金曜日, 3月 12, 2021

SSH

  旭丘高校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の発表会と会議に出席してきた。旭丘高校に来校するのは、2年前に池上さんと講義をした時以来。もちろん、あの頃はコロナのコの字もなく、対面での講義だった。校長室で待機している時に、質問攻めにあったのを覚えている。とても熱心で素晴らしい学生たちだ。

 今日のイベントでは、午前中に東大i.schoolの堀井先生が、イノベーションについてわかりやすく講演した。ワークショップを通じて、様々な社会課題を解決するアイデアを創出するコツがとてもよくわかった。そして、高校生たちがこれを自分の問題として捉え、「新しい価値を生み出すために、高校生にできることは何か」など、とても素晴らしい質問を連発していた。

 午後は、高校生たちが自主的に取り組んでいる研究についてのポスター発表があり、ユニークな視点での研究がたくさんあった。まだ研究を始めたばかりのも多かったが、11月の発表会に向けてどう仕上がってくるのかが楽しみだ。

 優秀で熱心な高校生たちの頑張りを目にすると、自分も頑張らなくてはと思いなおす。

火曜日, 3月 02, 2021

4月からは...

 JST CRESTの技術支援員の方が決まり、4月から研究室で働いていただけることになった。経験も豊富そうだし優秀そうな方なので、これは助かる。以前のアシスタントの方にも、丁寧に仕事をしていただいたおかげで、さきがけの研究に専念することができた。
 この1年はアシスタントがおらず、全ての事務作業と雑務を自分でこなさなければならなかった。名大と東工大の学生をそれぞれ指導し、新しい講義の準備をし、大学の事務作業と雑務、外から降ってくる仕事、これらをこなすだけで精一杯。しかも、片手間で事務作業をすると間違いが多いし、色々とヒヤリとすることもある。
 もう何ヶ月もコードを書いていない。依頼原稿はともかく、学術論文も書いていない。これは流石にまずい。4月からはギアを一気にあげて、成果を出して行かなければ。

水曜日, 2月 03, 2021

どどど...

  先週末にデジタルマーケティングの講義が終わった。ほっと一息する間もなく、今週の日、月とまる2日、プロジェクトレポートの発表会があった。その前の週も、お願いされて参加したイベントが日曜の午後まるまるあったので、かれこれ二週間まともに休んでいない。

 その間、原稿や取材の仕事もいくつかこなしたし、修論を2つチェックした。本の査読もした。来週には博士課程の院試、修論発表会がどどど...とやってくる。いくつか新たに執筆の依頼も舞い込んできたので、この春休みにやるしかない。

 複数の研究プロジェクトを進め、研究室の学生の指導もし、それ以外の学生の面倒も見る。来年度は新たに3つの科目を教えなくてはならないので、その準備もある。このような状態だと、一つ一つの仕事が疎かになるのではないかと、いつも気にしている。

 売れっ子先生ならさらに分刻みのスケジュールだろう。そういう人たちは、どうやってインプットとアウトプットの時間を確保し、仕事の量と質を最大化しているのだろうか。不器用な僕にはマルチタスクなるものはできない。 

木曜日, 1月 14, 2021

集中講義だん

  1/12(火)~14(木)の日程で、鳥取大学の集中講義「計算社会科学によるソーシャルダイナミクスの理解と応用」を担当した。鳥取に出張して対面で講義をする予定だったが、やはり、オンライン開講となった。講義内容は以下のような感じ。

  1. 計算社会科学入門
  2. ソーシャルダイナミクスの理論(1)(2)
  3. ソーシャルデータサイエンス(1)(2)
  4. デジタルマーケティング
  5. フェイクニュースの科学(セミナー)

 今回は大学にもいかず、完全リモートワークで、自宅からネットにつないで講義をした。小さな子供がいる家庭では、なかなかに厳しい。講義の最中に、下の子が大声で泣き出したりして、冷や汗をかいたが、何とか事なきを得た。妻も、子どもたちが騒がないように注意していなければならいので、気が気ではない。

 最終日は、試しにAirpods Proをつけて講義をしてみた。ノイズキャンセリング機能のおかげで、泣き声がシャットアウトされて、自分の声が聞こえずらい違和感を除けば、これがリモートワークでの授業の正解のような気がする。最初からそうすればよかった。

 準備も講義も大変だったけど、学生からの感想もまずまずなので、集中講義をやってよかった。さて今後は、院試の準備やら、名大の修論や東工大のプロジェクトレポート、CRESTのプロジェクトの事務作業などなど、やるべきことは多い。

木曜日, 1月 07, 2021

緊急事態宣言再び

 明けましておめでとうございます。コロナ禍での新年のご挨拶です。
 本日、緊急事態宣言が再発出される見込みです。そうなると、来週予定されていた鳥取大学での集中講義は、現地に行くことが禁止され、オンラインでの実施になりそうです。鳥取出張も対面での講義も楽しみにしていたのに。講義準備のテンションもダダ下りです。がんばりますが。
 昔のブログ記事を見直していたら、4/11の記事で緊急事態宣言のことを書いていました。「1ヶ月後に明るい未来が待っているなら...」初回のセミナーを研究室で対面で行った後、ずっとセミナーはZoomによるオンラインで継続しています。これによって、新入生は先輩から学んだり、学生同士で学ぶ機会が失われてしまいました。明らかに新入生が苦戦している。
 そして、学生だけでなく、教員ももがいています。「1ヶ月後に明るい未来が待っているなら...」今回はそうなるのでしょうか?

