すっかり日が落ちるのが早くなり、夜はだいぶ冷えるようになった。あんなにピカピカ光っていた蛍ももういない。ブルーミントンの夏とさよならかと思うと寂しい。
こちらは今日から授業が本格的に始まったので、Informatics Eastの建物は学生と若さが溢れていて、夏休みあんなに静かだったのが遠い過去のようの思える。
大学が始まってうれしいことは、バスの本数が増えて便利になることと、セミナーが増えるのでいろんな話が聞けること。人気のない居室で一人黙々とプログラムを組むのもいいが、ほどほどに忙しくしていないと僕の場合効率が上がらない。さて、明後日はF ilたちと議論をして前半の締めくくり。
2度目の手足口病の後、少し鴻志の夜泣きが治まってきて、夜の虫たちの声が落ち着いて聞こえるようになった。
火曜日, 8月 23, 2016
水曜日, 8月 10, 2016
二人のスミス
IUのCognitive Scienceには面白い先生がたくさんいる。中でも僕が会った二人のスミスはとても印象的だ。ちなみにどちらもDistinguished Professor(卓越した成果を上げた教授に与えられる称号)。
一人目はLinda Smith。力学系の視点からの発達研究が世界的に有名で、理研時代に彼女が書いた「A Dynamic Systems Approach to the Development of Cognition and Action」という本の輪読会をした。IUに行ったらまず会いたいなと思ったぐらい好きな研究者だ。何度もメールを送ったがなかなか返事をもらえず、知り合いに掛け合ってもらってようやく会うことができた。穏やかな人柄を勝手に想像していたが、いかにもできる研究者という感じで、立って仕事をしている様子にはびっくりした。気難しそうな感じがしたが、話していて嫌な感じはしなかった(ただ、あまり僕に興味がないのだなと思った)。
もう一人はEliot Smith。共同研究者のIさんから聞いてその名前を初めて知ったので、会う前はどういう方かよく知らなかったが、ホームページに書かれた研究内容が興味深かったのでコンタクトしてみた。すると快く会ってくれて、こちらは穏やかながら威厳のある教授らしい先生だった。集合感情とグループベース感情の違いなど教えてくれて、いろいろ議論をすることができた。ぜひまたお会いして議論したい。
一人目はLinda Smith。力学系の視点からの発達研究が世界的に有名で、理研時代に彼女が書いた「A Dynamic Systems Approach to the Development of Cognition and Action」という本の輪読会をした。IUに行ったらまず会いたいなと思ったぐらい好きな研究者だ。何度もメールを送ったがなかなか返事をもらえず、知り合いに掛け合ってもらってようやく会うことができた。穏やかな人柄を勝手に想像していたが、いかにもできる研究者という感じで、立って仕事をしている様子にはびっくりした。気難しそうな感じがしたが、話していて嫌な感じはしなかった(ただ、あまり僕に興味がないのだなと思った)。
もう一人はEliot Smith。共同研究者のIさんから聞いてその名前を初めて知ったので、会う前はどういう方かよく知らなかったが、ホームページに書かれた研究内容が興味深かったのでコンタクトしてみた。すると快く会ってくれて、こちらは穏やかながら威厳のある教授らしい先生だった。集合感情とグループベース感情の違いなど教えてくれて、いろいろ議論をすることができた。ぜひまたお会いして議論したい。
日曜日, 8月 07, 2016
お魚
まもなく秋学期が始まるため続々と学生が戻ってきて、ブルーミントンがまた賑やかになってきた。新入生たちが新生活を始めるために、勉強机やソファーがスーパーで山積みされていて飛ぶように売れている。2、3週間前はIUを離れる人たちが捨てた勉強机やソファーがゴミ捨て場に山積みされていたので、もったいないと思ってしまうが。「経済」の2文字が頭をちらつく。
ブルーミントンは田舎町とはいえ、大学街なのでほぼすべてのものが不自由なく手に入る。ただし「新鮮な魚」を除いて。普段家で食べることがあるとすれば、冷凍のサーモンだ。冷凍のサーモンですら料理してもパサパサであまりおいしくない。一度だけ、刺身クオリティだと店員から教えられた冷凍マグロを買って海鮮丼にしたが、臭みがあって食べられたもんじゃなかった。事情はインディアナポリスでも似たようなものだという。新鮮な魚は一時帰国の楽しみにとっておこう。
新鮮な魚が食べられないのと、健康維持の目的も兼ねて、Fish Oilのサプリは毎日とるようにしている。この習慣が合っているのか、Fish Oilを飲み始めてからあまり体調を崩さなくなった。
ブルーミントンは田舎町とはいえ、大学街なのでほぼすべてのものが不自由なく手に入る。ただし「新鮮な魚」を除いて。普段家で食べることがあるとすれば、冷凍のサーモンだ。冷凍のサーモンですら料理してもパサパサであまりおいしくない。一度だけ、刺身クオリティだと店員から教えられた冷凍マグロを買って海鮮丼にしたが、臭みがあって食べられたもんじゃなかった。事情はインディアナポリスでも似たようなものだという。新鮮な魚は一時帰国の楽しみにとっておこう。
新鮮な魚が食べられないのと、健康維持の目的も兼ねて、Fish Oilのサプリは毎日とるようにしている。この習慣が合っているのか、Fish Oilを飲み始めてからあまり体調を崩さなくなった。
水曜日, 7月 27, 2016
2/3
このところの暑さのせいかあるいはそれとは無関係に発達のせいか、子どもが夜中に頻繁に起きて泣くので、なかなかまとまった睡眠が取れない。新生児の頃と違って、麦茶を飲ませると大体はすぐに寝るのだが。早朝に目をさますと頭が冴えてしまって、結果的に朝活をすることになる。それはそれでよいのだが。
こちらに来てから間もなく4カ月が過ぎる。ということは、残された時間はあと2/3。1年というのはほんとにあっという間だ。早めに研究テーマが決まったのは良かったが、今は暗中模索の毎日。何がこの問題の本質だろうと考えている最中にも、同僚からこんな関連研究があった、あんな類似研究があったと情報がやってくる。それを気にしながら研究を進めなくてはならない。
耳をすますと、夜明けがまちどうしい鳥たちがさえずり始めた。そして、鴻志も泣き始めた...。また1日が始まる。
こちらに来てから間もなく4カ月が過ぎる。ということは、残された時間はあと2/3。1年というのはほんとにあっという間だ。早めに研究テーマが決まったのは良かったが、今は暗中模索の毎日。何がこの問題の本質だろうと考えている最中にも、同僚からこんな関連研究があった、あんな類似研究があったと情報がやってくる。それを気にしながら研究を進めなくてはならない。
耳をすますと、夜明けがまちどうしい鳥たちがさえずり始めた。そして、鴻志も泣き始めた...。また1日が始まる。
金曜日, 7月 15, 2016
あー夏休み
| 情報学棟の隣の隣にあるケリービジネス スクールの建物。外も中もものすごく豪華。 |
日本では、教授が1ヶ月もラボを留守にして休暇をするなど(制度的にではなく)実質的に無理だ。昨今は雑務に追われて研究する時間を確保するもの一苦労。Filたちが大学の先生らしい生活ができるのは、大きな研究資金を安定して獲得し、有能な秘書と研究員と大学院生を雇い続け、彼ら彼女らがしっかりと働いてくれるからという事情もある。もちろん、しっかり彼ら彼女らをマネジメントして研究業績を上げて次の研究資金獲得へつなげる、というループをキープできている優秀な研究者だからに他ならない。
今週から有志の論文読み会が始まり、来週はFilたちとの議論がある。学生に戻ったような忙しさで発表資料を準備している。あれやこれや広げた研究も少しずつだが進んでいる。こちらに来て4ヶ月目に突入したので、そろそろコレっという研究結果を出したい。
木曜日, 7月 07, 2016
2nd IC2S2
今年も計算社会科学の国際会議IC2S2に参加してきた。去年があまりにも良すぎたので、今年は見劣りする感じがしたが、初めて参加した人に感想を聞くとそうでもないようなので、やはり内容は良かったのだろう。(学会の運営サイドのホスピタリティをあまり感じなかったのが、そう思う大きな理由の1つだ)
会場となったノースウェスタン大学はシカゴ郊外にある名門私立大学で、特にケロッグ経営大学院は全米で1,2を争うぐらいの優秀な学校。どちらかという社会科学のイメージが強いが、近々、巨額の資金を投じてコンピュータサイエンス学部を新設するそうで、学会でもその宣伝をしていた。これから計算社会科学の拠点の1つになりそうな大学だ。
学会中、ノースウェスタン大学で院生をしている何人かの日本人と話をすることができた。話していて、彼らの自信とプライドがものすごく感じられた。トップスクールの奨学金を勝ち取り、いつかは自分でビッグ・プロジェクトやってやろうとギラギラして研究に邁進しているわけだから、それも頷ける。その勢いのまま突き進んで欲しいと心から思う。教員になってから、こういう才能とやる気が溢れる学生に一度も出会うことができなかったので、実に羨ましい。
次回の開催地はまだ未定だが、間違いなく来年の会議も参加するだろう。
会場となったノースウェスタン大学はシカゴ郊外にある名門私立大学で、特にケロッグ経営大学院は全米で1,2を争うぐらいの優秀な学校。どちらかという社会科学のイメージが強いが、近々、巨額の資金を投じてコンピュータサイエンス学部を新設するそうで、学会でもその宣伝をしていた。これから計算社会科学の拠点の1つになりそうな大学だ。
学会中、ノースウェスタン大学で院生をしている何人かの日本人と話をすることができた。話していて、彼らの自信とプライドがものすごく感じられた。トップスクールの奨学金を勝ち取り、いつかは自分でビッグ・プロジェクトやってやろうとギラギラして研究に邁進しているわけだから、それも頷ける。その勢いのまま突き進んで欲しいと心から思う。教員になってから、こういう才能とやる気が溢れる学生に一度も出会うことができなかったので、実に羨ましい。
次回の開催地はまだ未定だが、間違いなく来年の会議も参加するだろう。
日曜日, 6月 19, 2016
ちびっこモンスターと夜のゴミ捨て
昼間は一人遊びができるようになり、機嫌よくしているうちの子だが、夕方から夜はちびっこモンスターである。
先々週までは、風呂から上がって寝かしつけるのが一苦労で、散々泣いて暴れて1時間ぐらい格闘した末にようやく寝る。妻はヘトヘトだ。ちなみに私はまったくの役立たずで、夜に私が抱っこすると泣き出す。昼間は一緒に遊んでいるのに...orz。
先週からは特に夜泣きがひどくて、夜12時に一度目が覚めて大泣き。白湯を飲ませてオムツを替えて寝かしつけようとすると、「寝ない!」と反り返って自己主張、やはり1時間ぐらい格闘する。ようやく寝ても、眠りが浅いのか、起床までに2、3度目を覚まして泣く。
そのパターンにようやく慣れてきたら、ここ数日は妻がシャワーを浴びている時に黄昏泣きが始まった。こうなるともう手がつけられない。
今日も妻が子どもを寝かしてつけている間、日課のゴミ捨てのため外に出る。すると、アパートの敷地や茂みにたくさんの蛍が飛んでいて、その美しさに足を止める。ささくれた心が保湿される瞬間だ。ブルーミントンを去る時、きっとこの蛍を思い出すだろう。
先々週までは、風呂から上がって寝かしつけるのが一苦労で、散々泣いて暴れて1時間ぐらい格闘した末にようやく寝る。妻はヘトヘトだ。ちなみに私はまったくの役立たずで、夜に私が抱っこすると泣き出す。昼間は一緒に遊んでいるのに...orz。
先週からは特に夜泣きがひどくて、夜12時に一度目が覚めて大泣き。白湯を飲ませてオムツを替えて寝かしつけようとすると、「寝ない!」と反り返って自己主張、やはり1時間ぐらい格闘する。ようやく寝ても、眠りが浅いのか、起床までに2、3度目を覚まして泣く。
そのパターンにようやく慣れてきたら、ここ数日は妻がシャワーを浴びている時に黄昏泣きが始まった。こうなるともう手がつけられない。
今日も妻が子どもを寝かしてつけている間、日課のゴミ捨てのため外に出る。すると、アパートの敷地や茂みにたくさんの蛍が飛んでいて、その美しさに足を止める。ささくれた心が保湿される瞬間だ。ブルーミントンを去る時、きっとこの蛍を思い出すだろう。
火曜日, 6月 14, 2016
金持ちの留学生
僕が住んでいるアパートは2.5バスルーム、2ベットルームで家賃が1,010ドルだ。ここに光熱費は含まれない。ブルーミントンでこの家賃は決して安くはない。なので、ルームシェアしているとはいえ、ここの学生はそれなりにお金に余裕のある人ということになる。
正確な数はわからないが、全体の半分ぐらいはアジア系の留学生で、中国人はもちろん、韓国人の留学生がかなり多い。そして彼ら彼女らのほとんどが新車かいい中古車を乗っている。LAで見かけたアジアの留学生と比べると、明らかに経済的に豊かそうだ。
理由の1つは、ジェイコブズ音楽院に留学している学生が裕福だということ。芸術系で海外留学できるとなると、実家はよほどのお金持ちだろう。
それから、インディアナ大学(IU)が州立大学だということも関係している。日本の感覚でいうと、公立の方が入学金も授業料も安いので、アメリカの私立大学にいくよりも、州立大学にいった方がお得だと。
インディアナ州民ならばそれは合っている。高校の成績が優秀ならば、授業料も免除で奨学金もたくさんある。ところが、州立大学はあくまで州民のための大学なので、州民以外が入学するとなると授業料が倍ぐらい高くなり、一方で応募できる奨学金がほとんどない。したがって、授業料も生活費も全部自費ということになり、結果的にそれが払える裕福な外国人が来る。この事情はUCLAでも同じだが、IUは入学時の倍率はそれほどでもないので、そこそこの学力があって経済的に裕福ならば入学できる。そして、LAほど物価は高くないので、同額の仕送りでもブルーミントンならばいい暮らしができる。
すば抜けて優秀な高校生は、奨学金が潤沢にあるMITやHarvardの方がかえって留学がしやすい、ということらしい。
正確な数はわからないが、全体の半分ぐらいはアジア系の留学生で、中国人はもちろん、韓国人の留学生がかなり多い。そして彼ら彼女らのほとんどが新車かいい中古車を乗っている。LAで見かけたアジアの留学生と比べると、明らかに経済的に豊かそうだ。
理由の1つは、ジェイコブズ音楽院に留学している学生が裕福だということ。芸術系で海外留学できるとなると、実家はよほどのお金持ちだろう。
それから、インディアナ大学(IU)が州立大学だということも関係している。日本の感覚でいうと、公立の方が入学金も授業料も安いので、アメリカの私立大学にいくよりも、州立大学にいった方がお得だと。
インディアナ州民ならばそれは合っている。高校の成績が優秀ならば、授業料も免除で奨学金もたくさんある。ところが、州立大学はあくまで州民のための大学なので、州民以外が入学するとなると授業料が倍ぐらい高くなり、一方で応募できる奨学金がほとんどない。したがって、授業料も生活費も全部自費ということになり、結果的にそれが払える裕福な外国人が来る。この事情はUCLAでも同じだが、IUは入学時の倍率はそれほどでもないので、そこそこの学力があって経済的に裕福ならば入学できる。そして、LAほど物価は高くないので、同額の仕送りでもブルーミントンならばいい暮らしができる。
すば抜けて優秀な高校生は、奨学金が潤沢にあるMITやHarvardの方がかえって留学がしやすい、ということらしい。
水曜日, 6月 01, 2016
テイスト・オブ・シンシナティー
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| テイスト・オブ・シンシナティー |
5th Streetにいろいろな食物の出店が出ていて、炎天下にもかかわらずたくさんの人が来ていて賑やかだった。出店でジャンバラヤとリブを買って昼食にした。5th Streetには高層ビルや高級ホテルなどが立ち並び、さずがにシンシナティーのダウンタウンは都会だ。
シンシナティーにはIKEAがあるので、ダウンダウンから20分ほど車を飛ばして行ってきた。LAにいた時はバーバンクのIKEAに2度、バスと電車を乗り継いで山のように買い物をして、鬼の形相で荷物をアパートまで持ち帰った思い出がある。(あの頃は若かった...)さっと雑貨などを見て、帰ることにした。
その帰り道である。シンシナティーとブルーミントンのちょうど中間あたりで、車を運転していて妙な違和感を感じた。ガソリンスタンドに車を止めて確認したところ、右の前輪に太いネジが刺さって空気漏れていた(図2)。幸い、近くにホテルがあったので、フロントの人に事情を説明してロビーで待たせてもらい、AAAに連絡して修理の人が来るのをまった。2時間ほどで修理の人が来て、スペアタイアを取り付けてくれた。あと5分車を走らせていたら、人気のない田舎道だった。不幸中の幸いとはこのことをいう。
文字通りメモリアルデーになった。
| プリウスの前輪に突き刺さっていたネジ |
木曜日, 5月 26, 2016
何者でもない
留学というのはとにかくお金がかかる。航空チケットが約30万、保険だけで約70万(これがないと、そもそもVISAがとれない)、段ボール9箱の荷物を送って約15万、そして、生活に必要なものを買い揃えて約20万。車と自動車保険とAAAにも入ったので約70万。その他もろもろに加え、このドル高。
非常勤講師をやって準備したお金は使い果たした。大学からのサポートがあるものの、旅費と同じ扱いなので出るのは当分先。月々の給料でやりくりするしかない。
そこまでカツカツになっても留学するのはなぜか。日本の方がはるかに便利だし、物質的な環境だけ見れば、日本の大学の方がはるかに恵まれている(特に名大は)。それでも、ここに来たかったのは「経験」のためである。
