、神保さんの上手な司会と宮台さんの博識に支えられて、何とか収録は終わった。
この番組が公開された直後から、急激に拙著のAmazonでの売り上げランキングが上がり、これがバイラル・マーケティングかということを身をもって経験した。もちろん、たくさんの人にこの本を読んでもらえるのはうれしい。
ただ、本と自分の名前が自分から切り離されて、独り歩きし始めたような気がして少し落ち着かない。私はあくまでも一研究者で、計算社会科学の道を開拓することが自分の本分なので。
日曜日, 12月 02, 2018
さきがけコンバージェンスキャンプ
12/1に開催された「さきがけコンバージェンスキャンプ」に参加してきました。さきがけ研究者と様々なセクターで活躍されている企業の方など約40名が参加し、未来の社会に向けてさきがけ研究の発想を広げる議論を行いました。
まず、8名のさきがけ研究者がそれぞれの研究テーマについて紹介し、その後、テーマごとにグループに別れ、「それぞれの基礎研究をどう発展させ、どのような社会を実現したいのか」についてワークショップを行いました。ワークショップは2セット行い、最後に全体で成果共有をしました。
私のグループには、日立系やIHIのオープンイノベーションを担当されている方などが参加し、「ソーシャルメディアの可能性を引き出す技術と未来の社会像」について、オープンに意見交換をしました。自分では考えたこともないような角度やスケールからのコメントをたくさんいただき、とても有意義な会でした。
そして、さきがけ研究者の研究のユニークさとスケールを肌で再確認しました。自分も負けてはいられない。
月曜日, 11月 26, 2018
迫る締め切り
締め切りが近い仕事が多すぎて、もう笑うしかない。どれも一朝一夕では片付かないものばかり。完璧主義だとか、傑作狙いというわけでもないのだが、「適当にやる」ということができない性格なので、引き受けた仕事に対して必要以上に時間をかけてしまっている気がする。
何としても今週中に仕上げなければならない原稿、その一週間後ぐらいに締め切りがある別の原稿、一度延期してもらった論文の再投稿。原稿や論文に以外にもいろいろあるが、とりあえずこれらの書き物だけは来年に持ち越したくない。
何としても仕上げる。
何としても今週中に仕上げなければならない原稿、その一週間後ぐらいに締め切りがある別の原稿、一度延期してもらった論文の再投稿。原稿や論文に以外にもいろいろあるが、とりあえずこれらの書き物だけは来年に持ち越したくない。
何としても仕上げる。
土曜日, 11月 24, 2018
ドライブ
東京と比べ、名古屋に住んでいていいなと思うところは、車を1時間走らせると家族で出かけられる場所がたくさんあることだ。
先日は、知多の方にドライブに行き、回転ずしの「まるは」でおいしい寿司を食べ、日帰り温泉に入ってきた。その帰り道、パフェで有名な「フレーベルラデュ」で、イチゴパフェを食べた。1時間のドライブでちょっとした小旅行感が味わえる。
今日は、40分ぐらい車を走らせ刈谷の交通児童遊園にいってきた。ここにある乗り物はすべて50円で乗ることができる。本格的なゴーカートも50円。うちの子は車が大好きなので、ゴーカートに乗ったら大興奮。2時間ほど遊んだ後、まだ子供が生まれる前によくいったカフェ「スプーニーカフェ」でおいしいケーキをいただいた。
おいしいものを「おいしいね!」と家族で食べているときが一番の幸せだ。
先日は、知多の方にドライブに行き、回転ずしの「まるは」でおいしい寿司を食べ、日帰り温泉に入ってきた。その帰り道、パフェで有名な「フレーベルラデュ」で、イチゴパフェを食べた。1時間のドライブでちょっとした小旅行感が味わえる。
今日は、40分ぐらい車を走らせ刈谷の交通児童遊園にいってきた。ここにある乗り物はすべて50円で乗ることができる。本格的なゴーカートも50円。うちの子は車が大好きなので、ゴーカートに乗ったら大興奮。2時間ほど遊んだ後、まだ子供が生まれる前によくいったカフェ「スプーニーカフェ」でおいしいケーキをいただいた。
おいしいものを「おいしいね!」と家族で食べているときが一番の幸せだ。
水曜日, 10月 31, 2018
エディタとレフェリー