土曜日, 12月 26, 2020

良いお年を

 第4回のデジタルマーケティングの授業が終わった。残りは3回。うち2回は外部講師による講演なので、実質的に自分が担当するのはあと1回。

 この講義を担当することになった時は、果たして、社会人院生を対象に満足のいく授業になるだろうかと心配だった。しかし、みなさんモチベーションが高く、グループワークも活発なので、毎回楽しみながら授業ができた。準備は大変だが、より良いもの目指す努力は望むところである。

 さて、授業がひと段落したので、冬休み中に溜まっている仕事にこれから取り掛かる。共著の本の原稿の修正と後書きの執筆、とある事典の原稿執筆と査読、1月に集中講義の準備などなど。

 新たにCRESTのプロジェクトも始まり、東工大に異動してから色々と活躍のチャンスもいただいた。来年はますます忙しくなるだろう。それもまた自分の成長の糧だ。

 何はともあれ、良いお年を。

火曜日, 12月 22, 2020

あなぐら

  「あなぐら」にこもったまま2020年が終わろうとしている。見直してみたら3月のブログでコロナの話題を書いていた。「数ヶ月で終息するだろう」などいう楽観的な予測が外れ、まもなくコロナ禍のメリークリスマスである。

 去年の今頃とはいろいろなものが変わった。去年の12月といえば、名大の学生たちとNTT-Twitterコンペに優勝して、研究室としても盛り上がっていた。しかし、4月からほぼ研究室の活動はオンラインのみになり、研究室の活動としては去年の今頃ほどの活発さはない。もちろん、学生は彼らなりに頑張ってはいる。こんな状況でも着実に成長した学生もいる。一方で、伸び悩んでいる学生もいる。とにかく、彼らができるだけ研究しやすいようにと頑張ったつもりだ。

 今年は講演も原稿執筆もかなりこなした。だからと言って、誰かが褒めてくれるわけでも、お疲れ様と労ってくれるわけでもない。お役に立てればと、粛々とこなした。それでも、講演を熱心に聞いてくれたり、質問がたくさん出たりすると、「報われた」という気分になる。そのために頑張っているようなものだ。

 今年は帰省もできない。年明けには色々な締め切りが待っている。少し休んで、ボーっとしたいな。

土曜日, 12月 05, 2020

デジタルマーケティング

  今年度の4Qからデジタルマーケティングの講義を担当することになった。「フェイクニュースを研究している人がなぜ?」と思われる方も多いだろう。

 私はずっとアカデミアの道を歩いてきたので、企業のマーケティングの実務についてはよく知らない。その部分に関しては、知人のマーケティングの実務家をお呼びして、ゲスト講演をしていただく。

 しかし、計算社会科学の研究者なので、人と社会と情報の相互作用から生じる現象については、色々な理論やその理解の仕方を知っている。そういう視点から見ると、実はデジタルマーケティングは計算社会科学の実践の場と見ることができる。実際、講義の準備のために様々な本を読んでいて、デジタルマーケティングとの接点や面白さを発見した。

 今日は第一回目の講義がオンラインで開催され、30名ぐらいの受講生が参加した。私も受講生も自宅からZoomにつなぎ、60分で講義、その後、グループワークを行った。受講生はみんなとても熱心で、短い時間でも上手に議論し、発表もそつなくこなした。さすが社会人学生だ。

 準備も講義も大変だが、その充実感はこれまでには得られなかったものだ。適度な緊張感の中で仕事ができ、その都度、達成感が得られるというのは幸せなことだ。特に、このコロナ禍においては。

月曜日, 11月 30, 2020

カレンダーに埋もれる

 ものすごい勢いでカレンダーの空き時間が埋まっていく。知り合いの先生のお誘いはなかなか断るわけにもいかず、こちらがお願いする立場になることもあるので、できるだけ引き受けることにしている。それはお互い様。

 最近、本気で断りたいと思っているのはマスコミ関係。「大学の先生なのだから、インタビューに答えて当然」みたいな上から目線でメールが来ると、本当に困ってしまう。授業準備に学生指導、そして事務作業に雑用と、もはや自分でコードを書いて研究する時間などない。そして、Zoomの会議、会議、会議。

 いい研究をして、学会に出かけて行って、いい発表をして、おいしいご当地グルメを食べる。なんて、経験はせずに2020年が過ぎていく。最後に学会らしい学会に出たのは、大分であった国際会議が最後だったなぁ。金沢でやっていた研究会を抜け出して、新幹線と特急を乗り継いで学生の発表に駆けつけたのだった。もう、そんなこともできないし、今ならZoomになるだろう。

月曜日, 11月 02, 2020

安寧と焦燥

  10月は原稿などの締切がなかったので、「安寧」という大袈裟な言葉がぴったりな月だった。9月の忙しさは何だったのか、という感じ。もちろん何もなかったわけではなく、名大の学生たちとゼミやジャーナルクラブを再開し、学生の論文を直したりして、これまで通り研究指導にはしっかり時間をかけた。

 そして月が変わり11月になった。Q4の授業の準備を急ピッチでやらないとまずい時期になった。依頼された講演や授業もある。過去の資料の使い回しで、新しいところが何もない発表は嫌なので、ある程度の作り直しが必要だ。院試の業務もある。

 決してサボっているわけではないのに、遅々として成果が出ない。一方、Twitterでは、毎日のように、知人が論文を発表したり、本を出版したりと、コロナなんてお構いなしに業績を上げている情報を見る。なんだろう、この差は。

 いやいや、人は人。自分は自分。一つ一つ納得のいく仕事をする中で、自ずと成果も出るはずだ。

 

 

 

 

水曜日, 10月 21, 2020

オードリー・タン

 久しぶりに一冊の本を一気に読んだ。ここ数年あまりにも忙しく、調べものをする以外で読書する余裕はほとんどなかった。ここまでよく書けた面白い伝記はそうはないと思う。

  天才デジタル担当大臣として、コロナ禍で急に日本で注目されるようになったオードリー・タン。最初に彼女に興味をもったのは、rebuild.fmに出演した回を聞いた時。キレがよく、ユーモアに満ちた回答にとても惹きつけられた。自分のような凡人には到底及ばないセンスをもちぬしだ。そして、口だけでなく、実際に社会を変えている。

 彼女の自作の詩らしいが、以下はとても素敵な言葉だと思う。

When we see the Internet of things, let’s make it an Internet of beings.
When we see virtual reality, let’s make it a shared reality.
When we see machine learning, let’s make it collaborative learning.
When we see user experience, let’s make it about human experience.
Whenever we hear the singularity is near, let us always remember the plurality is here.