ここCNetSでは私は何者でもない。FilやSandroとは国際会議で以前一度会っただけで、ほとんど面識もないままCVや研究計画などを送って、留学の許可を得た。共通の知り合いもいないので、色眼鏡で見られることもお客さん扱いされることもない。彼らの信頼を勝ち取って一端の研究者と認めてもらうためには、自分の研究に語らせるしかない。それができなけば、10時にラボにきて17時に帰るただの有機体である。
なので、昨日のミーティングには万全の準備をして臨んだ。関連研究を2つレビューし、それらの結果を再現して見せ、さらに自分のモデルを紹介してシミュレーション結果を紹介した。その時のFilの言葉が、「明日もう一度議論したい。11時半でいいかな。」だ。
この経験のためにここに来た。
非常勤講師をやって準備したお金は使い果たした。大学からのサポートがあるものの、旅費と同じ扱いなので出るのは当分先。月々の給料でやりくりするしかない。
そこまでカツカツになっても留学するのはなぜか。日本の方がはるかに便利だし、物質的な環境だけ見れば、日本の大学の方がはるかに恵まれている(特に名大は)。それでも、ここに来たかったのは「経験」のためである。
ここCNetSでは私は何者でもない。FilやSandroとは国際会議で以前一度会っただけで、ほとんど面識もないままCVや研究計画などを送って、留学の許可を得た。共通の知り合いもいないので、色眼鏡で見られることもお客さん扱いされることもない。彼らの信頼を勝ち取って一端の研究者と認めてもらうためには、自分の研究に語らせるしかない。それができなけば、10時にラボにきて17時に帰るただの有機体である。
なので、昨日のミーティングには万全の準備をして臨んだ。関連研究を2つレビューし、それらの結果を再現して見せ、さらに自分のモデルを紹介してシミュレーション結果を紹介した。その時のFilの言葉が、「明日もう一度議論したい。11時半でいいかな。」だ。
この経験のためにここに来た。
木曜日, 5月 19, 2016
四〇
四〇歳になった。二十歳の時は、こんな日は永遠に来ないんじゃないかと思っていたけど、倍になった。皆平等に歳をとる。
二十歳までの20年間は長かったけど、二十歳からの20年間はあれよあれよと言う間に過ぎていった。28で大学院を卒業し、名大に職を得たのが36。今、ようやく研究らしい研究ができるようになった。そして気がつくと、退官までにあと20年とちょっと。
いろいろ回り道をしすぎた気もするけど、それだからこその今の自分である。こんな曲がりくねって途切れそうな道を好んで歩いてきたのだから、これからも行けるだろう。生き急ぐこともあるまい。
鳥たちがさえずる、ブルーミントンの朝に思う。
二十歳までの20年間は長かったけど、二十歳からの20年間はあれよあれよと言う間に過ぎていった。28で大学院を卒業し、名大に職を得たのが36。今、ようやく研究らしい研究ができるようになった。そして気がつくと、退官までにあと20年とちょっと。
いろいろ回り道をしすぎた気もするけど、それだからこその今の自分である。こんな曲がりくねって途切れそうな道を好んで歩いてきたのだから、これからも行けるだろう。生き急ぐこともあるまい。
鳥たちがさえずる、ブルーミントンの朝に思う。
月曜日, 5月 16, 2016
自転車盗難
I had my bicycle stolen. (自転車を盗まれました。)これは英語の授業でよく習う文章だが、本当にこの通りになってしまった。
先週の月曜、やや早めに帰宅し、バイクスタンドに鍵で括り付けられた自分の自転車があることを確認してから床屋に出かけた。さっぱりして家に戻ったら、バイクスタンドに自転車がない。盗まれれたのだと気付いたのはしばらくたってからだった。こんな長閑な田舎町で盗難に遭うなんて予想していなかったので。
そういえばここ数日は引越しのピークで、出て行く人も入ってくる人も多く、アパートには頻繁に大きな車が出入りしていた。鍵を壊して自転車を持っていたのだろう。とほほ。
海外旅行保険に電話したら、全額ではないものの保証してくれそうなので、それはよかった。警察届出を出したり、いろいろ手続きは煩雑だけど、人生勉強と思ってやるしかない。
悪いことは起こるものだが、不幸中の幸いだった。
先週の月曜、やや早めに帰宅し、バイクスタンドに鍵で括り付けられた自分の自転車があることを確認してから床屋に出かけた。さっぱりして家に戻ったら、バイクスタンドに自転車がない。盗まれれたのだと気付いたのはしばらくたってからだった。こんな長閑な田舎町で盗難に遭うなんて予想していなかったので。
そういえばここ数日は引越しのピークで、出て行く人も入ってくる人も多く、アパートには頻繁に大きな車が出入りしていた。鍵を壊して自転車を持っていたのだろう。とほほ。
海外旅行保険に電話したら、全額ではないものの保証してくれそうなので、それはよかった。警察届出を出したり、いろいろ手続きは煩雑だけど、人生勉強と思ってやるしかない。
悪いことは起こるものだが、不幸中の幸いだった。
金曜日, 5月 06, 2016
黄金週間
日本はゴールデンウィークからちょうど日常に戻った頃だろう。こちらは連休などなく、いつも通り仕事モード。
論文の査読を2つ引き受けていたところに、別の論文の再査読依頼が来たりして、多くの時間をそれらにさくことになり本末転倒なことに。どれもそれなりに内容が良かったので、勉強になったのは救いだけど。
期末試験期間が終わり、CNetSの院生たちは今週末からみんなインターンに行くようだ。ある人はGoogle、ある人はFacebook、ある人はLinkedIn。日本と違ってデータ科学の知識や技術をそのまま生かせる企業が米国にはあるので、学位を取っても大学に残って研究員になる人はむしろ少ない。企業の方がデータも資金も潤沢なので、大学よりも良い環境かもしれない。
学生たちが出払い、教授陣が一息つき(Filはいつも忙しそうだが)、静かになったラボで、僕は研究をコツコツ進めることにしよう。ラボにいる時だけは教員であることも、博士であることも、父であることも忘れて研究に没頭しよう。そのためにここに来たのだから。
火曜日, 4月 26, 2016
So what?
今日はFilとSandoroとミーティングをした。これからある研究を始めるにあたって、先行研究と文献を調べて現状を報告し、今後の方針を話し合った。といっても、途中からFilとSandoroのやり取りがヒートアップして、ようやく最後に自分のアイデアを披露するというあべこべな順番になってしまった。
まだ共通の土台がない状態での議論なので、とにかく相手の主張を理解するのに必死になっていたら、遠慮せずに会話に入ってこいと言われて苦笑い。ここでは、お行儀よく聞いていることは議論に参加していることならず、空気も同然なのだ。
まだ煮詰まっていない思いつきのアイデアを披露したら、久しぶりに「So what(だから何)」系のコメントを食らって、また苦笑い。ChuckやOferのところにいた頃を思い出した。「もちろんわかっているさ!」
まもなく40になるおっさんだが、学生に戻った気分で日々を過ごしている。熱く議論ができる環境はよい。
まだ共通の土台がない状態での議論なので、とにかく相手の主張を理解するのに必死になっていたら、遠慮せずに会話に入ってこいと言われて苦笑い。ここでは、お行儀よく聞いていることは議論に参加していることならず、空気も同然なのだ。
まだ煮詰まっていない思いつきのアイデアを披露したら、久しぶりに「So what(だから何)」系のコメントを食らって、また苦笑い。ChuckやOferのところにいた頃を思い出した。「もちろんわかっているさ!」
まもなく40になるおっさんだが、学生に戻った気分で日々を過ごしている。熱く議論ができる環境はよい。
木曜日, 4月 14, 2016
多様性の森
ブルーミントンでの生活にも次第に慣れてきた。LAでの経験があるのでいろいろ勝手がわかるというのもあるが、GoogleとAmazonとiPhoneおかげで、格段に生活が便利になったという実感がある。手続きはネットで済むし、何でもネットで買える。
晴れた日は自転車で大学に行く(だいたい20分ぐらい)。裏道を通ってキャンパスに行き、ジェイコブズ音楽院(全米屈指の音楽学校)と広いグランドを通り抜け、メモリアルユニオンのPeet's Coffeeでコーヒーを買ってから研究室に行く。
先日、アシスタントリサーチャーのGiovanniに研究室のメンバーを紹介してもらった。所長のFilをはじめ多くが学会で出払っていて、全員には会えなかったが、院生もポスドクも個性豊かな人が集まっていた。特に中国からの留学生がとても優秀で、がつがつコーディングしていた。「多様性の森」という比喩がぴったりな場所だ。
明日のミーティングは自己紹介を兼ねた簡単な発表。来週月曜はFilと議論、そして月末に研究発表。今日からセミナーにも参加し始めた。思いっきり研究するぞ。
晴れた日は自転車で大学に行く(だいたい20分ぐらい)。裏道を通ってキャンパスに行き、ジェイコブズ音楽院(全米屈指の音楽学校)と広いグランドを通り抜け、メモリアルユニオンのPeet's Coffeeでコーヒーを買ってから研究室に行く。
先日、アシスタントリサーチャーのGiovanniに研究室のメンバーを紹介してもらった。所長のFilをはじめ多くが学会で出払っていて、全員には会えなかったが、院生もポスドクも個性豊かな人が集まっていた。特に中国からの留学生がとても優秀で、がつがつコーディングしていた。「多様性の森」という比喩がぴったりな場所だ。
明日のミーティングは自己紹介を兼ねた簡単な発表。来週月曜はFilと議論、そして月末に研究発表。今日からセミナーにも参加し始めた。思いっきり研究するぞ。
水曜日, 4月 06, 2016
ブルーミントン
この4月から1年間、インディアナ大学ブルーミントン校に客員研究員として滞在します。4/1夜にインディアナに着き、翌日、ブルーミントンのアパートに引っ越し。そこから連日、生活に必要な一切合切を近所のショッピングモールとスーパーで買いそろえ、今日、こうしてインターネットも開通し、何とか通常生活ができる状況になってきました。
先日は、僕がお世話になる研究所(CNetS)に家族であいさつに行きました。所長のFilをはじめ、みなさん感じの良い方達でした。CNetSは小さな建物の3階にあり、規模は小さいですが、アクティビティは非常に高そうです。4/8のオリエンテーションが終われば、いよいよこちらでの研究が始まります。
先日は、僕がお世話になる研究所(CNetS)に家族であいさつに行きました。所長のFilをはじめ、みなさん感じの良い方達でした。CNetSは小さな建物の3階にあり、規模は小さいですが、アクティビティは非常に高そうです。4/8のオリエンテーションが終われば、いよいよこちらでの研究が始まります。
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IUの正門
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月曜日, 3月 21, 2016
オープンレクチャー2016
名大のオープンレクチャーで講師を務めた。大学教員にとってはアウトリーチの活動の一環で、一般の方にとっては大学の講義を聴講できるチャンス。こういうイベントはとてもいいと思う。僕が聴講したいぐらいのおもしろそうな講義がいくつもあった。
どのぐらいの人数が集まるのだろうと、全体説明の会場を覗いてみたら、高校生を中心としてほぼ満員御礼。祝日にわざわざ大学まで来て講義を聞こうというわけだから、参加者はとても勉強熱心だ。理系の名大ということもあり、素粒子やプラズマの話はとても人気があるようだった。
僕はというと、「Twitterで読み解く人間行動のはなし」と題して、できるだけわかりやすく計算社会科学の話をした。45名の申込みがあって、実際に来たのは35名程度。しかし、講義の参加者は熱心に話を聞いてくれ、講師を務めた甲斐があった。高校生がほとんどだったが、中にはご年配の方もおられた。今日の講義が少しでも刺激になったらいいな。
どのぐらいの人数が集まるのだろうと、全体説明の会場を覗いてみたら、高校生を中心としてほぼ満員御礼。祝日にわざわざ大学まで来て講義を聞こうというわけだから、参加者はとても勉強熱心だ。理系の名大ということもあり、素粒子やプラズマの話はとても人気があるようだった。
僕はというと、「Twitterで読み解く人間行動のはなし」と題して、できるだけわかりやすく計算社会科学の話をした。45名の申込みがあって、実際に来たのは35名程度。しかし、講義の参加者は熱心に話を聞いてくれ、講師を務めた甲斐があった。高校生がほとんどだったが、中にはご年配の方もおられた。今日の講義が少しでも刺激になったらいいな。
日曜日, 3月 13, 2016
3月
ここ数年、3月は査読に追われている気がする。今年も国際会議の論文やアブストラクトの査読が11本、ジャーナルが1本。必ずしも自分の得意な内容ばかりではないので四苦八苦するが、これまた勉強である。極力ポジティブに評価し、どこを直せば内容が改善されるかをコメントするようにしている。それにしてもこの量である。
研究者にとって、学会発表や論文出版の機会は昔に比べれば格段に増えたに違いない。論文を年に10本出版する研究者はざらにいるし、しょっちゅう国際会議で世界中を飛び回っている研究者もいる。しかし、その中に本当に世に送り出す価値のある研究はどのぐらいあるのだろう。「出せば官軍」というわけでもないだろう。
「これは負け惜しみでない」と言い切れるぐらい、いい研究をしなければ。
土曜日, 3月 05, 2016
異分野交流
先週末は計算社会科学のワークショップ、今週は総合コミュニケーション学の研究会に参加した。
前者の研究会は、日本でもこれから計算社会科学(CSS)を盛り上げていこうというもので、Dirk Helbingの招待公演に引き続き、物理学、社会学、経済学、情報学から中堅および若手の研究者が研究発表を行った。計算社会科学の意味するものが研究者によって異なるし、そもそもちゃんとした定義などないので、「計算」と「社会」に関係のありそうな話題をそれぞれ提供した、という感じだった。 僕は「ソーシャルセンサー」を中心テーマとして、複雑系としての性質と社会現象への応用という感じでまとめた。発表や質疑応答を聞いていて、やはりこの分野は若手が面白い。
後者の研究会は、名大の時田さんが代表を務めるプロジェクトで、僕もメンバーとして参加している。今回は発表がなかったので、心置きなく聴講できた。有田さんや池上さんも発表もあって、いろいろ研究のヒントをもらった気がした。その他にも、環境社会学のフィールド調査やゲーム理論による荒らしの分析など、普段聞けない話があって面白かった。
異分野交流型の研究会は「気付き」に満ちていて楽しい。
前者の研究会は、日本でもこれから計算社会科学(CSS)を盛り上げていこうというもので、Dirk Helbingの招待公演に引き続き、物理学、社会学、経済学、情報学から中堅および若手の研究者が研究発表を行った。計算社会科学の意味するものが研究者によって異なるし、そもそもちゃんとした定義などないので、「計算」と「社会」に関係のありそうな話題をそれぞれ提供した、という感じだった。 僕は「ソーシャルセンサー」を中心テーマとして、複雑系としての性質と社会現象への応用という感じでまとめた。発表や質疑応答を聞いていて、やはりこの分野は若手が面白い。
後者の研究会は、名大の時田さんが代表を務めるプロジェクトで、僕もメンバーとして参加している。今回は発表がなかったので、心置きなく聴講できた。有田さんや池上さんも発表もあって、いろいろ研究のヒントをもらった気がした。その他にも、環境社会学のフィールド調査やゲーム理論による荒らしの分析など、普段聞けない話があって面白かった。
異分野交流型の研究会は「気付き」に満ちていて楽しい。
金曜日, 2月 26, 2016
デジタルペーパー
ソニーのデジタルペーパーを購入した。前から欲しいと思っていたのだが、新しいモデルが出るのではなかと思って躊躇していた。値段もiPadより高いし。それから、MicrosoftのSurface Pro4も完成度が高くて、オプションのペンを使うとデジタルペーパーのように使うこともできる。
どちらを買おうか迷った末、PDF(主に論文)の読み書き用と割り切って、デジタルペーパーを買うことにした。 決め手はEinkの美しさと書き心地。紙とほぼ同じ感覚でPDFを読んだり、PDFに書き込んだりできるのは、研究者の文房具としては魅力的。バッテリーも長持ちするので、学会やセミナーのメモを取ったり、普段の勉強ノートを全部これで置き換えても十分使えそう。
ペーパーレス時代がいよいよくるか。もう少し安いとさらにいいのだが。
どちらを買おうか迷った末、PDF(主に論文)の読み書き用と割り切って、デジタルペーパーを買うことにした。 決め手はEinkの美しさと書き心地。紙とほぼ同じ感覚でPDFを読んだり、PDFに書き込んだりできるのは、研究者の文房具としては魅力的。バッテリーも長持ちするので、学会やセミナーのメモを取ったり、普段の勉強ノートを全部これで置き換えても十分使えそう。
ペーパーレス時代がいよいよくるか。もう少し安いとさらにいいのだが。
水曜日, 2月 17, 2016
モーニングコーヒー
子どもの夜泣きで目が覚めて、あやして寝かしつけていたら目が冴えてしまったので、モーニングコーヒーを飲みながら考えごとをしている。
間もなく2015年度が終わる。指導した学生の修論発表が終わり、無事卒業できそうなので、まずはほっとした。今思うと、もっと別の指導方法があったのではないかとも思うが、学生の性分によるところも大きいので何とも言えない。
一般論として、意識の高い学生であれば、学会に参加させたり論文を紹介したりすれば、自分で楽しさを見つけて研究に夢中になるので何の問題もない。しかし現状では、そういう大学院生ばかりではなく、そうでない学生に対しては、こちらが良い加減で背中を押してあげる必要がある(これは身に染みて感じた)。