学生たちがどんどんと研究を進めているのを横目に、ほとんど研究ができていない自分にやきもきしている。もちろん、さぼっているわけではない。
週3回の研究室の活動と学生の指導、本の校正、依頼原稿、論文の再投稿(2本)、科研費の申請書、論文の査読。ほとんどが「書く」仕事だ。
特に、査読は負担になる。それでも、できるだけ査読は引き受けるようにしているし、必ず期日を守って仕事を終わらせている。
自分がエディタで査読をお願いする立場になると、査読をしてくれる人が少ないことや査読者のマナーの悪さに驚かされる。査読を依頼し、それを承諾したにもかかわらず、査読者がまったく仕事をしないという事態が3件連続で発生して、本当に困った。ボランティアとはいえ無責任だろう。30日以上待っても査読結果が返ってこないため、別の査読者をまた探すはめになる。
今抱えているこれらの仕事を片付けたら、書き物系の仕事はしばらく遠慮する。
週3回の研究室の活動と学生の指導、本の校正、依頼原稿、論文の再投稿(2本)、科研費の申請書、論文の査読。ほとんどが「書く」仕事だ。
特に、査読は負担になる。それでも、できるだけ査読は引き受けるようにしているし、必ず期日を守って仕事を終わらせている。
自分がエディタで査読をお願いする立場になると、査読をしてくれる人が少ないことや査読者のマナーの悪さに驚かされる。査読を依頼し、それを承諾したにもかかわらず、査読者がまったく仕事をしないという事態が3件連続で発生して、本当に困った。ボランティアとはいえ無責任だろう。30日以上待っても査読結果が返ってこないため、別の査読者をまた探すはめになる。
今抱えているこれらの仕事を片付けたら、書き物系の仕事はしばらく遠慮する。
日曜日, 10月 21, 2018
フェイクニュース
先日、NHKで放送されたドラマ「フェイクニュース」の前編を観た。「つぶやきは、感情を食べて怪物になる。」というキャッチコピーは言い得て妙だ。「ポスト真実」の時代、つまり、事実かどうかよりも個人的な感情が優先される時代を表現している。
ドラマの内容も、フェイクニュースが単なる誤情報ではなく、様々な動機がうずまく情報生態系の問題であることがうまく表現されていた。重たい話題であるにも関わらず軽快な感じ、微に入り細に入り過ぎずなかなかよかった。
フェイクニュースについて、この1年ぐらい毎日情報を追いかけ、この現象が一体何なのかを科学の視点から考え続けてきた。その本が12月に発売予定で、すでにAmazonで予約可能になっている。タイトルは「フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ」(化学同人)。これまでジャーナリストやメディアの人たちが書いたのとは一味も二味も違うものになっていると思う。
情報と虚偽情報が混在する複雑化社会を生き抜くヒントがたくさん詰まっているので、ぜひたくさんの人に読んでもらいたい(このNetGalleyでゲラを読むことができます)。
ドラマの内容も、フェイクニュースが単なる誤情報ではなく、様々な動機がうずまく情報生態系の問題であることがうまく表現されていた。重たい話題であるにも関わらず軽快な感じ、微に入り細に入り過ぎずなかなかよかった。
フェイクニュースについて、この1年ぐらい毎日情報を追いかけ、この現象が一体何なのかを科学の視点から考え続けてきた。その本が12月に発売予定で、すでにAmazonで予約可能になっている。タイトルは「フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ」(化学同人)。これまでジャーナリストやメディアの人たちが書いたのとは一味も二味も違うものになっていると思う。
情報と虚偽情報が混在する複雑化社会を生き抜くヒントがたくさん詰まっているので、ぜひたくさんの人に読んでもらいたい(このNetGalleyでゲラを読むことができます)。
火曜日, 10月 09, 2018
運動会
気持ちのよい秋晴れのもと、幼稚園の運動会が行われた。かなり規模が大きい幼稚園なので、運動会は近所の小学校の校庭を借りて行われた。早めに出かけたが、すでに席取りは始まっていて、特等席はビデオカメラをもったお父さん、お母さんたちでいっぱいだった。
うちの子はまだ満三歳児クラスなので、かけっことダンスの2種目だけだったが、とても楽しそうにしていた。入園した当時よりも成長したなと感じる瞬間だった。