   ぜひ一読をお勧めしたい一冊だ。

水曜日, 10月 14, 2020

ああ東上線

  東上線には親しみがある。理研で研究員をしていたとき、下赤塚に3年住んでいたので、東上線の下赤塚か地下鉄赤塚の駅を利用していた。その時は、2路線使えたので、どちらかが止まっても、なんとか職場や東京方面に行くことができた。

 昨日、池袋付近でポイント故障があったらしく、東上線が3時間以上動かなかった。志木駅のホーム待っていたが、急行電車は動く気配がなく、地下鉄に乗り継ぐための各停電車は満員で乗れない。

 一旦改札を出て、駅構内のスタバで時間を潰したり、本屋に行ったりしたが、一向に改善されないので、家に帰ってリモートワークをすることにした。幸にして大事な会議などはなかったが、研究室のゼミがあった。書斎の入り口をダンボールで塞いで子供たちが入ってこないようにガードして、何とかゼミを終えた。

 リモートワークという選択肢を選べるのはいいことだが、小さな子供がいる家庭では、全く仕事の効率は上がらない。書斎があってもこうなのだから、ましてや書斎がないご家庭ではなおさらだろう。

 今日は頼みますよ、東上線。

土曜日, 10月 03, 2020

3本書き終えた...

 9月は依頼原稿の締め切りが3つ合って、本当にしんどい月だった。異動したばかりで、書類仕事が山のようにあり、まとまった時間がなかなか取れなかった。しばしば、よくわからない仕事も舞い込んだ。それぞれの締め切りを一週間伸ばしてもらうことにはなったが、先日、3つ目をなんとか書き終えた。本当に安堵した。

 とはいえ、まだまだやらなければならないことは山積み。Q4に向けて授業の準備をしなければならない。鳥取大の集中講義の準備もあった。学生との論文は、かなり直さないといけない。まだ東工大のシステムにも慣れていないので、事務作業には毎度時間がかかる。

 しかし、好転の兆しもある。東工大MOTを受験しようとする人たちは、モチベーションの高い社会人が多く、様々な企業に勤めている方がいるので、ずっとアカデミアにいる自分にとっては新鮮で刺激も多い。そして、機会の多さという点では、東京はやはり地の利がある。 

 とりあえず、頑張った自分にご褒美。秋味で乾杯。

 

土曜日, 9月 26, 2020

環境を変えるということ

  職場が変わり、引っ越して、環境が変わる。年をとると、環境を変えることがこれほど苦になるのかと痛感している。自分一人だけなら、そうでもないのかもしれないが。

 大学で上京して以降、川崎→南大沢→お台場→下赤塚→ロサンゼルス→中野→名古屋→ブルーミントン→名古屋→新座と、2回の海外を挟んで、いろいろなところに引っ越しをした。中でも、名古屋は8年住んだし、子供たちが生まれた場所だし、何よりも車で1時間走れば、海も山も大きな公園もある環境、そして喫茶文化が大好きだったので、名古屋を離れたのは残念な気持ちで一杯である。

 一番のネックは子供たちの学校だ。通っていた幼稚園はキリスト教系で、優しい先生たちと仲の良い友達がいたので、息子も楽しそうに通っていた。そんな中、自分の仕事の都合で息子が別の幼稚園に通わなくてはならなくなるのは、申し訳ない気持ちで一杯だ。もちろん、新座は新座でいいところだし、息子も新しい幼稚園に少しずつ慣れてきているのは幸いだ。子供たちが小さいうちの異動でよかったという意見は真っ当だろう。

 名大にはこれからも指導を継続する学生たちもいる。彼らが卒業するまでは自分が責任をもって指導すると決めている。東工大は東工大で、(社会人の)院生が来るようになるだろう。新しい授業の準備もしなければならないし、これまでよりも会議は多い。

 黙々と仕事をこなしながら、この不安を乗り越えていくしかないのだろう。研究者になるのも茨の道だが、研究者になったらなったで、さらに茨の道である。

日曜日, 9月 13, 2020

論文が出ました

  IUにいる時に始め、さきがけの研究期間中に発展させたエコーチェンバーの研究が、ようやく論文として出版された。いろいろあって、結果的に4年かかった。2つトップジャーナルを目指してダメで、Journal of Computational Social Scienceに出してからは、割と順調にアクセプトされた。

 その間、Filたちとメールだけでなく、適宜オンラインでも議論をした。共著論文の名に恥じない論文になったと思う。他の仕事と重なって、なかなか研究時間がとれなかったり、気持ちの切り替えがうまくいかず集中できなかった時期もあるが、チームプレーで書き上げた論文は長い旅路を無事終えた。

 9月は執筆の締め切りを山のように抱え、しんどい日々が続く。これが終われば、新しい授業の準備も始めなければならない。全部やり切って、笑って年末が迎えられるように頑張りたい。

Sasahara, K., Chen, W., Peng, H. et al. Social influence and unfollowing accelerate the emergence of echo chambers. J Comput Soc Sc (2020)

火曜日, 9月 01, 2020

東工大に着任

  コロナ禍になってから、ずっと時間に切れ目がなく、始まりも終わりもないような感覚がずっと続いていた。しかし、強制的に時間に切り取り線を入れる出来事が「今日」ということになるだろう。

 9/1付けで、 東京工業大学環境・社会理工学院の准教授として着任しました。前職の名古屋大学には約8年間、お世話になりました。研究室も少しづつ大きくなり、良い学生も研究室に来るようになった矢先での移籍なので、とても残念ですし、とても大変でもあります。

 MOTは通常の大学院とは異なるので、慣れるまでは大変そうです。しかし、新たな環境で自分を試すというのは、ずっと自分がやってきたこと。より厳しい環境に身を置いて、結果を残していく。そのタイミングが今だったということでしょう。

 安定にあぐらをかかず「変化し続ける」。これからも、そんな自分でありたいと思います。今後ともよろしくお願いします。





日曜日, 8月 09, 2020

TO GOキャンペーン

 このところ名古屋でも、新型コロナの感染者が150以上の日が続いている。そのほとんどは都心部なので、私が住んでいる地域周辺で市中感染が起きているわけではない。とはいえ、いつもと同じようなお盆の過ごし方ができるわけはない。

 GO TOキャンペーンで旅行を推奨している一方で(一部地域を除く)、「帰省は慎重に」という。一体、どういう合理的な説明がつくのか不明な状態だ。 

 いっそのこと、GO TOキャンペーンは延期して、 TO GOキャンペーン(飲食店のテイクアウトを支援する)を打ち出すぐらいのトンチがきかせられないものか。「老舗旅館の食事もテイクアウトできて、お値打ち価格でお家で食べられます。」ということなら、みんな文句も言うまい。