一方で、意識の高い(「意識高い系」ではなく)学生が志望したくなるような状態を作る努力もしなければならないだろう。退官記念講演で恩師は、研究室の立ち上げ当初、なかなか良い学生が集まらずに苦労したという話をしていた。そこでまずやったことは、「本を書いて名前を売る」ということだったそうだ。確かに、教科書はもちろん、ブルーバックスやその他の一般書で先生の名前を知っていたことが、研究室を志望するきっかけになった。もちろん、先生の人柄に惹かれたことも理由の1つ。
とすると、「本を書く」というのは一つの手かもしれない。思想地図βの原稿を書いて以来失せていた「執筆熱」がまた高まりだしたので、勉強も兼ねて一冊書いてみるか。
外はすっかり明るくなった。
間もなく2015年度が終わる。指導した学生の修論発表が終わり、無事卒業できそうなので、まずはほっとした。今思うと、もっと別の指導方法があったのではないかとも思うが、学生の性分によるところも大きいので何とも言えない。
一般論として、意識の高い学生であれば、学会に参加させたり論文を紹介したりすれば、自分で楽しさを見つけて研究に夢中になるので何の問題もない。しかし現状では、そういう大学院生ばかりではなく、そうでない学生に対しては、こちらが良い加減で背中を押してあげる必要がある(これは身に染みて感じた)。
一方で、意識の高い(「意識高い系」ではなく)学生が志望したくなるような状態を作る努力もしなければならないだろう。退官記念講演で恩師は、研究室の立ち上げ当初、なかなか良い学生が集まらずに苦労したという話をしていた。そこでまずやったことは、「本を書いて名前を売る」ということだったそうだ。確かに、教科書はもちろん、ブルーバックスやその他の一般書で先生の名前を知っていたことが、研究室を志望するきっかけになった。もちろん、先生の人柄に惹かれたことも理由の1つ。
とすると、「本を書く」というのは一つの手かもしれない。思想地図βの原稿を書いて以来失せていた「執筆熱」がまた高まりだしたので、勉強も兼ねて一冊書いてみるか。
外はすっかり明るくなった。
金曜日, 2月 12, 2016
卒業発表
情報文化学部(自然情報学科)の卒業発表に参加した。理学部や工学部にはない分野融合的なカリキュラムを学んだ情文の学生たちが、どんな研究をするのかが楽しみだった。
先生にテーマをもらって取り組んだり、先輩からテーマを引き継いだ学生もいれば、自分でテーマを見つけた意欲的な学生もいた。どの発表もよくまとまっていたと思う。中には、修士論文の発表よりレベルが高いものもあって、今後が楽しみなものもあった。研究室のカラーも出ていて、それも面白かった。
僕は大学院の所属なので、今のところは学部教育には関わっておらず、学部生とは接点がない。新学部で教育の機会が与えられたならば、講義でやってみたいことは山ほどある。そして、教え子の中から、一緒に研究してくれる優秀な学生が出てくるといいなぁ。
先生にテーマをもらって取り組んだり、先輩からテーマを引き継いだ学生もいれば、自分でテーマを見つけた意欲的な学生もいた。どの発表もよくまとまっていたと思う。中には、修士論文の発表よりレベルが高いものもあって、今後が楽しみなものもあった。研究室のカラーも出ていて、それも面白かった。
僕は大学院の所属なので、今のところは学部教育には関わっておらず、学部生とは接点がない。新学部で教育の機会が与えられたならば、講義でやってみたいことは山ほどある。そして、教え子の中から、一緒に研究してくれる優秀な学生が出てくるといいなぁ。
木曜日, 2月 04, 2016
シンギュラリティー
人工知能が人間を超える日がそう遠くない未来に訪れる。それがシンギュラリティーと呼ばれているものである。5年前なら「またまたご冗談を」ですますところだが、自動運転がかなり現実味を帯び、コンピューターが囲碁で人間に勝つ今日この頃では、あながち嘘ではないのかも、と思ったりする。
この本の中で「全脳エミュレーション」が紹介されていた。それは、人間の脳を高い精度で計測してコンピュータにマッピングし、外部環境との接続の中でシミュレーションを行うというものだった。先日、たまたま参加したセミナーで、脳のカルシウムイメージングの話を聞いたのだが、その技術が驚くべき速さで進歩していて、このマッピング作業は決して不可能ではないところまで来ているという印象を受けた。自分が理研脳センターにいた頃は、ようやく複数のニューロンから電機信号がとれるようになった頃で、生きたままの脳を丸ごと測ることなど夢のまた夢だった。
全脳エミュレーションができたからといって、直ちにコンピュータに意識が宿り、コンピュータが我が物顔で街を闊歩する日が来るとは思わないが、人間とコンピュータとの付き合い方は大きく様変わりするだろう。我々の情報摂取の仕方も。
この本は楽観論でも悲観論でもなく、バランスよく書けた良書である。
この本の中で「全脳エミュレーション」が紹介されていた。それは、人間の脳を高い精度で計測してコンピュータにマッピングし、外部環境との接続の中でシミュレーションを行うというものだった。先日、たまたま参加したセミナーで、脳のカルシウムイメージングの話を聞いたのだが、その技術が驚くべき速さで進歩していて、このマッピング作業は決して不可能ではないところまで来ているという印象を受けた。自分が理研脳センターにいた頃は、ようやく複数のニューロンから電機信号がとれるようになった頃で、生きたままの脳を丸ごと測ることなど夢のまた夢だった。
全脳エミュレーションができたからといって、直ちにコンピュータに意識が宿り、コンピュータが我が物顔で街を闊歩する日が来るとは思わないが、人間とコンピュータとの付き合い方は大きく様変わりするだろう。我々の情報摂取の仕方も。
この本は楽観論でも悲観論でもなく、バランスよく書けた良書である。
火曜日, 1月 26, 2016
ヘテロ
最近、自分と研究の嗜好が近い"異なる分野"の"若い"研究者に積極的にコンタクトをとっている。中にはまったく面識もなく、著書や論文を読んで知っているというだけの方もいるが、「ぜひ研究の話をうかがいたい」とお願いすると、みなさん快くOKしてくれる。その道の専門家であり一番脂が乗っている若い研究者と話をするのは本当に楽しいし、刺激になる。
計算社会科学は一人でどうにかできるような分野ではなく、社会学、心理学、経済学、人工知能、人工生命、物理学、ネットワーク科学など、異なる分野のプロたちが協働・共創できるか否かが鍵だと思う。さもなければ、「船頭多くして船山に登る」になってしまう。ヘテロな環境で生き延びてきた経験を生かしたい。
計算社会科学は一人でどうにかできるような分野ではなく、社会学、心理学、経済学、人工知能、人工生命、物理学、ネットワーク科学など、異なる分野のプロたちが協働・共創できるか否かが鍵だと思う。さもなければ、「船頭多くして船山に登る」になってしまう。ヘテロな環境で生き延びてきた経験を生かしたい。
金曜日, 1月 15, 2016
ヒトの本性
川合さんに献本いただいた本を読んだ。「人間とは何か、心とは何か。」これらの問いに「比較」というアプローチで迫るのが比較認知科学。チンパンジーやサルなどヒトに近い動物の行動特性を観察・実験し、ヒトと似ているところや違うところを明らかにすることで、ヒトの認知固有の生物基盤の解明や進化過程の推測が可能になる。
たくさんの先行研究があるので、ややもするとこの手の本は研究結果の羅列になりがちなのだが、本書はストーリーがしっかりしているので、わかりやすく面白い。「いじめ」には、モラルや教育云々以前に、生物基盤や進化が深く関係していることが分かれば、この問題の改善につながる妙策も見つかるかもしれない。新書のお手本のような本である。
たくさんの先行研究があるので、ややもするとこの手の本は研究結果の羅列になりがちなのだが、本書はストーリーがしっかりしているので、わかりやすく面白い。「いじめ」には、モラルや教育云々以前に、生物基盤や進化が深く関係していることが分かれば、この問題の改善につながる妙策も見つかるかもしれない。新書のお手本のような本である。
土曜日, 1月 09, 2016
夢の中か「雲」の中
非常勤の最終講義を終えた。期末試験の監督と採点が残ってはいるが。今年度は、月曜日1限から3コマ連続だったので体力的にはしんどかったが、昨年度作った資料を少し修正すれば使えたので、その意味では楽だった。
ただ、学生がちゃんと取り組まないことを前提にして、講義しなければならないのは大変に辛いことであった。「この演習に取り組んで下さい」と指示しても、何もやらないか、スマホをいじっている学生が多数。抜け殻の体だけが教室にあって、魂は夢の中か「雲」の中。100人超の学生をいちいち注意して回るわけにもいかないし、抜け殻にどう話せばよいのやら。
それでも、議論の場面で目の覚めるような回答をする学生や、授業後に質問に来て、「わかりました。ありがとうございました。」と嬉しそうに帰っていく学生がたまにいて、これだから先生はやめられないとも思う。
2年間だけど、良い経験をさせてもらった。今後、名大の教育に活かせることもあるだろう。
ただ、学生がちゃんと取り組まないことを前提にして、講義しなければならないのは大変に辛いことであった。「この演習に取り組んで下さい」と指示しても、何もやらないか、スマホをいじっている学生が多数。抜け殻の体だけが教室にあって、魂は夢の中か「雲」の中。100人超の学生をいちいち注意して回るわけにもいかないし、抜け殻にどう話せばよいのやら。
それでも、議論の場面で目の覚めるような回答をする学生や、授業後に質問に来て、「わかりました。ありがとうございました。」と嬉しそうに帰っていく学生がたまにいて、これだから先生はやめられないとも思う。
2年間だけど、良い経験をさせてもらった。今後、名大の教育に活かせることもあるだろう。
水曜日, 1月 06, 2016
みてね
明けましておめでとうございます。
新しい家族が加わって8ヶ月が過ぎました。子どもの写真や動画を共有するのに「Carousel」を使っていましたが、この3月でサービスが終了ということで、最近「みてね」というサービスを使い始めました。これがなかなかいいサービスで、夫婦や親戚同士で共有するのに特化しているのでシンプルで使いやすく、1秒動画がまた良い。ソーシャルなサービスにはまだまだニッチがあるのだなと。
それから、NHKがプロフェッショナルの流儀風の動画を作成するアプリを公開して、Twitterで話題になっていたので、ちょっと作ってみました。[これ] 後々、子どもに怒られそうな気もしますが...。
2016年も研究と父親業を楽しみながらがんばろうと思います。今年もよろしくお願いします。
新しい家族が加わって8ヶ月が過ぎました。子どもの写真や動画を共有するのに「Carousel」を使っていましたが、この3月でサービスが終了ということで、最近「みてね」というサービスを使い始めました。これがなかなかいいサービスで、夫婦や親戚同士で共有するのに特化しているのでシンプルで使いやすく、1秒動画がまた良い。ソーシャルなサービスにはまだまだニッチがあるのだなと。
それから、NHKがプロフェッショナルの流儀風の動画を作成するアプリを公開して、Twitterで話題になっていたので、ちょっと作ってみました。[これ] 後々、子どもに怒られそうな気もしますが...。
2016年も研究と父親業を楽しみながらがんばろうと思います。今年もよろしくお願いします。
金曜日, 12月 25, 2015
Real Thing Shakes
先週の土日は久々のソシオの研究会があった。今回の講師は、松浦先生(京大)、水原先生(京大)、大澤先生(筑波大)の3名。
松浦先生の発表前の一言にしびれた。「僕は異分野からの講演依頼は断ったことがありません。」同業者ばかりの研究会だとなあなあになったり、遠慮して質問があまり出なかったりと、学ぶことが少ない。一方、異分野の人が大勢いるような研究会では、素朴な質問もどんどん出るし、違う視点からコメントがもらえたりするので、新しい気づきがある。そういう理由らしい。
松浦先生は社会性昆虫を研究している。シロアリ集団の驚くべき生存戦略の解明は、生物学の教科書を書き換えるような発見だった。ホンモノの研究は、異分野の人が聞いてもすごいことが伝わる。
このレベルの研究がしたいものだ。
このレベルの研究がしたいものだ。
金曜日, 12月 18, 2015
師走
師走なので、2015年という年を振り返ってみる。まず、去年はいなかった存在がここにいる。子どもが生まれたことは本当に大きかった。仕事から帰ってきたら鴻志と全力で遊ぶ。それが日常になった。
研究は、懸案事項だった論文が出たのは良かった。行動生物学のデータはまだ重要な分析が残っているが、これは来年論文にしたい。学生とやっている研究も論文にしなければならない。文献調査とデータの再分析に着手したところで、何を示すのが本質的なのかを考えている。新しい研究は始めたばかりだが、社会心理学の先生方からいろいろ勉強させてもらったので、今後の進展が楽しみである。
ある目標のためにはじめた非常勤講師は、来年1回の講義と試験をすれば終わり。100人以上の学生相手に、情報の授業をするの想像以上にしんどかった(居眠りしている学生を注意したら、別の学生に「かわいそう〜」と言われて、言葉を失ったこともあった。)いろんな学生がいる。これも勉強だ。
新年を迎える前にもう一仕事。
新年を迎える前にもう一仕事。
金曜日, 12月 11, 2015
AIとIA
Wired最新号の特集AI(Artificial Intelligence:人工知能)が面白かった。特に、ケヴィン・ケリーの記事が秀逸だった。AIが人間の労働機会を奪うと不安をいたずらに煽る未来学者と違い、AIと人間の新しい関係を予想し、知を拡張するものとしてのAI、つまりIA(Intelligence Amplifier:知能増幅)を描いている。
今年はとにかくAIという言葉が紙面をにぎわせた。GoogleやFacebookはもちろん、トヨタも新たにAIの研究所を立ち上げた。今はAIバブルとも言えるような状況で、この分野には優秀な人材とお金が流れ込んでいる。はてさてそこから何が生まれるのだろうか。そして、いつまでAIは再び訪れた春を謳歌できるのだろうか。
今年はとにかくAIという言葉が紙面をにぎわせた。GoogleやFacebookはもちろん、トヨタも新たにAIの研究所を立ち上げた。今はAIバブルとも言えるような状況で、この分野には優秀な人材とお金が流れ込んでいる。はてさてそこから何が生まれるのだろうか。そして、いつまでAIは再び訪れた春を謳歌できるのだろうか。
金曜日, 12月 04, 2015
誰と一緒に研究するか
これは大事なこと。僕の答えは、「研究に対して誠実な人」である。もちろん、研究内容はぶっ飛んでいても、とんがっていてもいい。研究に不誠実な人は全く尊敬できない。
新しい研究を模索する中で、計算社会科学という学問を自分はどうしたいかを考えている。ICCSS2015に来ていた研究者や研究グループは、着実に成果を出し始めている(ただ、そのやり方には手放しで賛同という訳でもないが)。日本はこの分野で世界に太刀打ちできる研究者は(自分も含めて)一人もいない。
今は、物理やコンピュータ系の人たちが社会科学というお花畑にずかずかと土足で入ってきているような状況だ。でも、これでは社会科学に花は咲かない。「計算社会科学だからこそできる研究」というのを見つけなければならない。そんなことを一緒に考えてくれる研究者や学生を探さなくては。
新しい研究を模索する中で、計算社会科学という学問を自分はどうしたいかを考えている。ICCSS2015に来ていた研究者や研究グループは、着実に成果を出し始めている(ただ、そのやり方には手放しで賛同という訳でもないが)。日本はこの分野で世界に太刀打ちできる研究者は(自分も含めて)一人もいない。
今は、物理やコンピュータ系の人たちが社会科学というお花畑にずかずかと土足で入ってきているような状況だ。でも、これでは社会科学に花は咲かない。「計算社会科学だからこそできる研究」というのを見つけなければならない。そんなことを一緒に考えてくれる研究者や学生を探さなくては。
木曜日, 11月 26, 2015
2本とも
以前、論文を「絶対に2本とも通す!」とblogに書いた。一本目は先日の記事に書いた通り。そして昨日、二本目の受理を知らせるメールが届いた。
本当は、学生が最後まで自分の研究に責任とプライドを持ち、論文を完成させて受理を勝ち取ってほしかった。ただ、普段の取り組みを見ていて、こうなることは予想していた。一事が万事。
さて、最近、新しい研究に着手し始めた。アルバイトの留学生とアイデアを出し合いながら探索的分析を進めている。「それ面白そうだね。じゃあ、やってみよう。」こんな風に、「面白そう」という直感を信じて突き進める人と研究するのは楽しい。
Y. Takeichi, *K. Sasahara, R. Suzuki, and T. Arita, Concurrent Bursty Behavior of Social Sensors in Sporting Events, PLoS ONE 10(12), 2005一昨年に指導した修士学生との研究を僕がまとめたものだ。と言っても、ほとんどの解析をやり直し、新たなデータ解析を加えたので、別研究と言っても過言ではないが。論文構成もだいぶ工夫した。おかげで、3名の査読者からは好意的なコメントをもらうことができた。時間はかかったが、いい勉強になった。
本当は、学生が最後まで自分の研究に責任とプライドを持ち、論文を完成させて受理を勝ち取ってほしかった。ただ、普段の取り組みを見ていて、こうなることは予想していた。一事が万事。
さて、最近、新しい研究に着手し始めた。アルバイトの留学生とアイデアを出し合いながら探索的分析を進めている。「それ面白そうだね。じゃあ、やってみよう。」こんな風に、「面白そう」という直感を信じて突き進める人と研究するのは楽しい。