そして、幼稚園の先生は天使のように優しい。子供たちをよく褒めてくれるので、みんな先生が大好きだ。遥か昔のことなのでほとんど覚えていないが、きっと自分も小さい頃は保育所の先生にこんな風にやさしくしてもらったのだろう。
子供たちの笑顔で溢れる休日ほどすばらしいものはない。
うちの子はまだ満三歳児クラスなので、かけっことダンスの2種目だけだったが、とても楽しそうにしていた。入園した当時よりも成長したなと感じる瞬間だった。
そして、幼稚園の先生は天使のように優しい。子供たちをよく褒めてくれるので、みんな先生が大好きだ。遥か昔のことなのでほとんど覚えていないが、きっと自分も小さい頃は保育所の先生にこんな風にやさしくしてもらったのだろう。
子供たちの笑顔で溢れる休日ほどすばらしいものはない。
金曜日, 10月 05, 2018
ゲラ
今日、出版社から、1年近くかかって書き上げた本のゲラが届いた。縦組みになり、図がしかる場所に配置され、本の体裁をした自分の文章を目にするのがとてもうれしかった。正式なタイトルも決まっているが、それは本が完成するまでとっておく。
本作りのプロの入念なチェックが赤字で書き込まれていた。ざっと見た感じでは、それほど校正に時間はかからなそうだ。
振り返ってみると、本当に大変な作業だった。執筆というのは、貯めた知識を言葉で吐き出す作業ではない。事実に寄り添いながら、最適な言葉の組み合わせを考え、意味を紡ぎ、1つのストーリーを構成する。1ヶ月たってもまったく言葉が出てこない凪があるかと思えば、寝ている最中も言葉が溢れてくる時期もある。無知な自分とのにらめっこが続く。気分はジェットコースターのように上がったり下がったりを繰り返す。
何はともあれ、この本が書店に一日も早く並ぶように、今はていねいに校正の作業を進めるだけだ。この大変な作業を支えてくれた周囲の方々に心から感謝したい。
本作りのプロの入念なチェックが赤字で書き込まれていた。ざっと見た感じでは、それほど校正に時間はかからなそうだ。
振り返ってみると、本当に大変な作業だった。執筆というのは、貯めた知識を言葉で吐き出す作業ではない。事実に寄り添いながら、最適な言葉の組み合わせを考え、意味を紡ぎ、1つのストーリーを構成する。1ヶ月たってもまったく言葉が出てこない凪があるかと思えば、寝ている最中も言葉が溢れてくる時期もある。無知な自分とのにらめっこが続く。気分はジェットコースターのように上がったり下がったりを繰り返す。
何はともあれ、この本が書店に一日も早く並ぶように、今はていねいに校正の作業を進めるだけだ。この大変な作業を支えてくれた周囲の方々に心から感謝したい。
金曜日, 9月 21, 2018
合宿2018
今年の夏休みは、初めて研究室の合宿を行った。池上研時代にやっていた夏合宿がいい思い出で、これがきっかけになっている(OBたちもやってきて、熱く議論したことを今でも思い出す)。
記念すべき第一回目の合宿は日間賀島で行った。名鉄とフェリーを乗り継いで2時間ぐらいの場所で、蛸と河豚が有名な小さな島だ。参加者は僕と学生名3名。
初日は学生たちの研究発表と議論をし、夕飯にはおいしい蛸をごちそうになった。確かに蛸は絶品だ。二日目は、みんなで話をしながら島を1周した。1周しても4kmちょっとなので、いい散歩になった。
普段は話せないようなことをみんなで語り合ったり、親睦を深める上で今回の合宿はとてもよったと思う。そして、日間賀島はいい島なので、いつか家族で遊びに来たい。
記念すべき第一回目の合宿は日間賀島で行った。名鉄とフェリーを乗り継いで2時間ぐらいの場所で、蛸と河豚が有名な小さな島だ。参加者は僕と学生名3名。
初日は学生たちの研究発表と議論をし、夕飯にはおいしい蛸をごちそうになった。確かに蛸は絶品だ。二日目は、みんなで話をしながら島を1周した。1周しても4kmちょっとなので、いい散歩になった。
普段は話せないようなことをみんなで語り合ったり、親睦を深める上で今回の合宿はとてもよったと思う。そして、日間賀島はいい島なので、いつか家族で遊びに来たい。
金曜日, 8月 31, 2018
サービス