 実際、我が家でも、近所のイタリアンやトンカツ、中華屋のテイクアウトを利用している。割引があったり、サービスで一品つけてくれたりと、お得感があるし、お店を応援している感じがして満足感も高い。

 

 

金曜日, 7月 31, 2020

セカンドウェーブ

  何ということか。抑え込んだかに見えた新型コロナが、世界のあちこちで第2波となって襲いかかっている。日本(特に東京)は連日、感染者数が過去最高を更新し続けている。オーストラリア、シンガポール、フランス、スペイン、いづれの国も第2波の影響が出始まっている。
 ロックダウンしない選択をしたスェーデンの方が、かえって収束の兆しが出ているという [Link]。あれだけ世界の国々から批判されたが、新型コロナと長い付き合いを考えれば、実は間違った選択ではなかったということか(もちろん、その可否はもっと後にならないとわからないが)。
 経済がこれほどまでに悪化している中、前回の緊急事態宣言のような経済活動の自粛は不可能だ。三密を避けながら働く以外に選択肢はなかろう。ただ、リモートワークにも限界がある。大学の事務にもリモートワークが導入されたが、著しく効率が落ちていると感じる(事務の方を批判しているわけではない)。どこも全く余力がない状態で、この不測の事態に対応しなければならないのだ。
 自分の作業効率もここのところ芳しくない。春に二期は自分の講義がなかったにもかかわらず、ほとんど研究ができていない。なぜなんだ。ひたすら依頼をこなし、Zoomの会議をこなしていたような気がする。このままではまずい。
 新型コロナがこれだけ長いこと続き、誰もが心に傷を負っている。ゆく年くる年を見る頃までには、その傷は癒えるのだろうか。来年の今頃も、同じようなことをぼやいているのだろうか。

日曜日, 7月 19, 2020

IC2S2 2020

 計算社会科学の国際会議IC2S2 2020に参加している。もちろんオンライン開催(当初の予定ではMIT)。米国東部時間での開催なので、日本との時差は13時間ある。ちょうど昼と夜が逆転した感じ。
 最近はあまり夜更かしてなかったので、0時を過ぎると猛烈に眠くなる。コーヒーを飲んで、何とか凌いでいる。日本にいながらにして、海外出張をした時の「時差ぼけ」の感覚を味わっている。
 エンゲージメントの工夫があると、オンライン開催でも、盛り上がって楽しい学会になるのだと気づかされた。オーガナイザーの偉い先生でも、学会に参加して楽しんでいる。
 オープニングの中でペントランドは、 "education for doing"とか"real-world impact"という言葉を口にしていた。MITの研究者は、教育にしろ研究にしろ、「世界を変える」という意気込みがものすごい。もちろん、この言葉に恥じないような教育や研究をしている自負があるからの発言だし、その言葉に惹かれて、優秀な頭脳が世界中から集まってくるのだろう。
 昨晩、ソーシャルネットワークのセッションの座長の仕事を終えたので、あとは気楽に学会に参加できる。今回の学会から最大限の気づきを得たい。
 

火曜日, 7月 07, 2020

七夕

 早朝に目を覚ました。冷水シャワーを浴びて、モーニングコーヒーを飲む。「今日は七夕かあ。でも、外は相変わらず梅雨空だな。」などとつぶやき、小説の主人公のような1日の始まり。
 「夏になれば収束するだろう」とぼんやり思っていた新型コロナは、国内では再び感染者が増加傾向に転じ、世界に目を向けるとアメリカ、ブラジル、インドなど加速度的に増加している国もある。
 九州では豪雨で甚大な被害が出ていて、とても心配だ。「コロナ禍で大変な時に、どうか地震や台風など来ないでくれ」と祈るばかり。
 2020年は半分以上が過ぎた。ここまでのところ、良い思い出はほとんどない。後半はどうなるのだろうか。今年の漢字の有力候補「密」や「禍」を打ち負かす漢字が出てくるような、いい出来事が起こってほしい。

木曜日, 6月 18, 2020

完全オンライン

 活動が完全にオンラインになり、気づいたことがある。できる学生とそうでない学生の差がますます開いている。研究を自分の問題として受け止め、計画を立てて着実に進めることができる学生、意欲はあるものの漠然と研究している学生(やる気があるのは良い)、研究意欲が全くない学生。
 最後のタイプは、自分からは報告も議論のリクエストもない。ラボに来ていれば、ぶらりと院生室に立ち寄ったときに話もできるのだが、オンラインではそうもいかない。ローテーションでやってくるセミナー発表を見ると、力の差は歴然としている。
 もはや、「みんながラボに来て研究する」というスタイルは諦めた。「コロナが開けても、しばらくそれは無理」とかではなく、そもそも、そのようなスタイルが本当に良いのかどうかも疑問になってきた。
 期日までに成果を出せるなら、在宅だろうが、院生室だろうが、カフェだろうが、仕事をする場所はどこでも良い。好きな場所でやれば良い。その代わり、「院生には固定の席とPCを用意して」などということもやめる。席やPCは、空いているところを使いたい人が自由に使ってよいという流動式にする。それがいい気がする。
 

木曜日, 6月 11, 2020

講義だん

 今年度のQ1期は、「計算情報学12」の講義を担当した。学部の講義を一人で担当するのは、実はこれが初めてだ。ソーシャルダイナミクスをテーマとして、ネットワーク科学やデータ科学の基礎を教え、プログラミングの実習を行った。
 初めての講義なので、資料をゼロから作らなければならず大変だった。加えて、オンライン講義の対応をしなければならず、慣れるまでは大変だった。
 当初は、Zoomを使ったリアルタイムでの講義にしようと考えていたが、大学はオンデマンド方式を推奨したので、講義ビデオを公開することにした。学生の負担を減らすために、この状況ではこれでよかったのだと思う。
 今週でその講義を終えた。あとはレポート課題を採点して、成績をつけるだけだ。学生とのコミュニケーションがなく、何の手応えもないまま講義が終わってしまったという感じがして残念だ。
 いつまでこのような状態が続くのだろう。いつもどこかで楽しいイベントをやっていて、すごい人たちがたくさんいて、ワクワクする場所。それが僕にとっての大学だった。今はただ黙々と仕事をこなしている。