金曜日, 11月 13, 2015
万年筆で字を丁寧に書くという贅沢
久しくお気に入りの万年筆で字を書くことがなかった。裏紙にボールペンで擲り書きばかりしていた。僕の万年筆はLAMYのヤング向けの製品で、デザインと色が気に入っている。ボールペンとは違い、ペン先に紙を感じながら、筆圧で様々な表情の字を書くことができる。間違ったらすぐに消せるフリクションペンも悪くないが、書き間違いは許されない一種の緊張感の中で使う万年筆もいい。
A4の紙に万年筆で自分の名前を丁寧に書いてみた。まじまじと見て、きれいな字ではないが味があるなどと思った。万年筆で字を丁寧に書くというのは贅沢な行為かもしれない。
A4の紙に万年筆で自分の名前を丁寧に書いてみた。まじまじと見て、きれいな字ではないが味があるなどと思った。万年筆で字を丁寧に書くというのは贅沢な行為かもしれない。
土曜日, 11月 07, 2015
時間の流れ方、情報の流れ方
毎朝の習慣は、まずコーヒーを入れ、その間にスマホでニュース記事を斜め読みし、コーヒーを飲みながら新聞の一面に目を通すこと。大概、新聞よりもウェブの方が情報が新しいので、新聞では逃亡中になっている容疑者もYahooのトップページではもう捕まっていたりする。そんな時、ちょっとした違和感を覚える。
時間の流れ方そのものは、これまでもこれからも、早くなったり遅くなったりすることはない。少なくとも、素粒子が一斉にストライキをして、量子力学に従うのをやめてしまわなければ。
しかし、情報の流れ方はこの15年で激変した。スマホを開けば同時並行で進行している世界中の「今」がやってきて、スマホをピロピロ鳴らす(音声をOFFにすればいいわけだが)。スマホが使えない状態にある時などは、世界から自分だけがポツンと取り残されてしまったような感覚すらする。
こういう感覚やある種の不安・不満を払拭するためにはどうしたらよいのだろう。とりあえず公園にでも出かけ、自分の身体で五感で秋を感じようかしら。
時間の流れ方そのものは、これまでもこれからも、早くなったり遅くなったりすることはない。少なくとも、素粒子が一斉にストライキをして、量子力学に従うのをやめてしまわなければ。
しかし、情報の流れ方はこの15年で激変した。スマホを開けば同時並行で進行している世界中の「今」がやってきて、スマホをピロピロ鳴らす(音声をOFFにすればいいわけだが)。スマホが使えない状態にある時などは、世界から自分だけがポツンと取り残されてしまったような感覚すらする。
こういう感覚やある種の不安・不満を払拭するためにはどうしたらよいのだろう。とりあえず公園にでも出かけ、自分の身体で五感で秋を感じようかしら。
金曜日, 10月 30, 2015
ひと段落
先ほど論文を再投稿した。これで当面抱えていた論文執筆は全部終わった。気がつくと間もなく11月。今年度はずっと論文執筆とそのための作業をしていたような気がする。こんな苦しい作業はもう嫌だと思いつつも、そこから逃げるのはもっと嫌なので、何とかやりきった。とにかく頭から懸案事項が消えて、今はホッとしている。
さて次は何をやろうか。読みたい本も論文もたくさんある。新しい研究を始めたいし、新しいことも勉強したい。これだから研究者はやめられない。
さて次は何をやろうか。読みたい本も論文もたくさんある。新しい研究を始めたいし、新しいことも勉強したい。これだから研究者はやめられない。
水曜日, 10月 28, 2015
ハーフバースデー
鴻志が生まれて半年がたった。もともと大きく生まれたのだが、ますます大きくなって、長時間の抱っこがしんどいぐらい重たくなった。(ライザップにでも行って体を鍛えようかしら...)手足口病を除けば、これまで病気らしい病気もせずにすくすくと成長してくれた。
すでに離乳食を始めていて、あと数ヶ月すればハイハイをするようになる。どんどんできることが増え、成長し大人に近づいていくのがうれしくもあり、新生児っぽさがなくなっていくのが少し寂しくもある。そんなに急がなくていいのだよと。
何はともあれ、親子水入らずで過ごす時間を持てることに感謝である。
土曜日, 10月 24, 2015
蒲郡
![]() |
| 子安弘法大師像 |
もう1つの目的は、ラグーナテンボスのフェスティバマーケット。まぐろやのランチは1000円で新鮮な寿司が食べられる。それから、海鮮海猫の明太子とタコワサ、ヤマサちくわの練りもの、めちゃうまい。ついつい買いすぎてしまうが、たまにはいいでしょう。
金曜日, 10月 09, 2015
Interface
先月再投稿した論文が受理された(まだ直さなければならない点はあるが)。苦しんで、苦しんで、苦しんで書いた論文だ。Interfaceは生物と物理の分野横断的研究をターゲットとしたジャーナル。
論文をまとめてからも、あるジャーナルは門前払い、次のジャーナルは一度直して再投稿するもやはり却下。これだけでゆうに一年はかかった。方法論の論文として書き直してInterfaceに出すも、すごく厳しいコメントが返ってきてなかなか直せず。先月、秘策を思いついて、やっとの思いで直して再投稿したのだった。
別に誰に褒められるわけでもない。研究者として当たり前のことを当たり前のようにやるだけ。今は、吉報をかみしめつつ、最後の直しの方策を練っている(10日で直して出せと...orz)。
追記:11/4にこの論文は出版されました。[Link]
K. Sasahara, O. Tchernichovski, M. Takahasi, K. Suzuki, and K. Okanoya, A rhythm landscape approach to the developmental dynamics of birdsong, Journal of the Royal Society Interface (accepted)このデータを採り始めたのは理研に勤めていた2006年頃だから、論文になるのに9年近くかかったことになる。その間、留学したり別の職に就いたりといった事情もあるが、とにかく発達のデータ解析が難しかったというのが一番の理由だ。個体差あり、時間変化あり、例外ありあり。なかなかこれというクリアな結果が出ず、いたずらに時間だけが過ぎた。
論文をまとめてからも、あるジャーナルは門前払い、次のジャーナルは一度直して再投稿するもやはり却下。これだけでゆうに一年はかかった。方法論の論文として書き直してInterfaceに出すも、すごく厳しいコメントが返ってきてなかなか直せず。先月、秘策を思いついて、やっとの思いで直して再投稿したのだった。
別に誰に褒められるわけでもない。研究者として当たり前のことを当たり前のようにやるだけ。今は、吉報をかみしめつつ、最後の直しの方策を練っている(10日で直して出せと...orz)。
追記:11/4にこの論文は出版されました。[Link]
火曜日, 10月 06, 2015
土曜日, 9月 26, 2015
帰省、講演、作文
1ヶ月遅れで夏休みを取り、家族で実家に帰省した。今回は子どもを連れてのロングドライブなので、途中でギャン泣きするのではないかと心配していたが、割とおとなしく寝ていた。お盆シーズンと違って高速道路は空いているし涼しいし、これからはこのパターンが良さそうだ。だいぶゆっくりできた。
さて、帰省から戻ってすぐ基盤研究公開セミナーで「計算社会科学の試み:ソーシャルデータで読み解く人間行動の複雑性」と題して講演をした。しっかり準備をして臨んだので、思いのほか少ない聴衆にちょっと残念だった。それでも、同じ専攻の先生方が参加して質問もしてくれた。たまたま参加していた企業の方も興味を持ってくれたようだった。惜しむらくは、計算社会科学に興味をもった見所がある学部生をリクルートしたかったのだが、学部生は来ていないようだった。鍛え甲斐のある学生がほしい。
兎にも角にも9月のメインイベントはこれで終了したので、10月〆切の仕事に取り掛かる。論文の再投稿1つと科研費の申請書類。どちらも前回の失敗を教訓にして。
さて、帰省から戻ってすぐ基盤研究公開セミナーで「計算社会科学の試み:ソーシャルデータで読み解く人間行動の複雑性」と題して講演をした。しっかり準備をして臨んだので、思いのほか少ない聴衆にちょっと残念だった。それでも、同じ専攻の先生方が参加して質問もしてくれた。たまたま参加していた企業の方も興味を持ってくれたようだった。惜しむらくは、計算社会科学に興味をもった見所がある学部生をリクルートしたかったのだが、学部生は来ていないようだった。鍛え甲斐のある学生がほしい。
兎にも角にも9月のメインイベントはこれで終了したので、10月〆切の仕事に取り掛かる。論文の再投稿1つと科研費の申請書類。どちらも前回の失敗を教訓にして。
火曜日, 9月 15, 2015
私のブックマーク
同僚の先生から依頼を受けて、人工知能学会誌の原稿「私のブックマーク」を執筆した(2015年11月号に掲載)。テーマは私の専門の「計算社会科学」。
執筆に要した時間は2日ぐらいだが、下調べや準備に時間を要した。恥ずかしながら、専門といいつつ、知らないことや不正確にしか理解していないことが山ほどあった。自分の不勉強さを思い知らされた。
それでも、自分の知識や理解のあやふやな所を1つひとつクリアーにしていくこの作業は、大変ではあったがとても勉強になった。25日の公開セミナーにむけて、いい頭の整理になったし、近い将来、このテーマで本を書いてみたいと思った(そのためには、まず、自分の研究が売れる必要があるが...)。
執筆に要した時間は2日ぐらいだが、下調べや準備に時間を要した。恥ずかしながら、専門といいつつ、知らないことや不正確にしか理解していないことが山ほどあった。自分の不勉強さを思い知らされた。
それでも、自分の知識や理解のあやふやな所を1つひとつクリアーにしていくこの作業は、大変ではあったがとても勉強になった。25日の公開セミナーにむけて、いい頭の整理になったし、近い将来、このテーマで本を書いてみたいと思った(そのためには、まず、自分の研究が売れる必要があるが...)。
金曜日, 9月 11, 2015
進捗のコツ
夏休みに入ってから約1ヶ月かけて修正した論文をようやく再投稿した。メジャーリビジョンの判定が来たのは2月だが、査読のコメントが手厳しいものが多かったので後回しにしていたら、別の仕事が入ってきて全く時間が取れなくなってしまった。
最初の2週間はなかなかコツがつかめずいたずらに時間だけが過ぎたが、残りの二週間、根詰めて何とか間に合わせた。もらったコメントには誠実に正確に回答したと思う。今度こそ吉報がほしい。
本来ならば新しい研究に力を入れたいところだが、もう一本直さなけらばならない論文と、依頼原稿、そして、情報科学研究科主催のセミナーの発表がある。とりあえず依頼原稿を完成させたら小休止だ。
僕が仕事で詰まってなかなか進捗がない中、息子は寝返りが出来るようになり、確実に進歩している。息子にコツを教わることにしよう。
最初の2週間はなかなかコツがつかめずいたずらに時間だけが過ぎたが、残りの二週間、根詰めて何とか間に合わせた。もらったコメントには誠実に正確に回答したと思う。今度こそ吉報がほしい。
本来ならば新しい研究に力を入れたいところだが、もう一本直さなけらばならない論文と、依頼原稿、そして、情報科学研究科主催のセミナーの発表がある。とりあえず依頼原稿を完成させたら小休止だ。
僕が仕事で詰まってなかなか進捗がない中、息子は寝返りが出来るようになり、確実に進歩している。息子にコツを教わることにしよう。
日曜日, 8月 30, 2015
市場は物理法則で動く
市場は嵐のごとし。この本の主張を端的に言うと、そういうことになるだろう。
これまでの経済学では、経済主体は合理的で、市場は「神の見えざる手」で自ずと均衡に落ち着くとされてきた。しかし、この本の中で著者は、繰り返し繰り返し、それがいかに間違いかということを述べている(くどすぎるが)。市場価格の変動は「均衡点」などという静的な概念では捉えらず、むしろそれは嵐のように安定と不安定の流れが渦巻くダイナミクスが本質的であると。
著者の言わんとすることには同感である。ただ、効率的市場仮説の代案として、どんなことが最新の経済物理学で研究されていて、どんなことがわかってきているのかの説明がもっとほしかった。エージェントモデルがいくつか紹介されていたが、あまり説得力をもって書かれていなかった。ただ、それらの部分を差し引いても、十分に面白く、読む価値のある本だ。
これまでの経済学では、経済主体は合理的で、市場は「神の見えざる手」で自ずと均衡に落ち着くとされてきた。しかし、この本の中で著者は、繰り返し繰り返し、それがいかに間違いかということを述べている(くどすぎるが)。市場価格の変動は「均衡点」などという静的な概念では捉えらず、むしろそれは嵐のように安定と不安定の流れが渦巻くダイナミクスが本質的であると。
著者の言わんとすることには同感である。ただ、効率的市場仮説の代案として、どんなことが最新の経済物理学で研究されていて、どんなことがわかってきているのかの説明がもっとほしかった。エージェントモデルがいくつか紹介されていたが、あまり説得力をもって書かれていなかった。ただ、それらの部分を差し引いても、十分に面白く、読む価値のある本だ。
土曜日, 8月 29, 2015
手足口病の対策
とうとう妻も手足口病にかかってしまった。僕と同じ症状の経過を辿り、程度はもっとひどい。同じ病気で苦しんでいる方もいると思うので、症状を軽減するのに(少なくとも僕には)効いた(効かなかった)対策をメモしておく。
- 高熱と関節痛
- 喉の痛み
- イソジン
でうがいし、病院で処方されたトローチを定期的になめた。このおかげか、喉の症状は悪化しなかった。
- 手足と顔の発疹
- 発疹の猛烈なかゆみを抑えるために、新レスタミンコーワ軟膏
を塗って、手には軍手をはめ、靴下を履いた。この薬は抗ヒスタミン系のかゆみ止めで、ステロイドは入ってない。多少はかゆみが軽減された。
- 猛烈なかゆみで寝られなかったので、以前病院で処方された強い痛み止めを飲んで寝た。おかげで、かゆみを忘れて寝れたのでだいぶ回復した。(ただし、自己責任で)
- 寝るときに、手のかゆみを抑えるのに保冷剤も役だった。
- 湿疹の出ている手で体を掻かない。飛び火の防止。
- 効果がなかったのが、花粉症の薬。抗ヒスタミン成分が入っているので効くかと思ったが。
- 発疹後の後始末
- 発疹がおさまるとこれらがカサブタになる。顔の発疹あとが目立つので、アットノンクリーム
を毎日塗っている。
- 足の裏の角質化してしまったものは、ベビーフットでズル剥けにする。
木曜日, 8月 20, 2015
最悪の手足口病
先週、鴻志の体温が高く、なかなか寝ない日があった。その翌日、体温は平熱に戻ったが、手や足や顔に数個の発疹ができていて、みるみる増えていった。最近流行りの「手足口病」だった。しかし、子供の場合は重篤になることはほとんどなく、一週間程度で良くなった。
やれやれと思っていた矢先、今度は僕が「手足口病」にかかった。火曜の午後から急に関節が痛くなり、風邪だと思ったので家に帰って休んでいたら、急に寒気がしてきた。近くの病院では風邪と診断され、麻黄湯を飲んで寝たら、鴻志の時と同様、翌日には熱は下がった。
しかし、手や足に1つ2つ発疹が出ていて、喉の痛みを覚えた。手足口病にかかったことを自覚した。その日の夜には発疹が手足じゅうにでき、それが痛痒くってとてもじゃないが寝られない。唾を飲み込むのもやっとなほど喉も痛い。
ネットでこの病気を調べてみると、「大人はめったにかからないが、もしかかった場合は、とても辛い思いをする」とある。まさにその通り。1粒で2度おいしいではないが、初日は高熱と関節痛、2日目以降は発疹の猛烈なかゆみと喉の激痛。同じ病気で日を変えて2種類の苦痛を味わっている。今日明日が山場だろうが、手足口病はもう懲り懲りだ。
やれやれと思っていた矢先、今度は僕が「手足口病」にかかった。火曜の午後から急に関節が痛くなり、風邪だと思ったので家に帰って休んでいたら、急に寒気がしてきた。近くの病院では風邪と診断され、麻黄湯を飲んで寝たら、鴻志の時と同様、翌日には熱は下がった。
しかし、手や足に1つ2つ発疹が出ていて、喉の痛みを覚えた。手足口病にかかったことを自覚した。その日の夜には発疹が手足じゅうにでき、それが痛痒くってとてもじゃないが寝られない。唾を飲み込むのもやっとなほど喉も痛い。
ネットでこの病気を調べてみると、「大人はめったにかからないが、もしかかった場合は、とても辛い思いをする」とある。まさにその通り。1粒で2度おいしいではないが、初日は高熱と関節痛、2日目以降は発疹の猛烈なかゆみと喉の激痛。同じ病気で日を変えて2種類の苦痛を味わっている。今日明日が山場だろうが、手足口病はもう懲り懲りだ。
金曜日, 8月 14, 2015
ネットワーク科学
私の研究はネットワークの手法を用いたものが多い。最初に使ったのは鳥のさえずりの解析で(その話は思想地図β1に書いた)、最近書いた論文もソーシャルデータを連想ネットワークで可視化するというお話。
現在の中心研究テーマである「計算社会科学」の1つの流れは、間違いなくネットワーク科学にあるので、歴史的経緯も含めて勉強したいと思って、この本を読んでいる。いろんな話題が広く(薄く)扱われていて、副読本としてはいいと思う。
今ではMultiplex NetworksやTemporal Networksなど、もっと複雑で動的なネットワークも登場し、ネットワーク科学は日々進化している。そのあたりの新しい話題はこの本ではカバーされていないが、計算社会科学の重要なツールになりうるので押さえておきたい。
現在の中心研究テーマである「計算社会科学」の1つの流れは、間違いなくネットワーク科学にあるので、歴史的経緯も含めて勉強したいと思って、この本を読んでいる。いろんな話題が広く(薄く)扱われていて、副読本としてはいいと思う。