査読やエディタの仕事を英語では「サービス」という。要するに、研究や授業以外の「余りの時間」を使って、ボランティアとして投稿論文を評価したり、査読をハンドリングしたりするわけだ。実際は自分の研究で忙しくて、「余りの時間」なんてないのだが。
この数ヶ月はお断りしていたが、夏休みになって少し時間ができたこともあり、今はできるだけ引き受けることにしている。8月だけで、査読2本、エディタ3本を引き受けた。
自分がエディタになってわかったことだが、適切な査読者を探すのは容易ではない。論文を出したい人はたくさんいるが、論文を査読したい人はあまりいない。査読依頼を送っても、知り合いでもない限り、だいたい無下に断られる。きちんと「お断り」の返事をくれる人はまだいいが、返信もなく「シカト」という人も少なくない(さすがに、それはひどいだろう)。
PLoS ONEのようなマンモスジャーナルも過渡期に来ていると感じる。
この数ヶ月はお断りしていたが、夏休みになって少し時間ができたこともあり、今はできるだけ引き受けることにしている。8月だけで、査読2本、エディタ3本を引き受けた。
自分がエディタになってわかったことだが、適切な査読者を探すのは容易ではない。論文を出したい人はたくさんいるが、論文を査読したい人はあまりいない。査読依頼を送っても、知り合いでもない限り、だいたい無下に断られる。きちんと「お断り」の返事をくれる人はまだいいが、返信もなく「シカト」という人も少なくない(さすがに、それはひどいだろう)。
PLoS ONEのようなマンモスジャーナルも過渡期に来ていると感じる。
金曜日, 8月 10, 2018
酷暑の朝
40度近い酷暑とエアコンなしでは眠れない日々が続く。昨日は早く床に着いたせいもあって、夜中の3時ぐらいに目が覚めてしまった。エアコンの風を浴び続けているせいか、体もだるい。
今週は、月は京都で研究会、火は滋賀で領域会議、水木と大学院の試験、金はオープンキャンパスと、毎日何かある。書かなきゃいけない論文が2つ、査読が2つ、依頼原稿が2つ、あと本の原稿の修正...orz
自分のさきがけはもちろん、関わっているプロジェクトの研究も、この夏休み中に進めたい。あと、来年度からの講義の準備もやらなくては。ああ、タスクは山のようにある。
時間のマネジメントをしなくてはいけないな。
今週は、月は京都で研究会、火は滋賀で領域会議、水木と大学院の試験、金はオープンキャンパスと、毎日何かある。書かなきゃいけない論文が2つ、査読が2つ、依頼原稿が2つ、あと本の原稿の修正...orz
自分のさきがけはもちろん、関わっているプロジェクトの研究も、この夏休み中に進めたい。あと、来年度からの講義の準備もやらなくては。ああ、タスクは山のようにある。
時間のマネジメントをしなくてはいけないな。
金曜日, 8月 03, 2018
40度を超えたその日...
2018年8月3日、名古屋は40度を超えた。名古屋に越してきて6年目だが、こんな暑い夏は経験したことがない。というか、人生で初めてかもしれない。
今朝は早起きして、最後の力を振り絞って本を書き上げ、原稿を出版社の方に提出した。校正作業などまだまだ先は長いが、とりあえず42.195キロを走り終えた気分だ。細かいことを言えばキリもないが、面白い視点で書けたのではないかと思う。
ラボに行ってからは、ある研究プロジェクトの打ち合わせと研究室セミナー。優秀な学生がいると楽しい。夕方から学生たちと本山に行き、いつもの店で打ち上げをした。
やっと執筆作業から解放された割には、すがすがしい感じは一ミリもないが、何か新しいことを勉強したいという気持ちが、ふつふつと湧いてきた。
今朝は早起きして、最後の力を振り絞って本を書き上げ、原稿を出版社の方に提出した。校正作業などまだまだ先は長いが、とりあえず42.195キロを走り終えた気分だ。細かいことを言えばキリもないが、面白い視点で書けたのではないかと思う。
ラボに行ってからは、ある研究プロジェクトの打ち合わせと研究室セミナー。優秀な学生がいると楽しい。夕方から学生たちと本山に行き、いつもの店で打ち上げをした。
やっと執筆作業から解放された割には、すがすがしい感じは一ミリもないが、何か新しいことを勉強したいという気持ちが、ふつふつと湧いてきた。
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