木曜日, 6月 04, 2020

学生のいないキャンパス

 非常事態宣言が明ければ、事態は改善するだろうと期待していたが、一進一退という感じ。日々、学生のほとんどいないキャンパスに通って、黙々と仕事をしてるから、変化に気付きづらいのかもしれないが。
 学部生は登校が禁止されているので、当然いない。院生もリモートワークが推奨されているので、あまりキャンパスでは見かけない。授業も全てオンラインで、課外活動も禁止されているので、そもそも学生が大学に来る理由がないのだ。
 うちの研究室では、「ラボで研究してもいいよ」とは言っているが、ほとんど院生は来ない。間接経費で机や椅子やソファーなどの備品を購入し、過ごしやすいオフィス環境を作ってきたが、徒労だったかと思うとやるせない。院生室で研究するスタイルを諦めて、完全にオンラインをメインに移行するのがベターなのかもしれない。ZoomやSlackの隙間をどう埋めるかがポイントだ。
 院生室でワイワイ議論したり、ランチパーティーをやったり。夏休みにみんなで合宿に行ったり。すべては、古き良き時代の大学院の慣習ということになるのだろうか。
 

日曜日, 5月 17, 2020

止まった時計の針を進めよう

 3月、4月、5月は、自分でも訳がわからぬまま時間が過ぎた。いや、過ぎてない。僕の中で時計の針は3月で止まったままなのだ。
 気持ちの切り替えもうまくできず、ただ心が壊れないように防御しながら、降ってきた仕事をひたすらこなしてきた。ただそれだけだ。たくさん執筆も査読もしたし、インタビューも受けた。しかし、 何一つ達成感はない。
 決して頑張らなかったわけではない。講義の準備もしながら、粛々と仕事をこなしてきた。締め切りを破らぬよう、約束を破らぬよう。
 昨日、第5回目の講義ビデオをアップしたときに気づいた。「全部で講義は8回なので、あと3回か...」確かに進んでいる。
 世界は変わった。僕も変わらなければならない。

水曜日, 5月 06, 2020

アンネの日記

 アンネ・フランクの日記を小さい頃に読んだ。ナチスから逃れてオランダのアムステルダムで、2年に渡って身を隠し続けた日常が、緊張感と少しのユーモアをもって綴られている。
 コロナ禍でソーシャル・ディスタンシングが強いられる現在、皆がアンネのような気持ちで家に篭っているのかもしれない。見えないウイルスという敵、不況、格差や偏見、溢れる情報と対峙しながら。
  今こそ、アンネの日記を読み返す時かもしれない。ここに書かれれているのは、不安に押し潰されそうになりながらも、日常の機微に幸せや喜びを見つけ、生きようとした少女の姿である。
 こんな時だからこそ、小さな幸せや喜びを見つけることが大事になる。必要なのは、だれか責め罵倒する言葉ではなく、春の木漏れ日のようなユーモアである。
 コロナ禍が明けたら、また、アムステルダムにある「アンネの家」に行ってみたい。 もう少しの辛抱である。

月曜日, 4月 27, 2020

コロナ禍

 コロナ禍と書いて「ころなか」と読む。こんな読み方は覚えなくてもよい。そんな世界が来るのはいつだろうか。
 愛知県が独自に緊急事態宣言を出したため、名大の教員も原則リモートワークになった。もちろん必要があれば登校してもよい。講義準備には研究室で文献を調べる必要があり、講義ビデオを撮るのは家では厳しい。どうしても大学に行く必要がある。
 そこで、先週は電車には乗らず、自転車で大学に行き、研究室と自宅の往復で人に接触しないように心がけた。これはこれでいい運動だ。
 幼稚園も5月末まで休園がアナウンスされた。こんな調子が続き、妻も朝から晩まで子ども二人の世話をしていたら、煮詰まってしまう。私まで自宅にいて仕事をしていたら、お互い精神衛生的によくない。やはり私は気をつけて大学で仕事をし、妻には自由時間を作って、そこで羽を伸ばしてもらう。我が家ではこれがベターなやり方だ。
 そういえば、ネットで評判になっていた「コロナ時代の僕ら」を読んでいる。科学的視点と文学が融合した素晴らしいエッセーだ。これで何かが解決するわけではないが、ぜひ読んでおきたい一冊だ。

土曜日, 4月 11, 2020

緊急事態宣言

 新型コロナウイルス感染症(COVID19)の拡大に歯止めがかからない。連日、「最多のxxx名」という表現で感染者数が報じられる。この伝え方は誤解を招くどころか、いたずらに人々を不安にさせる。その日の感染者数だけでは何もわからない。
 PCR検査を受けたのは何名か、そのうちの感染者は何名か、そして、感染源が特定できない孤発例は何名か。さらに、感染者数を時系列で見たときに、その増大率が倍々ゲームのように(指数関数的)なっているのか、それよりも緩やかなのか。そうしたことを冷静に検討しなければならない。科学的根拠が最も重要である。
 名大は早くに全ての授業をオンラインにするとした。昨日、愛知県は政府の緊急事態宣言からは外れたものの、県知事が自主的に宣言をした。それを受けて、名大では教員や職員もテレワークが一層求められるようになる。私の研究室は、セミナー等の全活動をオンラインに移行することを昨日決めた。
 そろそろ、私もテレワークの準備を始めないといけないだろう。 それで1ヶ月後に明るい未来が待っているなら、それでも構わない。
 
 

土曜日, 4月 04, 2020

新学期スタート

 こんな不安な気持ちで新学期を迎えたのは、東日本大震災以来だ。2011年3月は学振研究員の最終年で、定職が決まっていなかった(4月からは、任期制の研究員になることが決まっていたが)。
 そして、今年2020年はコロナ禍である。3月初旬には、「4月になれば落ち着くだろう」と思っていた。しかし、収束には向かわず、危険な状態が続いている(世界に目を向けると、信じられないような惨状である)。
 名古屋では介護施設やスポーツジムでクラスターが発生して、死者数が全国で一番多くなった。しかし、クラスターが全て特定できていたので、その後は小康状態が続いている。
 心配なのは東京である。4月に東京出張が予定されていたが、名大から「(公私共に)東京と大阪への出張の自粛要請」が出たため、会合はオンラインになった。
 今は粛々とオンライン講義の準備を進めている。数日前までは、対策を施した上で対面授業する選択肢も残されていたが、昨日、(演習や実験を除く)講義はオンラインにするという決定が下されたのだ。
 こんな状況でも仕事ができるのは、大学教員の恵まれている点。今、教育と研究をがんばらなければ。