今ではMultiplex NetworksやTemporal Networksなど、もっと複雑で動的なネットワークも登場し、ネットワーク科学は日々進化している。そのあたりの新しい話題はこの本ではカバーされていないが、計算社会科学の重要なツールになりうるので押さえておきたい。
月曜日, 8月 03, 2015
書いても書いても
書いても書いてもスタックは一向になくならない。
先週は、New Generation Computingの論文を終わらせた。これは、人工知能学会論文誌に受理された論文の英訳である。受理された日本語論文の英訳をNew Generation Computingという雑誌で受け付けて、こちらが出たら日本語の方を「正式な和訳」扱いにする、という新ルールに従ったものだ。
日本語論文だと海外の研究者が読めないし、したがって引用もされないので、よろしくない。英訳には手間も時間も、掲載料も2雑誌分かかるが、引用されないよりはマシということで、がんばって書いた。
これが終わってやれやれと一息ついた矢先、棚上げしていた共著論文の再投稿の締切警告のメールが来た...orz。「あと1ヶ月待ってください」とエディタに頼み込み、何とか締切を延ばしてもらった。
そして、昨日は別の雑誌から「却下。直して再投稿せよ」というメールが...orz。データの追加と分析のやり直しが必要だ。締切は45日以内とあるが、絶対に無理。エディタに事情を説明して延期してもらおう。
「二兎を追う者は一兎をも得ず。」自分が納得できる内容にするために、まずは1本目の共著論文を8月に、2本目は9月に完成させる。論文執筆は孤独で辛い作業だが、避けては通れない。絶対に2本とも通す。
先週は、New Generation Computingの論文を終わらせた。これは、人工知能学会論文誌に受理された論文の英訳である。受理された日本語論文の英訳をNew Generation Computingという雑誌で受け付けて、こちらが出たら日本語の方を「正式な和訳」扱いにする、という新ルールに従ったものだ。
日本語論文だと海外の研究者が読めないし、したがって引用もされないので、よろしくない。英訳には手間も時間も、掲載料も2雑誌分かかるが、引用されないよりはマシということで、がんばって書いた。
これが終わってやれやれと一息ついた矢先、棚上げしていた共著論文の再投稿の締切警告のメールが来た...orz。「あと1ヶ月待ってください」とエディタに頼み込み、何とか締切を延ばしてもらった。
そして、昨日は別の雑誌から「却下。直して再投稿せよ」というメールが...orz。データの追加と分析のやり直しが必要だ。締切は45日以内とあるが、絶対に無理。エディタに事情を説明して延期してもらおう。
「二兎を追う者は一兎をも得ず。」自分が納得できる内容にするために、まずは1本目の共著論文を8月に、2本目は9月に完成させる。論文執筆は孤独で辛い作業だが、避けては通れない。絶対に2本とも通す。
火曜日, 7月 21, 2015
もうすぐ夏休み
昨日は、世間的には海の日で祝日だったが、非常勤の大学で期末試験があったので、試験監督のために出勤した。
情報リテラシーの講義は今年で2年目。講義内容は昨年とほぼ同じだが、学生のレベルは昨年よりも落ちたと感じる。演習をさせると、たいてい不測の事態が生じるのだが、想定外のものが多くて当惑することが多々あった。
昨日もびっくりするようなことがあった。
- 提出用USBに学生番号と名前を書いたシールを貼ってきなさい、と授業で何度も念を押したにもかかわらず、守らない学生が続出
- 試験直前になって、プログラムが動かないと言ってくる(授業で何度も説明した設定をしていないため。話を全く聞いていない。)
- 試験直前になって、プログラムを作るソフトはどこからダウンロードするのかと聞いてくる(授業中、一体何をやっていたのか?)
授業を聞いていないことに起因するこれらのトラブルには、呆れるしかない。1クラス100人以上もいるので、教員一人で個々に対応するなど不可能。
今年度は3コマ担当しているので答案の数は約300。実技試験のファイルもあるので(約300個のUSBを抜いたり差したり...orz)、合計約600の答案を採点しなければならない。1日に100やるのが限度だ。
仕事なので粛々とやるしかない。採点が終われば晴れて夏休み。
今年度は3コマ担当しているので答案の数は約300。実技試験のファイルもあるので(約300個のUSBを抜いたり差したり...orz)、合計約600の答案を採点しなければならない。1日に100やるのが限度だ。
仕事なので粛々とやるしかない。採点が終われば晴れて夏休み。
土曜日, 7月 18, 2015
ほがらかな道
偉大な知の巨人がまた一人去った。2008年、ノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎先生が亡くなられた(当時のブログ記事)。物理を学んだ者なら南部先生を知らない人はいない。
学部、修士と素粒子物理学を専攻していたので、南部先生の本、特に「クォーク」はよく読んだ。ブルーバックスとは思えないほどの内容で、そんじょそこらの教科書よりもレベルが高い。
Yahooニュースの記事にこんなコメントが載っていた。
学部、修士と素粒子物理学を専攻していたので、南部先生の本、特に「クォーク」はよく読んだ。ブルーバックスとは思えないほどの内容で、そんじょそこらの教科書よりもレベルが高い。
Yahooニュースの記事にこんなコメントが載っていた。
「私が夫と出会ったのは、宝塚にあった陸軍の研究施設でした。私の一目ぼれでございました。それ以後、豊中、アメリカのプリストン、シカゴ、そして再び日本へ。苦労もありましたが、70年あまり、ほがらかな道をともに歩んでまいりました。夫を失い、ただただ悲しみにくれています」大変な研究者人生だったことは想像に難くないが、ご婦人をして「ほがらかな道」と言わしめる。南部先生が研究者としてだけでなく、人間として偉大で魅力的であったかを物語る。
木曜日, 7月 09, 2015
人生はニャンとかなる
気分はズンドコである。iPhone (といっても白ロムで、iPod touchとして使っていた)を紛失した、または盗難された。昨日はほとんどの時間、研究室で仕事をしていた。部屋の外にいたのは、1)気分転換にスタバにいった時、2)専攻会議の時、そして3)トイレ、だけである。このうち、iPhoneをもって出かける可能性があるのは1)と3)だが、おそらくスタバに置き忘れたか、取られたかのどちらかだろう。
なぜ盗難を疑うかというと、iPhoneを遠隔で探したところ、中区錦あたりにGPSの位置情報の記録が残っているからだ。そんなところに行った覚えはない。そして、置き忘れなら、落とし物として大学に届けるはずなので、故意に持ち出したことになる。
というわけで、このiPhoneが再び手元に戻るのは絶望的となった。油断していた自分のせいではある。義兄から中古で3万円で譲り受けたものなので、新品をなくすよりはまだまし、という考え方もあるが、しかしまあ、高い勉強代を払ってしまった。
この本を読んで元気をだそう。人生はニャンとかなる。そして、世の中には絶望的に嫌なやつもいるが、そいつはジャガイモだと思うことにする。ジャガイモだから仕方ない。
なぜ盗難を疑うかというと、iPhoneを遠隔で探したところ、中区錦あたりにGPSの位置情報の記録が残っているからだ。そんなところに行った覚えはない。そして、置き忘れなら、落とし物として大学に届けるはずなので、故意に持ち出したことになる。
というわけで、このiPhoneが再び手元に戻るのは絶望的となった。油断していた自分のせいではある。義兄から中古で3万円で譲り受けたものなので、新品をなくすよりはまだまし、という考え方もあるが、しかしまあ、高い勉強代を払ってしまった。
この本を読んで元気をだそう。人生はニャンとかなる。そして、世の中には絶望的に嫌なやつもいるが、そいつはジャガイモだと思うことにする。ジャガイモだから仕方ない。
水曜日, 7月 01, 2015
月曜日, 6月 29, 2015
親子で英会話
第二外国語として英語を習ったわれわれ大人は、どんなに頑張ってもネイティブ並みにLとRの発音を正しく聞き分けたり、話し分けたりすることはできない。なぜならば、母語として言語を獲得する臨界期(感受性期)を超えてしまったからだ。これは脳の問題であって、根性や努力でどうにかなることはない。
しかし、新生児にはまだその能力(あるいは可能性)がある。ということで、英語の早期教育には賛否両論あるものの、楽しく子育てと教育をする一環として、英語のCDぐらい聞かせてもよかろうと私は思っている。
以下の2冊の本は、日常会話と特に子育てに話題を絞った会話のCD付きの本で、なかなかいい。実はこういう日常会話が一番苦手。自分の研究の話を英語ですることはそんなに難しくないが、何気ない英語が今でもしゃべれない。鴻志とCDを聞いて、英語の勉強のやり直し。
しかし、新生児にはまだその能力(あるいは可能性)がある。ということで、英語の早期教育には賛否両論あるものの、楽しく子育てと教育をする一環として、英語のCDぐらい聞かせてもよかろうと私は思っている。
以下の2冊の本は、日常会話と特に子育てに話題を絞った会話のCD付きの本で、なかなかいい。実はこういう日常会話が一番苦手。自分の研究の話を英語ですることはそんなに難しくないが、何気ない英語が今でもしゃべれない。鴻志とCDを聞いて、英語の勉強のやり直し。
金曜日, 6月 19, 2015
最近の学生は 其の二
鴻志を寝かしつけ、レポートの採点をしていたら、妙に気分が高揚して眠れなくなってしまったのでブログを書くことにした。
以前これと同じタイトルで記事を書いた。(Link) ここで書いたことに変わりない。つまり、「最近の学生は」とは極力言わないようにしている。才能豊かで気概のある学生はもちろんいる。一方で、どう接していいのか、二の句が継げないような言動をする学生がいるのは確か。以下は自分が経験した例。
教員に注意され、愚痴を公然とツイートする学生。こういうツイートがあったという話はどこからか伝わってくる。だってソーシャルメディアなんだから。これが会社ならとっくにクビになっている。失敗から謙虚に学べないような器が小さい人間は成長などできない。
レポート課題でよくあるのがコピペで、これは東大でも問題になった。確かにWikipediaからのコピペは多くて、似たり寄ったりのレポートが労せず量産されているのは事実。それでも、参考文献としてWikipediaの記事があげられてればよい。酷いのになると、参考文献がGoogleとだけ書いてあるレポートがある。二の句が継げない。
以前これと同じタイトルで記事を書いた。(Link) ここで書いたことに変わりない。つまり、「最近の学生は」とは極力言わないようにしている。才能豊かで気概のある学生はもちろんいる。一方で、どう接していいのか、二の句が継げないような言動をする学生がいるのは確か。以下は自分が経験した例。
教員に注意され、愚痴を公然とツイートする学生。こういうツイートがあったという話はどこからか伝わってくる。だってソーシャルメディアなんだから。これが会社ならとっくにクビになっている。失敗から謙虚に学べないような器が小さい人間は成長などできない。
レポート課題でよくあるのがコピペで、これは東大でも問題になった。確かにWikipediaからのコピペは多くて、似たり寄ったりのレポートが労せず量産されているのは事実。それでも、参考文献としてWikipediaの記事があげられてればよい。酷いのになると、参考文献がGoogleとだけ書いてあるレポートがある。二の句が継げない。
水曜日, 6月 17, 2015
すくすくと成長しております
| すごい寝相、そしてすごいデベソ |
高島屋のベビールームにあったスケールによると、身長は約58cm、体重は6,220g。1ヶ月半の赤ちゃんとは思えないぐらいのペースです。
親戚や私と妻の友人たちから、お祝い、お洋服、おもちゃ、お菓子、そしてお祝いの言葉をたくさんもらい、大変幸せ者の鴻志です。この場を借りてお礼申し上げます。
今後も、私たち家族をよろしくお願いします。
水曜日, 6月 10, 2015
ICCSS 2015
国際会議ICCSS2015のためにヘルシンキに来ている。名古屋からは直行便で10時間ぐらいなのでとても行きやすい。空港から市内へはバスで40分ぐらい。街の景観はきれいだし、気候もちょうどいい。
自分と学生の発表は初日に終わったので、これからは他の発表を聞くのに集中できる。招待公演がとにかく豪華で、ワッツ、バラバシ、ペントランド、ダンバーとビックネームがずらり。そして、みんな発表が面白い。普通の発表は玉石混交だが活気があって、このカオスな状態が計算社会科学が発展途上にある若い分野であることを示している。
水曜日, 6月 03, 2015
函館日帰り出張
人工知能学会での発表のために函館に行ってきた。通常、この学会は4, 5日はあるので、おいしいものでも食べて...となるところだが、今回は日帰りである。
11時ぐらいの飛行で、中部国際空港から函館空港へ飛び、バスを乗り継いではこだて未来大学へ。着いたのが自分が発表するセッションの開始20分前。無事発表を終え、他の発表を聞くこともなく帰路へ着く。函館空港でカレーを食べ羽田に飛び、新幹線で名古屋へ。かろうじて終電に間に合い、地下鉄で相生山に。
月曜の非常勤の講義を休講にできればよかったのだが、来週フィンランドでの国際会議に参加するために、そちらを休講にしている。さすがに二週連続休講はまずかろうと、このような強行スケジュールになってしまった。
まあ、鴻志に会いたいので、結果的に日帰りでよかったのだが。日々、我が子が成長していくのが実感出来る。
11時ぐらいの飛行で、中部国際空港から函館空港へ飛び、バスを乗り継いではこだて未来大学へ。着いたのが自分が発表するセッションの開始20分前。無事発表を終え、他の発表を聞くこともなく帰路へ着く。函館空港でカレーを食べ羽田に飛び、新幹線で名古屋へ。かろうじて終電に間に合い、地下鉄で相生山に。
月曜の非常勤の講義を休講にできればよかったのだが、来週フィンランドでの国際会議に参加するために、そちらを休講にしている。さすがに二週連続休講はまずかろうと、このような強行スケジュールになってしまった。
まあ、鴻志に会いたいので、結果的に日帰りでよかったのだが。日々、我が子が成長していくのが実感出来る。
日曜日, 5月 24, 2015
新生児は抑えのエースである
新生児はさながら抑えのエースである。抑え投手の球種はストレート、カーブ、フォークの3つほどだが、配球と組み合わせが絶妙で次の球を読ませず打たせない。
ストレート→ミルク、カーブ→うんち、フォーク→抱っこ、とすると、まさに緩急自在に親の予想を外してくる。抱っこしてほしいのかとユサユサしているとうんこを漏らしていて、おしめを替えても泣き止まないと思ったら腹ペコでかつ眠いとか。まったく手がかかると思っても、こんな笑い声をされてはたまらない。[Link]
子どもが生まれてから、生活も考え方もずいぶん変わったなと思う。先日39歳の誕生日を迎え、人生の折り返しである。何を頑張って、何を頑張らないべきかを考え、メリハリのある楽しい人生を過ごしたい。そして、子どもと一緒に成長できるように、頭も体も毎日メンテナスしないと。
鴻志に初めての絵本を買った。

ストレート→ミルク、カーブ→うんち、フォーク→抱っこ、とすると、まさに緩急自在に親の予想を外してくる。抱っこしてほしいのかとユサユサしているとうんこを漏らしていて、おしめを替えても泣き止まないと思ったら腹ペコでかつ眠いとか。まったく手がかかると思っても、こんな笑い声をされてはたまらない。[Link]
子どもが生まれてから、生活も考え方もずいぶん変わったなと思う。先日39歳の誕生日を迎え、人生の折り返しである。何を頑張って、何を頑張らないべきかを考え、メリハリのある楽しい人生を過ごしたい。そして、子どもと一緒に成長できるように、頭も体も毎日メンテナスしないと。
鴻志に初めての絵本を買った。
金曜日, 5月 15, 2015
今日は金曜だけど、日曜日よりの使者
久しぶりにブルーハーツとハイローズが聴きたくなって、Tsutayaでベスト盤を借りてきた。確か博士論文を書いている時もこの曲を聴いていた。
基本的にはスタンダードなロックが好きだが、いつしかパンクっぽいのも好きになった。曲の複雑さや演奏技術も音楽の重要な要素だが、単調であるにもかかわらず、とてつもない個性が光る甲本ヒロトの楽曲を聴くと、要はハートなのだと気づかされる。人生万歳、頑張れガンバレでもなく、盗んだバイクで走りだすほど世の中を悲観はしていない。偽善だ欺瞞だと言っている暇があったら、ひたいに汗して働き、ビールを飲んで寝る。そういう力の抜けた感じ。
このままどこか遠くつれてってくれないか
君は君こそは日曜日よりの使者
適当な嘘をついてその場を切り抜けて気のせいか「日曜日よりの使者」をかけて抱っこをすると、鴻志がよく寝る。
誰一人傷つけない日曜日よりの使者
日曜日, 5月 10, 2015
3時間に分割された生活
鴻志が生まれてから生活は激変した。3時間おきにオムツを交換し、ミルクを飲ませ、抱っこしてまた眠らせないといけない。ぐずって眠らないことや、なかなか泣き止まないこともある。親の都合など関係なしに、ミルク・オムツ→寝る→ぐずる・泣く→ミルク・オムツ→寝る→...のサイクルは回る。
6時間睡眠なんて夢のまた夢。妻と二人で格闘と寝不足の日々は続く。しかし、ほんの束の間見せる「笑顔」を見ると、疲れも吹っ飛ぶ。[Link]
鴻志のリズムに合わせ、寝たことを確認したら3時間仕事に集中する。自分のことを鴻志のサイクルにうまく合わせるのが、親としての仕事と研究者としての仕事を両立させるコツだ。ミルク・オムツ→寝る→(今のうちに仕事)→ぐずる・泣く→ミルク・オムツ→寝る→(今のうちに寝る)...