土曜日, 3月 28, 2020

完済

 コロナ禍の渦中、できるだけ平常心を保ち、粛々と仕事をしている。それが研究者としてできる最善のことだ。
 昨年末に大型研究予算に挑戦して、書類選考に通って面接には呼ばれたものの、審査員のちんぷんかんぷんな質問にハマり、落とされてしまった(今考えても全然なっとくいかない質問だが、結果的に選ばれなくて良かったとも思う)。失敗は失敗だが、これもまたよい経験になった。チャンスはまた訪れる。
 この申請書を書くために、自分のリーソスをすべてさいて(もちろん「院生の指導以外の」という意味) 取り組んだ。そのため、本の執筆やもろもろの仕事を後回しにせざるを得ず、今年に入ってからは、ずっと締め切りに追われる羽目になった(締め切りを過ぎてしまって、本当にすみません。)
 そして、昨日、全ての重要案件をやり遂げた。 本の執筆2つ、依頼原稿1つ、査読2つ。あたらに引き受けた原稿や細々した仕事はあるが、とりあえず「完済」。ほっとしている。
 これから来年度の講義準備を急ぎ始める。こんな時だからこそ、粛々と。

木曜日, 3月 19, 2020

新型コロナとデマ

 新型コロナウイルスに関してWHOがパンデミックを宣言してから、あれよあれよという間にヨーロッパがその中心地となってしまった。第二次世界大戦以来の惨事と評する声もある。あながち大袈裟な表現ではあるまい。
 新型コロナウイルスをめぐっては、様々なデマも拡散している。WHOはそれをインフォデミックと表現して警告を発した。真の恐ろしさは、パンデミックとインフォデミックがカップルして、より事態が悪化することである。
 ここのところ、 新型コロナウイルスに関するデマの取材依頼や執筆依頼が頻繁にくる(執筆依頼については、今はそれでころではないので基本的に断っているが、1つだけ根負けして引き受けた)。こんな取材依頼などこない世の中の方が平和で良いのだが...。
 フェイクニュースを研究している以上、このテーマでしっかりとした結果を出さなければならない。

日曜日, 3月 08, 2020

コロナウイルス

 当初は楽観視をしていた新型コロナウイルスだが、まさかここまで深刻な事態なるとは。自分が関わっていた研究会は、軒並みキャンセル。計算社会科学ワークショップは実施にこぎつけたが、聴衆なしのオンライン配信のみ(それでも、海外から著名な先生方を招聘していたので、無事終わって何より。)
 名大は、早くも今年度の卒業式と来年度の入学式の中止を決めた。うちの研究室にも、この3月に卒業する学生と、4月に入学する学生がいるので、気の毒だ。来年来る学生には、中国からの留学生もいるので、政府の決定次第では日本に来ることすら叶わないかもしれない。
 生命ですらない、こんな小さなウイルスに人類が翻弄されている。一刻も早く事態が収束することを祈るのみだ。
 

土曜日, 2月 15, 2020

入試実施担当者だん

 今年度は入試実施担当者を任されており、かなりの時間をこの業務に費やすこととなった。トラブルなく試験を実施することが、どれだけ多くの方の労力のお陰で成り立っているのかを痛感させされた。
 8月院試、そして2月院試が昨日終わり、これで自分の役割は果たしたことになる。願書の仕分け、面接のスケージュール調整、採点の集計、会議とその他細々とした仕事。海外の大学では考えられないような仕事まで、名大に限らず、国立大学の先生はやらなければならない。
 修士論文のチェック、学会の申し込みラッシュ、締め切りが迫る原稿執筆と、コントロール不能なスケジュールの中、最も大事な院試業務を何事ともなく終えられて、本当にほっとしている。
 さて、執筆に戻らなければ。

土曜日, 2月 01, 2020

待ったなし

 本の締め切りを2つ抱え、いよいよ待ったなしである。1月後半は、会議や学会、修士論文のチェックやその他の雑用で、まったく時間が取れなかった。
 執筆の最大の敵は「中断」だ。いいリズムで書き始めていたのが、中断を余儀なくされ、一旦執筆から離れてしまうと、もとの状態にもどるのが難しい。私がAIならば、 「気分のムラ」もなく、合理的に振る舞えるのだろうけど。
 いや、それは言い訳だ。 さきがけのアドバイザーの先生は、「できる人は、忙しくても時間を確保し、着実に研究を進めている」と言っていた。
 仕事を妨げるボトルネックを探し、それを克服することから始めないといけない。
 

水曜日, 1月 22, 2020

遍く挫折に光あれ

 12月、この冬休みと、熱意とかなりの時間を割いて取り組んだことが、2つとも失敗に終わってしまったようだ。本の執筆など、いろんな締め切りを後回しにして、頑張ってきたので、かなり凹む。
 どうやら神様は、「楽するな、おまえはもっと苦労しろ。」と言っているようだ。 「十分苦労してきましたよ。」
 投げ出して、不貞寝したくなる 。でも、それでは、何も、1mmも、解決しない。

 ロングホープ・フィリアにこういう歌詞がある。
遍く挫折に光あれ 成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ トロフィーとしてのハッピーエンド
「確かに僕は失敗した。だからなんだ。それで死ぬわけじゃない。何度だってやり直せる。この失敗は、そのための糧だ。挫折じゃない、経験だ。」
 

日曜日, 1月 12, 2020

苺と鯛

 子どもたちを連れて、お隣の豊田市にある「うめこう桃梨苺園」にいちご狩りに行ってきた。車で40分ほど。連休ということもあり、家族連れが大勢来ていた。
 大人は2000円、2歳~小学生の子供は1500円。「よーし、元を取るぞ 」と意気込んで食べまくったが、30個ぐらいが限界。意外と食べられないものです。うちの子は20個ぐらい食べた。
 そのあと、豊田市の「かど家」というラーメン屋に行った。このラーメン屋は大正解。鯛だしのあっさりしたラーメンで、醤油も塩もとてもおいしかった。子供たちも、ラーメンのスープをかけたごはんをペロリと平らげた。
 黒チャーハンがおいしそうだったが、今回は食べられなかったので、また今度。

かど家の鯛ネギラーメン

土曜日, 1月 04, 2020

あけおめ2020

 明けましておめでとうございます。怒涛の12月を何とか乗り切り、2020年になりました。いろいろと節目の年になりそうです。
 昨年は出版の影響もあり、かなりの数の講演をしました。それだけ、「フェイクニュース」が社会問題として注目されているということだと思います。なかなか自分らしい切り口で研究が進められず苦戦中ですが、重要な研究テーマなので踏ん張りどころです。
 本当にやりたいことをやる一年にしたいです。為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり。
 

土曜日, 12月 21, 2019

第2回NTTデータTwitter Innovation Contest

 第2回NTTデータTwitter Innovation Contestで、私たちのチーム(sasahalab)が、最優秀賞と日立製作所特別賞をダブル受賞しました。書類審査をパスしたのが14チーム、最終審査で発表したのは7チームでした。
 今回のコンテストのお題は、「ツイートと視聴率の関係性を見出すこと 」。「ツイートから視聴率を予測する」という観点だけに囚われると、おそらく壁にぶち当たるやや難しい課題でした。私たちのチームは、「予測」という観点と「熱狂を仕掛ける」という観点で話を構成して、高く評価していただきました。
 私にとっても、学生たちにとっても、大きな自信となりました。


 

月曜日, 12月 09, 2019

死にそうになる

 今週は横綱級の出張が水(東京)、木(東京)、金(東京)、土(広島)とあり、アップアップだ。今朝も、ある提出物の締切で、朝から頭が一杯だった。しかも、それに取り掛かる前に、論文の投稿と、上から降ってきた仕事をこなさなければならなかった。
 少しでも急いで大学へ行かなければと、はやる気持ちがよくなかったのだろう。いつもの坂を自転車で猛スピードで下って行ったら、十字路であやうく車にひかれそうになった。急ブレーキをかけたので、衝突は間逃れたが、体が吹っ飛んだ。
 幸いにして、手の擦り傷と膝を打っただですんだが、悪ければ死んでいた。気を引き締めなければ。この足の腫れがそう言っている。


日曜日, 12月 01, 2019

あおぼぼ

 岐阜県飛騨地方の民芸品で「さるぼぼ」というものがある [Link]。「猿の赤ん坊」という意味らしい。一番見かけるのが赤いさるぼぼで、良縁や安産にご利益があるとされる。
 我が家でも、「子宝に恵まれますように」と、あちこちの寺や神社に行って、そのたびにお守りやお札を買ったものだが、一体のさるぼぼはその流れで購入した(ネットで買える)。さるぼぼのおかげか、二人の子供に恵まれた。
 先日、岐阜のアクア・トトのお土産屋さんコーナーに行った際、いろいろな色のさるぼぼを見つけ、その中から、勉強運、仕事運、集中力にご利益があるという、小さなあおのさるぼぼを買って、鞄にぶら下げ始めた。ときどき、娘がそれをしゃぶしゃぶしている...。
 それ以降、不思議と立て続けにいい知らせが続いた。りんりんという鈴の音とともに、ご利益がやってくるのかもしれない。

火曜日, 11月 12, 2019

社会情報学の論文

 M2の学生との共著論文が社会情報学(計算社会科学特集)に受理された。申請書の作成や別の執筆活動と並行してやっていたので、本当に突貫工事だったが、無事に受理されて何より。概要を以下に記載する(出版されたらリンクします。)

題目:ソーシャルメディアにおける道徳的分断:LGBTツイートの事例
概要:
 道徳は人々を結びつけ、集団を形成する原動力になる一方で、集団を敵と味方に分断し、対立を生む要因にもなる。ソーシャルメディアはこのプロセスに関与し、場合によってはそれを加速させる危険性もある。本論文では、Twitterから収集した大規模なLGBT(性的少数者)関連の投稿(ツイート)を分析し、ソーシャルメディアにおける道徳的分断の実態を調査した。LGBTをめぐる社会の動向には、多様性を目指す社会にとって重要な道徳的問題が含まれる。LGBTツイートの拡散をネットワーク分析によって調べたところ、高い道徳的類似性(ホモフィリー)を持つ少数のコミュニティが形成されていることがわかった。さらに、英語と日本語の道徳基盤辞書(MFD及びJ-MFD)を使ってLGBTツイートの投稿内容を分析したところ、英語でも日本語でも共通して、LGBTは忠誠基盤の問題、つまり、集団を脅かす道徳的問題として語られていることがわかった。また、忠誠基盤に加え、あるコミュニティは擁護基盤、別のコミュティでは権威基盤という具合に、コミュニティによって異なる道徳基盤を重視する傾向があることも示された。このことが道徳的分断と関係している可能性がある。これらの結果は、ソーシャルメディア上の道徳的分断を計算社会科学のアプローチで理解し、道徳的分断を緩和するための方略を考える上で重要な示唆を与える。

月曜日, 11月 04, 2019

11月になってしまった

 論文の締め切り、原稿の締め切り、そして、助成金申請書の締め切りと、本当に乗り切れるんだろうかと思っていた10月が終わった(原稿の締め切りはもう少し先になったが、ずるずる先延ばししたくない...)
 この週末は、家族サービスということで、2つの公園に出かけてきた。1つは、岐阜県のアクア・トトがあるオアシスパーク。高速を使えば、家から1時間ちょっとで着く。遊具もたくさんあるし、とてもきれいに整備されているので、なかなかよい公園だ。高山ラーメンをたべ、滑り台などの遊具でひとしきり遊び、観覧車に乗った。そこで子供たちも親たちも体力の限界になり、アクア・トトには行かなかった。また次回。
 もう1つは、豊田市にある鞍ケ池公園。広大な敷地には、動物園も遊具、芝生や屋内遊び場もあって、全部ただ(ボートやバスは有料)。こちらは高速を使わなくても、家から1時間ぐらい。
 名古屋は1時間ドライブするとプチ旅行を味わえる。それがよい。