案外生産性は上がっている気がする。月曜の3コマ連続の講義は体力的にしんどそうだが...。
6時間睡眠なんて夢のまた夢。妻と二人で格闘と寝不足の日々は続く。しかし、ほんの束の間見せる「笑顔」を見ると、疲れも吹っ飛ぶ。[Link]
鴻志のリズムに合わせ、寝たことを確認したら3時間仕事に集中する。自分のことを鴻志のサイクルにうまく合わせるのが、親としての仕事と研究者としての仕事を両立させるコツだ。ミルク・オムツ→寝る→(今のうちに仕事)→ぐずる・泣く→ミルク・オムツ→寝る→(今のうちに寝る)...
案外生産性は上がっている気がする。月曜の3コマ連続の講義は体力的にしんどそうだが...。
日曜日, 5月 03, 2015
ひとり鴻志祭
ここ数日、夜な夜なひとり鴻志祭を開催している。なんてことはない、発泡酒を飲みながら息子の写真と動画を見ているのだ。もうかわいくて仕方ない。ついつい飲みすぎてしまって、手酌で二日酔いになるという...orz
一ヶ月検診が終われば外出できるようになるだろうから、新緑の公園を家族で散歩したい。その前にやらなきゃならない仕事を片付けてしまわないと。
今日の鴻志は、笑っているような表情をたくさん見せた。
一ヶ月検診が終われば外出できるようになるだろうから、新緑の公園を家族で散歩したい。その前にやらなきゃならない仕事を片付けてしまわないと。
今日の鴻志は、笑っているような表情をたくさん見せた。
水曜日, 4月 29, 2015
鴻志が生まれました
2015年4月28日、長男の鴻志(こうし)が誕生しました。母子ともに元気で、ホッとしております。鴻鵠の志で真っ直ぐな人に育ってほしい、という願いからこの名前にしました。私の両親と妻のお母さんも鴻志に会いに来てくれました。
3,614グラムの大きな子で、普段はおとなしいのですが、今日はおっぱいが上手に飲めなくてギャン泣きしたそうです。
さっそく親バカぶりを発揮して、写真を撮りまくっています。
3,614グラムの大きな子で、普段はおとなしいのですが、今日はおっぱいが上手に飲めなくてギャン泣きしたそうです。
さっそく親バカぶりを発揮して、写真を撮りまくっています。
日曜日, 4月 19, 2015
いけてる財布とメモ帳
ウェブの記事でabrAsus(アブラサス)「薄い財布」が紹介されていて、とてもいいなと思った。今の財布はPaul Smithのもので、多分10年以上は使っている。当時の彼女(今の妻)に誕生日プレゼントでもらったものだ。経年劣化で小銭入れ部分のホックがバカになっていて、すぐホックが外れて小銭をぶちまけてしまう。
abrAsusが作っている製品は、どれもガジェット好きの心をくすぐる。「保存するメモ帳」は、普通のA4の用紙を折ってメモ帳として使うというもので、発想が面白い。メモを取る場面でよく経験するのが、紙はあるけどペンがないとか、ペンはあるけど紙がないという状況。常にどちらもこれに入れて持ち歩けば問題は解決する。
そして、折ったA4用紙の全ページを書き終えたら、広げてA4サイズにもどし、そのままバインダーに綴じたり、スキャナーでPDFにしてEvernoteに入れれば良い。
財布はいいお値段がするのですぐには手が出ないが、メモ帳は常日頃から使えそうだから買ってもいいかな。ポチッとな。
abrAsusが作っている製品は、どれもガジェット好きの心をくすぐる。「保存するメモ帳」は、普通のA4の用紙を折ってメモ帳として使うというもので、発想が面白い。メモを取る場面でよく経験するのが、紙はあるけどペンがないとか、ペンはあるけど紙がないという状況。常にどちらもこれに入れて持ち歩けば問題は解決する。
そして、折ったA4用紙の全ページを書き終えたら、広げてA4サイズにもどし、そのままバインダーに綴じたり、スキャナーでPDFにしてEvernoteに入れれば良い。
財布はいいお値段がするのですぐには手が出ないが、メモ帳は常日頃から使えそうだから買ってもいいかな。ポチッとな。
水曜日, 4月 15, 2015
新学期感
新学期が始まったというのに今年はあまり新学期感がしない。ボタンの掛け違いというか歯車がかみ合っていないというか、「何か違うんだよな」と。
それでもやらなきゃいけないことは、やらなきゃいけないわけで...。講義をこなし、ラボのセミナーをこなし、新しい研究の打ち合わせをこなし。ずっと自分を苦しめているこの論文も、今月中にメドを立てないと。
せめてアップテンポの曲で自分に発破をかけ、アドレナる。
それでもやらなきゃいけないことは、やらなきゃいけないわけで...。講義をこなし、ラボのセミナーをこなし、新しい研究の打ち合わせをこなし。ずっと自分を苦しめているこの論文も、今月中にメドを立てないと。
せめてアップテンポの曲で自分に発破をかけ、アドレナる。
木曜日, 4月 02, 2015
私が上昇!?
今年度は科研費に落ちてしまった...orz。若手Aに挑戦し、申請書もよく書けたと思ったのだが。ショックはかなり大きいが、力不足ということなので仕方がない。長い研究者人生、いいこともあれば、悪いこともある。
大学からいくらかのバックアップと財団の助成金がいただけるので、とりあえずジリ貧は免れた。分担になっている科研費が当たる可能性もある。来年度の申請は、この書類をブラッシュアップして出すだけでなく、ポートフォリオを組まないと。
昨日からTwitterのタイムラインには科研費に関する悲喜交々のツイートが流れていて、中には、「科研費が落ちたのではない。私が上昇したのだ。」と、孫さんのツイートをもじったものが多数リツイートされていた。寒い...。
寒いと思っていたら、本当に風邪を引いてしまったようだ。体と頭をしっかり休めて、まずは論文2本の再投稿と来週からの講義に備えることにする。
大学からいくらかのバックアップと財団の助成金がいただけるので、とりあえずジリ貧は免れた。分担になっている科研費が当たる可能性もある。来年度の申請は、この書類をブラッシュアップして出すだけでなく、ポートフォリオを組まないと。
昨日からTwitterのタイムラインには科研費に関する悲喜交々のツイートが流れていて、中には、「科研費が落ちたのではない。私が上昇したのだ。」と、孫さんのツイートをもじったものが多数リツイートされていた。寒い...。
寒いと思っていたら、本当に風邪を引いてしまったようだ。体と頭をしっかり休めて、まずは論文2本の再投稿と来週からの講義に備えることにする。
月曜日, 3月 30, 2015
ガツガツ
インド工科大学の3年生だと名乗る人物からメールが来た。自分がいかに優秀でやる気があるのかを記したCV が添付されていた。この論文で僕のことを知ったとかで、2015年5月から7月まで研究プロジェクトの仕事はないかと尋ねている。航空チケット代は奨学金を当てるから、この3ヶ月間有給で仕事をさせてくれ、ということだと思う。
しかし唐突過ぎるだろう。全く面識もないし、第一、この論文のどこに興味をもったのかについても言及がない。博士号取得を目指していて研究経験が大事だ云々など、自分のことは書かれているが、どうしてこの研究室なのかに関する説明がまったくない。多分、片っぱしからメールを送っているのだろう。
でも、このガツガツした感じは嫌いじゃない。むしろ、うちの学生にもこのガッツがほしいぐらいだ。
しかし唐突過ぎるだろう。全く面識もないし、第一、この論文のどこに興味をもったのかについても言及がない。博士号取得を目指していて研究経験が大事だ云々など、自分のことは書かれているが、どうしてこの研究室なのかに関する説明がまったくない。多分、片っぱしからメールを送っているのだろう。
でも、このガツガツした感じは嫌いじゃない。むしろ、うちの学生にもこのガッツがほしいぐらいだ。
日曜日, 3月 22, 2015
桜の蕾
近くの螺貝公園は知る人ぞ知る桜の名所だ。桜が咲くと夜にライトアップをしてとても綺麗だ。今日、駅へ向う途中に見たところでは、蕾がすでにピンク色になっていたので、来週には咲き始めるのだろう。春である。
大学にはすでに「ご入学おめでとうございます」の看板や垂れ幕やらがたくさんあって、間も無く新入生が入ってくるのだなという実感が湧いてくる。新学期である。
2015年度は実りある年にしたい。まず論文にすべきものは全て論文にする。新しい研究を軌道に乗せ、自分が納得のいく面白い研究をしたい。担当する講義も講演も納得のいくものにしたい。そして、いい学生が研究室に来てくれるといいなあ。
大学にはすでに「ご入学おめでとうございます」の看板や垂れ幕やらがたくさんあって、間も無く新入生が入ってくるのだなという実感が湧いてくる。新学期である。
2015年度は実りある年にしたい。まず論文にすべきものは全て論文にする。新しい研究を軌道に乗せ、自分が納得のいく面白い研究をしたい。担当する講義も講演も納得のいくものにしたい。そして、いい学生が研究室に来てくれるといいなあ。
月曜日, 3月 09, 2015
木曜日, 3月 05, 2015
10年ぶりのお台場
約10年ぶりに帰ってきた。かつて濃厚な時間を過ごした東京国際交流館へ。正確に言うと、インタラクション2015で学生が発表をするので、会場の日本未来科学館に来ている。交流館はそのすぐとなりにある。
東京テレポート駅から昔よく歩いた道を通って交流館まで歩いた。思っていたよりは感慨深いものがなかった。10年という年月のせいだろうか、寝不足と花粉症で疲れているからだろうか。
仕事が山積で明日は来客もあるので、僕はこれで名古屋に帰る。来年はこの学会には出ないだろう。
木曜日, 2月 26, 2015
木曜日, 2月 19, 2015
経験への開放性と勤勉性
名大に来てから3年が経とうとしている。特にこの1年はラボの運営や授業に力を入れた。教育というのは時間がかかるものだと心得ているので、すぐに成果が出るとは思っていないが、教育のあり方について考えさせられることが多かった。
この記事によると「成績は知能ではなく性格(経験への開放性(知的好奇心など)と勤勉性)で決まる」との実験結果があるそうだが、この結果にはうなずける。
日頃の取り組みを見ているとその学生の素質がすぐわかる。知的好奇心に駆動されて夢中になれる学生は、ヒントを出して背中を押してあげれば、あとは一人でに力をつけていく。一方、知的好奇心も勤勉性も中途半端な学生は、結局、何をやっても中途半端になる。さらに悪いのは、謙虚に学ぶという姿勢がない学生。人から学ぶという気持ちがないのでアドバイスをしても響かない。
これらのタイプを見極めた上で教育方針を立てないといけない。
この記事によると「成績は知能ではなく性格(経験への開放性(知的好奇心など)と勤勉性)で決まる」との実験結果があるそうだが、この結果にはうなずける。
日頃の取り組みを見ているとその学生の素質がすぐわかる。知的好奇心に駆動されて夢中になれる学生は、ヒントを出して背中を押してあげれば、あとは一人でに力をつけていく。一方、知的好奇心も勤勉性も中途半端な学生は、結局、何をやっても中途半端になる。さらに悪いのは、謙虚に学ぶという姿勢がない学生。人から学ぶという気持ちがないのでアドバイスをしても響かない。
これらのタイプを見極めた上で教育方針を立てないといけない。
木曜日, 2月 12, 2015
春休み
単位を落とした学生向けの情報リテラシー2のリメディアル集中講義を現在担当している。2/11(水)から14(土)まで4日連続、1限から4限まで講義がある(最終日は試験があるので2限まで)。今日でちょうど半分が終わった。4コマ連続で授業することなど普通ないので体力的にはしんどいが、グループワークに一生懸命取り組んでいる学生を見ると、やってよかったと思う。あと2日!
この集中講義が終われば研究に集中できるかと思っていたのだが、別の投稿論文の査読結果が返ってきて、これがかなり厳しいことを言われている。すべて直して再投稿しないといけない。春休みはこれで潰れそうだ...。
この集中講義が終われば研究に集中できるかと思っていたのだが、別の投稿論文の査読結果が返ってきて、これがかなり厳しいことを言われている。すべて直して再投稿しないといけない。春休みはこれで潰れそうだ...。
月曜日, 1月 26, 2015
学会のお作法
学会での立ち居振る舞いを観察していると、「自分もこうなりたいなあ」とか「自分はこうはなりたくないなあ」というような研究者を目にする。
積極的に質問や議論をしたり、学生の拙い発表にも教育的にコメントをする人がいるかと思えば、自分の発表以外はほとんど聞かずiPhoneをいじっていたり、陰で研究の悪口をいう人もいる(言いたいことは直接言えばよい)。
コーヒーブレイクや夕食会で社交性を発揮してどんどん人脈を作れる人もいれば、仲間内だけで固まって結局内輪の集まりになってしまう人もいる(自分ももっと社交性を発揮できれば良いのだが...)。
もう何回も学会には参加しているが、未だに学会の作法をマスターできていない。
積極的に質問や議論をしたり、学生の拙い発表にも教育的にコメントをする人がいるかと思えば、自分の発表以外はほとんど聞かずiPhoneをいじっていたり、陰で研究の悪口をいう人もいる(言いたいことは直接言えばよい)。
コーヒーブレイクや夕食会で社交性を発揮してどんどん人脈を作れる人もいれば、仲間内だけで固まって結局内輪の集まりになってしまう人もいる(自分ももっと社交性を発揮できれば良いのだが...)。
もう何回も学会には参加しているが、未だに学会の作法をマスターできていない。
日曜日, 1月 25, 2015
びっちり
ここまでびっちり詰まった週は初めてかもしれない。
1/17(土)と18(日)はセンター試験の監督業務。受験生も大変だが監督する先生も大変。朝6時過ぎに起床し、電車と徒歩で会場の明和高校に行き、夜7時近くまで業務。リスニング試験のトラブルなどもなく終了したのは何よりだった。
1/19(月)は非常勤先の大学で定期試験の監督を2コマ。立ちっぱなしが3日連続というのはなかなかにしんどい。腰にくる。
そして、1/20(火)の夜に大分に飛び、21, 22, 23とAROBという国際会議に参加。今回はChuckのオーガナイズしたBirdsongのセッションで招待講演をした。Iさん、Oさん、Chuckという自分の師匠の前で話すことになるので、やりずらいったらありゃしないが、落ち着いて発表はできた。思ったよりも聴衆が多くて、このセッションが一番面白かったという声が聞かれたので良かった。
名古屋に戻ってからは試験答案の採点。ほぼ3日かかった。
明日からは、かなり厳しめのコメントが帰ってきた論文の直し。春は遠い...。
追記:日付が一週間ずれていたので修正しました。
1/17(土)と18(日)はセンター試験の監督業務。受験生も大変だが監督する先生も大変。朝6時過ぎに起床し、電車と徒歩で会場の明和高校に行き、夜7時近くまで業務。リスニング試験のトラブルなどもなく終了したのは何よりだった。
1/19(月)は非常勤先の大学で定期試験の監督を2コマ。立ちっぱなしが3日連続というのはなかなかにしんどい。腰にくる。
そして、1/20(火)の夜に大分に飛び、21, 22, 23とAROBという国際会議に参加。今回はChuckのオーガナイズしたBirdsongのセッションで招待講演をした。Iさん、Oさん、Chuckという自分の師匠の前で話すことになるので、やりずらいったらありゃしないが、落ち着いて発表はできた。思ったよりも聴衆が多くて、このセッションが一番面白かったという声が聞かれたので良かった。
名古屋に戻ってからは試験答案の採点。ほぼ3日かかった。
明日からは、かなり厳しめのコメントが帰ってきた論文の直し。春は遠い...。
追記:日付が一週間ずれていたので修正しました。
日曜日, 1月 11, 2015
データサイエンス
ビッグデータとともによく見聞きするのがデータサイエンスという言葉。ビックデータに関しては、Volume (大容量)、Variety(多様性)、Velocity(速度)の3Vの特徴をもつデータだとされる。最近では、Veracity(正確さ)が加わって4Vになることもある。言葉遊びではあるが一応定義のようなものがある。
一方、データサイエンスとは何か?これに関しては研究者の間でも統一的な見方がない。統計学や機械学習とはそもそも何が違うのか?ビックデータとはどういう関係にあるのか。こういったことを考えながら、データサイエンスなる科学がよちよち歩きを始めたところである
「データサイエンス講義」という本にいくつかヒントがあったのでそれを記す。
一方、データサイエンスとは何か?これに関しては研究者の間でも統一的な見方がない。統計学や機械学習とはそもそも何が違うのか?ビックデータとはどういう関係にあるのか。こういったことを考えながら、データサイエンスなる科学がよちよち歩きを始めたところである
「データサイエンス講義」という本にいくつかヒントがあったのでそれを記す。
- データサイエンスがやること
- データからパターンを発掘する (かつてはデータマイニングという言葉が流行っていた)
- データを価値に変換する
- データに基づいて現実世界の問題を解決する
- データサイエンスとは手法の詰め合わせではない
- データサイエンティストとは、データに精通し、統計的な思考ができ、コーディングで問題が解ける人
これでもまだデータサイエンスの全体像ははっきりしないが、何となく姿は見えてきた。自分が取り組んでいるのオンライン行動の定量化は計算社会科学と呼ばれ、この本によれば、それはデータサイエンスの一部とされる。
今、データサイエンスから目が離せない。
追記:データの収集と分析はどんな分野にもプロセスの一部として入っている。それらを必要としない科学はない。そして、データの収集と分析にはその分野独特の知識が要る。したがって、データサイエンスなるものが単独の学問として成立するのか、という疑問はいつもつきまとう。
今、データサイエンスから目が離せない。
追記:データの収集と分析はどんな分野にもプロセスの一部として入っている。それらを必要としない科学はない。そして、データの収集と分析にはその分野独特の知識が要る。したがって、データサイエンスなるものが単独の学問として成立するのか、という疑問はいつもつきまとう。
金曜日, 1月 02, 2015
木曜日, 12月 25, 2014
火曜日, 12月 23, 2014
雪の高山
仕事がひと段落したので、有給をとって一泊二日で高山に行ってきた。こんな大雪にもかかわらず、大勢の外国人旅行者が訪れていた。日本人観光客よりも多かったのではないだろうか。中には着ぐるみを着た人たちも...。
高山陣屋を見学したあと、高山ラーメンを食べ、さんまちの古い町並を散策した。酒蔵や味噌屋、飛騨牛の店。美味しいものがたくさん。
今回の旅行は「飛騨牛一頭食べつくしプラン」なるもので、高山観光ホテルの夕食には14種類の飛騨牛の肉が出て、焼肉をたっぷりと堪能した。いい牛肉はぜんぜん違う。たまにスーパーの安売りで買ってくる筋ばかりのオージーとは肉の旨みが全然違う。
帰りは宮川朝市を見物してお土産を買い、下呂に立ち寄って温泉に入ってから名古屋に戻った。久しぶりの楽しい旅行だった。下呂にはまた機会を改めて来たい。
高山陣屋を見学したあと、高山ラーメンを食べ、さんまちの古い町並を散策した。酒蔵や味噌屋、飛騨牛の店。美味しいものがたくさん。
今回の旅行は「飛騨牛一頭食べつくしプラン」なるもので、高山観光ホテルの夕食には14種類の飛騨牛の肉が出て、焼肉をたっぷりと堪能した。いい牛肉はぜんぜん違う。たまにスーパーの安売りで買ってくる筋ばかりのオージーとは肉の旨みが全然違う。
帰りは宮川朝市を見物してお土産を買い、下呂に立ち寄って温泉に入ってから名古屋に戻った。久しぶりの楽しい旅行だった。下呂にはまた機会を改めて来たい。
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| 上三之町 |
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| 飛騨牛 |
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| 途中で立ち寄った和菓子屋さん |
金曜日, 12月 12, 2014
出来ないより出来た方がいいに決まってる、わけではない...
この記事を読んだ時、衝撃を覚えた。
話を簡単にまとめるとこういうことだ。逆上がりができない生徒がいて、先生は放課後に練習に付き合ってあげた。先生の頭には「きっと逆上がりが一日も早くできるようになりたいはずだ」という考えが無意識的にあったはず。ところが、初めて逆上がりが出来た時の生徒の第一声が、「もうこれで、逆上がりの練習しなくて良いんだね。」だったというのだ。
「えっ、いままで放課後に練習に付き合ってきたのは何だったの?」この先生は何とも表現し難い理不尽さに困惑したことだろう。二人はそもそも違うスタート地点に立っていたわけだ。
なぜ衝撃を受けたかというと、自分も学生との付き合いの中でこの手の経験をすることが増えたからだ。この記事によると、「技を教えるより、まず初めに運動そのものの楽しさを教えなければならなかったのだ」云々とある。それはそうかもしれないが、釈然としない。
大学生や大学院生にまず学問ではなく、学問の面白さを伝えよ、と。それはそうかもしれないが、そしてもちろん心がけてはいるが、釈然としない。自分の意思で、学問がしたくて、大学や大学院に来てるんでしょ?
金曜日, 12月 05, 2014
不可視なものを可視化する
怒涛の締切ラッシュが終わった。そして無事乗り切った。
まずは人工知能学会の論文特集「Massive Data Flow ~自然や人工のシステムにみられる複雑さを理解する~」の原稿。これの編集委員をやっているので、自分の論文を投稿しないわけにはいかない。
とはいえ、まだ完成した研究もなかったのでアメリカから帰国後は、とにかく自分を追い込んで新しい研究に集中した。そして、火事場の何とかというやつか、とても面白い結果が出た。しかも締切の数日前に...。論文は実質的に3日で書き上げた。今回のテーマは「不可視なものを可視化する」。WIREDの今月号を読んでいていろんな気づきを得た。
そして次は招待講演の概要原稿。しかしこちらは、ワシントンDCでの発表をまとめる際に、ある程度頭を整理していたので1日でできた。ふー。
そうこうしているうちに、投稿していた論文がリジェクトされて帰ってきたので、こちらも別の雑誌に投稿するために直した。
そして、来週から名大での講義が2つ、複雑系科学セミナーの発表が1つ。息が切れそうだ。
まずは人工知能学会の論文特集「Massive Data Flow ~自然や人工のシステムにみられる複雑さを理解する~」の原稿。これの編集委員をやっているので、自分の論文を投稿しないわけにはいかない。
とはいえ、まだ完成した研究もなかったのでアメリカから帰国後は、とにかく自分を追い込んで新しい研究に集中した。そして、火事場の何とかというやつか、とても面白い結果が出た。しかも締切の数日前に...。論文は実質的に3日で書き上げた。今回のテーマは「不可視なものを可視化する」。WIREDの今月号を読んでいていろんな気づきを得た。
そして次は招待講演の概要原稿。しかしこちらは、ワシントンDCでの発表をまとめる際に、ある程度頭を整理していたので1日でできた。ふー。
そうこうしているうちに、投稿していた論文がリジェクトされて帰ってきたので、こちらも別の雑誌に投稿するために直した。
そして、来週から名大での講義が2つ、複雑系科学セミナーの発表が1つ。息が切れそうだ。
土曜日, 11月 22, 2014
初めてのDC
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| リンカーンメモリアルから見たワシントン記念塔 |
最終日は午後で会議が終了だったので、その後、少しだけワシントンDCを散策してきた。複数あるスミソニアン博物館はどれも入場料が無料で、スケールの大きさにびっくりした。時間があるときにまたDCを再訪したい。今回は本当に慌ただしい海外出張だった。
金曜日, 11月 07, 2014
TODO
ここのところ、TODOリストは消せども消せども長くなる一方。今週火曜に論文を1つ投稿した(例のやつ)。今日は、国際会議ICCSS2015の投稿するアブストラクトを完成させ(これは絶対に行きたい学会)、来週月曜の情報倫理の講義資料を完成させた。これでリストから3つ消えた。
しかし、11/14(金), 15(土)はワシントンDCで研究会、11/23(日)は日帰りで岡山でポスター発表。これらの発表資料と議論のための準備をしないといけない。12/1(月)締め切りの某学会特集号の論文執筆もある(これ用の解析もしないと...orz)。1月には招待講演もあり、そのためのデータ解析はこれからやらないとならない。もちろん、研究室のセミナーや勉強会の準備もある。かくしてTODOリストはどんどん長くなっていく。
いかん、自転車操業状態だ。年内の仕事を片付けたら、できるだけ自分のやりたいことだけをTODOに入れるようにしよう。忙し過ぎて本当にやりたい研究ができないなんて本末転倒だ。
(最近、こんな記事ばっかり書いている気がする...。反省。)
(最近、こんな記事ばっかり書いている気がする...。反省。)
火曜日, 11月 04, 2014
ブルマン
いつから月曜の祝日が増えたのか?調べたところによると、ハッピーマンデー制度というもののせいらしい。昨日11/3(月)も文化の日で世の中的には休日だった。しかし...。
非常勤の仕事が月曜で、しかも私立大学は基本的に月曜も土曜も授業があるので、今年度のほぼすべての月曜祝日は講義だった。ちなみに、国立大学である名大は土日祝日はもちろん休み。というわけで、私にとってはブルーマンデー制度である。
後期の講義も残り半分。そろそろレポート課題や試験問題を作りを始めないといけない。
非常勤の仕事が月曜で、しかも私立大学は基本的に月曜も土曜も授業があるので、今年度のほぼすべての月曜祝日は講義だった。ちなみに、国立大学である名大は土日祝日はもちろん休み。というわけで、私にとってはブルーマンデー制度である。
後期の講義も残り半分。そろそろレポート課題や試験問題を作りを始めないといけない。
金曜日, 10月 24, 2014
魔の10月
申請書類のラッシュもひと段落。自分の書類が1つ、共同研究が2つ。懸案事項だった論文は1つ投稿完了(まだ良い返事はない)。昨年、テネシー大であったワークショップの論文は無事受理された。
そして今日は学会発表申し込みの締め切りだったので、学生の論文の修正。余裕をもって準備するように指示しても結局こうなる。夜中3時まで改稿作業をして、さらに午前中一杯かかって全体を直した。もうふらふら。
やるべきことはまだまだあるのだが、どうしても10月中に目処をつけたいのは、夏休みにほぼ仕上げた元学生との共著論文。追加の解析を彼は放棄したので、自分でやるしかない。論文はわかりやすく書けたと思うので、何とか出したい。
ああ、週末ぐらいゆっくりしたい。
そして今日は学会発表申し込みの締め切りだったので、学生の論文の修正。余裕をもって準備するように指示しても結局こうなる。夜中3時まで改稿作業をして、さらに午前中一杯かかって全体を直した。もうふらふら。
やるべきことはまだまだあるのだが、どうしても10月中に目処をつけたいのは、夏休みにほぼ仕上げた元学生との共著論文。追加の解析を彼は放棄したので、自分でやるしかない。論文はわかりやすく書けたと思うので、何とか出したい。
ああ、週末ぐらいゆっくりしたい。
日曜日, 10月 19, 2014
足のあそこのこと
胡座をかくときに足をくの字にした時に見える、足首と踵の中間にある皮膚。この場所のことを自分はこれまでに何度考え、これから先何度考えるだろうか。だいぶ奇妙な問いだが、それには理由がある。
露天風呂に入るとまずは景色を楽しむわけだが、一通り見終えると次にこの部分に目がいく。足を持ち上げてまじまじと見てみると、人間の年輪とも言えるシワが多数細かく刻まれていることに気づく。いつの間にこんなにシワシワになってしまったんだろう。38年間、靴下に隠れてこっそり新陳代謝をしてきたわけだし、これからもそうだろう。
僕の時間は、普段はこの部分のことに注意を向ける余裕もなくバタバタと過ぎていく。もう少し、自分の体に注意を向けるぐらいの余裕を持たなくてはならない。先日、長島温泉に立ち寄り湯したときに、そう思ったのだった。
水曜日, 10月 08, 2014
21世紀を照らすのは
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| 赤崎記念研究館 |
特に、名大関係者のノーベル賞受者はこれで6名で、名大の教員としては鼻が高いだけでなく、大いに励まされる。赤崎先生はインタビューで「本当にやりたいことをやりなさい」とおっしゃっていたが、心からそう思う。自分にもそう言い聞かせている。
ノーベル賞委員会のメンバーは、
「白熱電球は20世紀を照らした。21世紀を照らすのはLED照明になるだろう。」となかなかの名言を残した。21世紀を照らすような研究がしたいものだ。
日曜日, 9月 28, 2014
シンプルプレゼン
この本のDVDを情報リテラシー2の講義で使用している。プレゼンテーションは以前も講義 したことがあり、その時もガー・レイノルズの本「プレゼンテーションZEN」を参考にした。
何事も「Simple is best」だけど、プレゼンは得にそうだ。最近も学会やシンポジウムの発表を聴講したが、細かい字でびっしりスライドが埋め尽くされ、それを淡々と説明するような発表は見ていて苦痛だ。何が大事なのかちっともわからない。20分ぐらいの発表ではとうてい詳細など伝えられるはずないので、重要な点を強調するようなやり方でないと伝わらない。
このDVDはガー本人のプレゼンのお手本を見ることができる。そして、さすがにうまい。企業でやるようなプレゼンと大学でやるものは大分違うが、おおいに見習うべき点がある。ジョブズのiPhone発表時のプレゼンもあわせて観ることをお勧めする。
何事も「Simple is best」だけど、プレゼンは得にそうだ。最近も学会やシンポジウムの発表を聴講したが、細かい字でびっしりスライドが埋め尽くされ、それを淡々と説明するような発表は見ていて苦痛だ。何が大事なのかちっともわからない。20分ぐらいの発表ではとうてい詳細など伝えられるはずないので、重要な点を強調するようなやり方でないと伝わらない。
このDVDはガー本人のプレゼンのお手本を見ることができる。そして、さすがにうまい。企業でやるようなプレゼンと大学でやるものは大分違うが、おおいに見習うべき点がある。ジョブズのiPhone発表時のプレゼンもあわせて観ることをお勧めする。
月曜日, 9月 22, 2014
後半戦
今日から講義が再開した。後期は「情報倫理・モラル」と「情報リテラシー2」を担当する。夏休み中にすべての資料を作り終えたかったのだが、何だかんだあって今日の資料作りで手一杯だった。そして直前にならないと「こんな感じで行こう」というイメージもわかない。背水の陣ってやつか。
ばたばたと時間は過ぎ、今日の講義を迎えた。それでも、だいたい予定した通りに進行することができたので今日はまずまず。どんなクラスにもやる気のある学生、ない学生は一定数いるが、少しでも「今日の授業はためになったな」とか「あの先生の授業はひと味違うな」とか感じてくれる学生がいれば、苦労して準備したかいがある。それが感じられたとき、教師をやっていて本当に良かったと思う。
さて、来週の準備に取りかからないと...。
ばたばたと時間は過ぎ、今日の講義を迎えた。それでも、だいたい予定した通りに進行することができたので今日はまずまず。どんなクラスにもやる気のある学生、ない学生は一定数いるが、少しでも「今日の授業はためになったな」とか「あの先生の授業はひと味違うな」とか感じてくれる学生がいれば、苦労して準備したかいがある。それが感じられたとき、教師をやっていて本当に良かったと思う。
さて、来週の準備に取りかからないと...。
月曜日, 9月 15, 2014
元気の郷
| 釜ゆでしたホカホカのトウモロコシ |
大高のイオン渋滞がなければ、自宅からは車で30分ぐらい。イオンを過ぎると急に田舎な感じがして、波江のじいちゃん、ばあちゃんの家に帰ってきた気がする。(ああっ、波江に行きたい。)
元気の郷にはいい食材や食堂がたくさんあるが、特にお勧めなのが大釜でゆでる新鮮なトウモロコシ。これを半分こにして妻と食べた。実がシャキシャキとして甘くておいしい。
リンゴやぶどう、新鮮な野菜、名古屋コーチンの卵、焼き鳥。それぞれリーズナブルなお値段で購入できてとても満足でした。
食の充実はこれ人生の充実なり。
食の充実はこれ人生の充実なり。
月曜日, 9月 08, 2014
マンモスを狩る
間もなく科研費申請の季節がやってくる。年々運営交付金が減らされ、大学から支給される研究費だけでは到底足りない。学会に行くにも、論文を出すにもお金がいる。学生の旅費も捻出しなければならない。
僕は今年度で科研費が切れるので、来年度の申請書を書かなければならない。さらに、別の科研費にも関係しているのでそのお手伝いもある。締切間際のドタバタを今から考えると気が重い。
研究成果は出てきていると思うので、次は背伸びして大型を狙うか、着実に小型を仕留めるか悩みどころだ。もちろん、鹿肉よりもマンモス肉の方が食料に困らなくなり安心して眼前の仕事に没頭できるのだから、マンモスを狩るにこしたことはない。そのために矢じりを磨くか...。
最近ではこんな本も売っている。とどのつまり、審査員も人間なのだからわかりやすく書け、ということだ。
僕は今年度で科研費が切れるので、来年度の申請書を書かなければならない。さらに、別の科研費にも関係しているのでそのお手伝いもある。締切間際のドタバタを今から考えると気が重い。
研究成果は出てきていると思うので、次は背伸びして大型を狙うか、着実に小型を仕留めるか悩みどころだ。もちろん、鹿肉よりもマンモス肉の方が食料に困らなくなり安心して眼前の仕事に没頭できるのだから、マンモスを狩るにこしたことはない。そのために矢じりを磨くか...。
最近ではこんな本も売っている。とどのつまり、審査員も人間なのだからわかりやすく書け、ということだ。
月曜日, 8月 25, 2014
講義の準備
大学の先生たちも夏休み中である。といっても毎日遊んでいるということではなく、講義やゼミや会議がないこの時期に、集中して研究を進めたり、論文をまとめたりということである。そして、後期の講義準備も今のうちにやってしまわないいけない。ただでさえ秋は学会や研究費の申請があって死ぬほど忙しい。
僕もまた後期の講義準備を始めたところだ。後期は名大では「創発」をテーマとした講義を、非常勤先では情報リテラシー2と情報倫理の講義がある。特に後者は今年が初めてなので資料を作らねばならず、これがとても時間がかかる。昔の資料を手直すればいいかと思って見直してみると、内容が古くなっている部分があるし、いろいろと直したい部分が目立つ。そして、学生のレベルに合わせて講義のレベルも調整しないといけない。
論文2本と講義準備を仕上げる。これが僕の夏休みの宿題だ。世の小学生と同様、今が頑張り時だ。
僕もまた後期の講義準備を始めたところだ。後期は名大では「創発」をテーマとした講義を、非常勤先では情報リテラシー2と情報倫理の講義がある。特に後者は今年が初めてなので資料を作らねばならず、これがとても時間がかかる。昔の資料を手直すればいいかと思って見直してみると、内容が古くなっている部分があるし、いろいろと直したい部分が目立つ。そして、学生のレベルに合わせて講義のレベルも調整しないといけない。
論文2本と講義準備を仕上げる。これが僕の夏休みの宿題だ。世の小学生と同様、今が頑張り時だ。
日曜日, 8月 17, 2014
初めてのJAF
名古屋へ帰る途中の新東名高速でのことだった。海老名辺りまで渋滞がひどく予定よりもガソリンを消費してしまい、浜松SAを出た時、ガソリンメーターは残り二目盛りだった。浜松SAにガソリンスタンドはあったのだが、「刈谷までは何とか行けるだろう。そしたら一般道に降りてガソリンスタンドを探せばいいや。デミオの燃費は18km/Lだし。」と高をくくっていた。
三ヶ日JCあたりでひどい渋滞にハマり、気がついたらガソリンメーターは残り一目盛り。無事合流を終えたところで給油マークが点灯し始めた。ようやく車は流れ出したものの目の前には長そうなトンネル。「こんなところでエンストしたら...(汗)」
何とか次のPAまでもってくれと祈りつつ、できるだけ省エネの運転を心がけて、何とか新城PAにたどり着いた。生きた心地もしなかった。そしてJAFに電話。
45分ほど待ってJAFのおじさんがガソリンタンクをもって現れた。つなぎを着た神様に見えた。結局、JAFの会員だったのでガソリン10Lの実費1800円だけで済んだ。
次回から高速にのるときはガソリンの残量に気をつけます。
三ヶ日JCあたりでひどい渋滞にハマり、気がついたらガソリンメーターは残り一目盛り。無事合流を終えたところで給油マークが点灯し始めた。ようやく車は流れ出したものの目の前には長そうなトンネル。「こんなところでエンストしたら...(汗)」
何とか次のPAまでもってくれと祈りつつ、できるだけ省エネの運転を心がけて、何とか新城PAにたどり着いた。生きた心地もしなかった。そしてJAFに電話。
45分ほど待ってJAFのおじさんがガソリンタンクをもって現れた。つなぎを着た神様に見えた。結局、JAFの会員だったのでガソリン10Lの実費1800円だけで済んだ。
次回から高速にのるときはガソリンの残量に気をつけます。
木曜日, 8月 14, 2014
お盆休み
| 喜一の醤油ラーメン。絶品。 |
東京に滞在中、ずっとご無沙汰していた高円寺のバーボンハウスに行って来た。ここのタコライスは日本一うまい。(写真は以前ブログにも載せた)
いわきでは、帰省のたびに四倉の道の駅で喜一のラーメンを食べている。ここのラーメンもまた日本一うまい。
帰省するたびにおいしいものを食べに行き、お互いの両親からいろいろごちそうにもなるので、いつも1キロぐらいは太って帰ることになる。夫婦で2キロ。幸せ太りとはこのことを言うのだろう。
エネルギーをたっぷり充電し、家族がみなかわりなく元気だったので、名古屋に戻って仕事に邁進することにする。あと、少しの運動とダイエットもね。
月曜日, 8月 04, 2014
あかんニューヨーク
入国と出国の手続き
ニューヨークに限ったことではないがとにかく効率が悪い。入国審査の場所は多数あるのに3、4カ所しか使ってないとか、出国の場合は航空券を発券するまでの行列が凄すぎて、余裕をもって空港についてもギリギリになる。
ホテル
基本的に高くて、100ドルで泊まれるようなホテルはユースホステルに毛が生えた程度のものだ。水道が水漏れしていたり、ネズミがでたり、深夜でもうるさかったり。
食事
名大の人たちとイタリアンレストランに行った時のこと。食事を終えるとスイーツを進められ、無料だと言う。そして食事代を払って出ようとすると、なぜかお代はいらないと言われた。困惑しながらも感謝して出ようとしたら、支配人が別のテーブルと間違えたという。結局スイーツ代もとられ、チップもしっかり20%取られていた。一人80ドルなり…orz。とにかくレストランは高いので、スーパーのビュッフェがコスパが一番いい。
まだまだ吐き出したいことはあるけどまたの機会に。
p.s. そして僕の渡米3回連続でUNITEDの機体が何らかの故障で出発が遅れた。ANAにかぎる。
ニューヨークに限ったことではないがとにかく効率が悪い。入国審査の場所は多数あるのに3、4カ所しか使ってないとか、出国の場合は航空券を発券するまでの行列が凄すぎて、余裕をもって空港についてもギリギリになる。
ホテル
基本的に高くて、100ドルで泊まれるようなホテルはユースホステルに毛が生えた程度のものだ。水道が水漏れしていたり、ネズミがでたり、深夜でもうるさかったり。
食事
名大の人たちとイタリアンレストランに行った時のこと。食事を終えるとスイーツを進められ、無料だと言う。そして食事代を払って出ようとすると、なぜかお代はいらないと言われた。困惑しながらも感謝して出ようとしたら、支配人が別のテーブルと間違えたという。結局スイーツ代もとられ、チップもしっかり20%取られていた。一人80ドルなり…orz。とにかくレストランは高いので、スーパーのビュッフェがコスパが一番いい。
まだまだ吐き出したいことはあるけどまたの機会に。
p.s. そして僕の渡米3回連続でUNITEDの機体が何らかの故障で出発が遅れた。ANAにかぎる。
火曜日, 7月 29, 2014
これからALIFE
先週で担当講義の定期試験が終わり、採点と成績評価も終わらせた。(大変だった...)ラボのセミナーも一段落。ようやくまとまった時間ができる!これから溜まりに溜まった論文、研究に取りかかる。しばらくおあずけを食らった感じだったので、研究熱がメラメラとしている。
中部国際空港近くのホテルに前泊している。ALIFEという国際会議に参加するため今朝の便でニューヨークへ向かうのだが、家からだと始発電車でも間に合わないためだ。
今回は自分の発表はなく、昨年度指導した学生がポスター発表を行う。ちょっと物足りないが、心置きなく発表が聞けるのは悪くない。新しい刺激をたくさん受けて、帰国してからの研究の糧にする。
中部国際空港近くのホテルに前泊している。ALIFEという国際会議に参加するため今朝の便でニューヨークへ向かうのだが、家からだと始発電車でも間に合わないためだ。
今回は自分の発表はなく、昨年度指導した学生がポスター発表を行う。ちょっと物足りないが、心置きなく発表が聞けるのは悪くない。新しい刺激をたくさん受けて、帰国してからの研究の糧にする。
火曜日, 7月 15, 2014
最近の学生は...
これは口が裂けても言いたくない言葉の1つ。自分が学生の頃、先生にこう言われる度に苦虫を潰すような気持ちになった。そして、何糞とがんばりもした。
しかし、今の学生を見ていると、こう言いたくなることが多々ある。授業や課題、研究への中途半端な取り組み。「やる気ある?」と。
授業にしろ研究にしろ、僕は先生の「背中」からたくさんのものを学んだ。学問や研究のいろはを手取り足取り教わったことはないが、先生の言動や立ち居振る舞いは見本となった。だから、自分もそうしたいと思っている。
背中で語る、「最近の学生は...」と言わない大人を目指して。
背中で語る、「最近の学生は...」と言わない大人を目指して。
土曜日, 7月 12, 2014
停電の授業
こんな授業は初めてだ。今日は土曜日だが補講があった。案の定いつもよりも休む学生の数は多かったが、それ以外は通常通り。2限も残すところ10分という時、急に教室の照明が落ちた。停電だ。
大変だったのは3限の授業。エアコンが効かず、窓が開かない教室だったので、急遽、窓が開けられる別の教室に移動。プロジェクターもマイクも使えない。印刷した資料をもとに、大声を張り上げて授業をすることになった。途中で電気は復旧したのでそこからプロジェクターを使うことができ、何とか予定していた内容を終わらせることができた。
震災以来、改めて電気が使えないことの不自由さを味わうことになった。ちなみに、トイレで手を洗う際、石けんをつけたはいいが停電で水が出なくて、水筒の麦茶で手を洗うはめに...。
大変だったのは3限の授業。エアコンが効かず、窓が開かない教室だったので、急遽、窓が開けられる別の教室に移動。プロジェクターもマイクも使えない。印刷した資料をもとに、大声を張り上げて授業をすることになった。途中で電気は復旧したのでそこからプロジェクターを使うことができ、何とか予定していた内容を終わらせることができた。
震災以来、改めて電気が使えないことの不自由さを味わうことになった。ちなみに、トイレで手を洗う際、石けんをつけたはいいが停電で水が出なくて、水筒の麦茶で手を洗うはめに...。
日曜日, 7月 06, 2014
ツイッターとフェイスブックそしてホリエモンの時代は終わった
子供の時からスマホやコンピュータ、インターネットに慣れ親しみ、それが当たり前化してる世代のことを「デジタルネイティブ」という。この本の著者もまたその一人だ。ちなみにソーシャルメディアを作った世代は76世代と呼ばれ、僕はその時代の人間。
デジタルネイティブは情報化社会に対してどのような「感覚」を持っているのだろう、ということが気になってこの本を読んでみた。 当時、高校生だった著者がTwitterを駆使して著名人と知り合い、現実世界においても類い稀なる行動力で高校生起業家となるにいたった経緯が書かれている。逸話としては面白いが、それほどビックリする話ではない。彼はTwitterを道具として使っただけだ。
彼のようなTwitter世代のデジタルネイティブと、LINE世代のデジタルネイティブとでは、ずいぶんと違うのではないかと僕は感じている。後者にとってLINEは完全に身体の一部になっている。病的なまでに。
著者は結局アナログ的なものが重要なんだというような境地に達し、「ニュー・アナログ」を提唱している。76世代の僕から見るときわめて健全、きわめて普通だ。
LINE世代のデジタルネイティブを相手に今講義をしているわけだが、いつもある種の違和感を感じている。そして、この違和感の正体にはコミュニケーションの本質が絡んでいる気がしている。
デジタルネイティブは情報化社会に対してどのような「感覚」を持っているのだろう、ということが気になってこの本を読んでみた。 当時、高校生だった著者がTwitterを駆使して著名人と知り合い、現実世界においても類い稀なる行動力で高校生起業家となるにいたった経緯が書かれている。逸話としては面白いが、それほどビックリする話ではない。彼はTwitterを道具として使っただけだ。
彼のようなTwitter世代のデジタルネイティブと、LINE世代のデジタルネイティブとでは、ずいぶんと違うのではないかと僕は感じている。後者にとってLINEは完全に身体の一部になっている。病的なまでに。
著者は結局アナログ的なものが重要なんだというような境地に達し、「ニュー・アナログ」を提唱している。76世代の僕から見るときわめて健全、きわめて普通だ。
LINE世代のデジタルネイティブを相手に今講義をしているわけだが、いつもある種の違和感を感じている。そして、この違和感の正体にはコミュニケーションの本質が絡んでいる気がしている。
木曜日, 7月 03, 2014
インディアナから帰って
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| インディアナ大学ブルーミントン校の正門 |
帰国してからはバタバタと時間が過ぎ、とても研究どころではない。レポート採点やら非常勤の講義の準備、補講、そして試験問題の作成。ダウンしそうだ。今月末にもALIFE14という国際学会に参加する。(もと学生がポスター発表をする)
これを乗り切れば夏休み。ようやくまとまった時間がとれる。棚上げになっている論文や研究を進めないと。
土曜日, 6月 14, 2014
ディスコネクト
リアルとネットが相互接続している現在、リアルでの些細な出来事はネットを経由してリアルに大きな影響を及ぼす。この映画は、そんな繋がりすぎた現在の「生」を見事に描いている。実際、登場人物たちの多くはネットがなければ本来知り合うこともないはずの人たちだ。
みんなそれぞれの人生を自分なり一生懸命生きている。しかし、みんな悪意という意識もないまま少しの過ちをおかし、それがネットを介して増幅され、現実をとんでもない方向に動かしてしまう。とてもいい映画だ。
みんなそれぞれの人生を自分なり一生懸命生きている。しかし、みんな悪意という意識もないまま少しの過ちをおかし、それがネットを介して増幅され、現実をとんでもない方向に動かしてしまう。とてもいい映画だ。
火曜日, 6月 10, 2014
コピペ
課題のレポート採点は大変な作業ではあるが、講義内容をちゃんと理解し、努力した跡がわかるレポートに出会うと、その苦労も吹き飛ぶ。なかなかそんなレポートには出会えないわけなのだが...。
一番読んでいて辛いのが、Wikipediaの記事をコピペし、一字一句変えてないレポート。「地球上の誰もが自由にアクセスできる全人類の知識の集合」というWikipediaの掲げた理想は絶対いいことだし、僕自身もよく利用するし、寄付をして応援もしている。しかし、学生が何の悪気もなく、Wikipediaの記事をWordにコピペして修正もせずに出してしまうの事象は少なくない。
「コピペは泥棒と同じです」こう説明するわけなのだが、僕も含め、多くの先生が頭を悩ませている。素晴らしいレポートに出会ったときに、まっさきにコピペを疑わなくてはならないのは悲しい。
一番読んでいて辛いのが、Wikipediaの記事をコピペし、一字一句変えてないレポート。「地球上の誰もが自由にアクセスできる全人類の知識の集合」というWikipediaの掲げた理想は絶対いいことだし、僕自身もよく利用するし、寄付をして応援もしている。しかし、学生が何の悪気もなく、Wikipediaの記事をWordにコピペして修正もせずに出してしまうの事象は少なくない。
「コピペは泥棒と同じです」こう説明するわけなのだが、僕も含め、多くの先生が頭を悩ませている。素晴らしいレポートに出会ったときに、まっさきにコピペを疑わなくてはならないのは悲しい。
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