月曜日, 10月 07, 2019

Polyphony

 さきがけのプロジェクトで、学生たちと作ってきた実験用SNS「Polyphony」を公開した。最初は既存のSNSを改良して作ろうと思ったが、全然思い通りならず、ゼロから作り直す決断をした。今にして思えば無謀なことをしたな、という感じだが、結果的にはよかった。
 Polyphonyは実験用のプラットフォームなので、ある程度人数が集まらないと、データ分析までもっていくことができないので、予断を許さない。まだ小さなバグも残っているし、改良しなければならない点も多い。
 SNSを作って社会に放り出したら、何が起こるかは誰にも予想がつかない。あの手この手を尽くしたが、うまくいくとは限らない。しんどい研究だ。
 Forbes JAPANのインタビューで、少しだけPolyphonyのことを語った。
 

土曜日, 9月 28, 2019

インフルエンサー

 インフルエンサーとは何か?フォーブスジャパンの今月号のテーマがそれだ。 依頼を受けて、日本のインフルエンサー50人を選ぶお手伝いをした。
 それから、インフルエンサーについて私見を述べた記事が、今月号に掲載された(来月、ロングバージョンがウェブに掲載される予定)。発散的にいろいろ話してしまったが、石井さんがわかりやすくまとめてくださった。
 はじめての経験だったが、社会的影響について再考するきっかけになった。

 

日曜日, 9月 22, 2019

至極の鴨ラーメン

 家族でアンパンマン・ミュージアムを訪れた帰り、疲れたので外食ですまそうということになり、大戸屋にしようかサガミにしようかと妻と話していた。ほぼサガミに決まりかけていた矢先、妻がスマホで見つけたのが、有松にある「空庵」というラーメン屋だ。
 食べログの写真を見ると、確かに美味しそうなので、さっそく訪れた。店に到着したのが19時ぐらいだったが、駐車場はほぼ満車で、店の入り口には行列ができていた。我々の3組ぐらい後ろで、スープがなくなったので店じまいとなった。
 私も妻も「鴨はちらーめん」をオーダーした。写真がそれ。麺のこしといい、鴨のレア具合といい絶品で、あっさりとしたスープによくあう。ラーメン?という感じで、あまりこれまでに食べたことのない感覚で、シンプルで上品なしかし個性のあるラーメンだ。
 うまいうまいと、何度もうなりながら食べた。

 
 

日曜日, 9月 15, 2019

健康は当たり前ではない

 数日前、下の子が40度近い熱を出したので、幼児がよくかかる突発性発疹を疑って、近所の小児科で診てもらった。その時は、様子をみましょうということで、座薬をもらって帰ってきた。
 しかし、翌日、BCGの予防注射の跡が腫れていることに妻が気づき、あまりにも痛がっているので、これは川崎病ではないかと疑い、再度、近所の小児科を受診した。先生がその疑いがあるからとすぐに紹介状を書いてくれ、名古屋第二赤十字病院で川崎病と診断され、その日のうちに入院することになった。
 川崎病は聞きなれない病気だが、全身の血管が炎症を起こす病気だ。年間1万人ぐらいの5歳未満ぐらいの幼児がかかっているそうだ。原因はまだよくわかっていないが、治療法は確立しているので、早めに治療すれば完治し後遺症も残らない。しかし処置が遅れると、心臓の血管にコブができたりして、後々大変なことになる。
 うちの子は早期に処置できたことが幸いし、順調に回復し、今日退院する。退院後も定期的に診察を受ける必要があるが、その方が安心だ。点滴を受けている我が子の横で添い寝することなど想像したこともなかったが、「健康は当たり前ではない」ということを改めて感じた。そして、日本のすばらしい保険制度に感謝したい。

日曜日, 8月 18, 2019

明るい北朝鮮

 帰省先のいわきから車を飛ばして名古屋に戻り、今はシンガポールにいる(シンガポールはしばしば、明るい北朝鮮と形容される。確かにその通りだ。)。さきがけのショートビジットのためだ。終了発表会を除けば、これがさきがけの最後のイベントだ。
 本当に安浦先生のさきがけに入れてよかった。これほど学びの機会が与えられた時間はなかった(もちろん、予算と研究の自由も)。IUのメモリアルホールのスタバで、さきがけの申請書を書いていたことを思い出す。在外研究でたっぷり時間があるのに、さきがけの1つも獲れなかったら恥ずかしい、ただその意地だった。
 大風呂敷を広げて、後は野となれ山となれという心境だったが、すごいメンバーに刺激を受けて、自分の研究もそれなりには進展したと思う。これから、まとめと成果にする作業が必要になるが。
 初日から、アドバイザーの先生方やメンバーの仲間からたくさんの刺激をもらった。今回は最終日に30分の研究発表がある。たくさん学んで、これからの励みにしよう。

土曜日, 8月 03, 2019

きな臭い

 ここ数日の新聞を読んでいると、本当にきな臭い。トランプという小学生のやることを皆まねているのか、どの国も自国のことしか考えていない言動がばかりが目に付く。一歩間違うと戦争が起こりかねない感じだ。
 徴用工問題、ホワイトリスト除外、日本製品不買運動。一体、日本と韓国は何をやっているんだ。いがみ合ったところで、何も始まらない。
 過去最悪とも言われる日韓関係の最中に、トリエンナーレの展示問題。表現の自由はもちろん重要だが、これを公的イベントでやる必要があったのか。そして、表現に反対を表明する自由もまた重要だが、テロ予告や脅迫という形をとることはぜったいに間違っている。
 みな落ち着こう。頭を少し冷やそう。そして、この本を読もう。

土曜日, 7月 20, 2019

5th IC2S2

 アムステルダムで開催されている計算社会科学の国際会議IC2S2に参加している。これで5回目だ。振り返れば、2012年にフィンランドで開催された第1回会議に衝撃を受け、それ以来、この分野を研究している。
 研究者として年齢的に中堅どころになってきたので、いろいろ計算社会科学について意見を求められることが多くなった。しかし、計算社会科学とは何かと尋ねられても、まだうまい答えが見つからない。
 研究室のウェブサイトにそれらしきものを書いてはいるが [Link]、急激にしかし確実に変化を遂げているこの分野を適切に表現できているとは思わない。今はしばし、この流れに身を任せ、時にもがきながら、どこにたどり着くのかを楽しもうと思う。
 第6回はどこで開催されるのか?学会最終日の今日発表される。

土曜日, 7月 13, 2019

くたびれた、とは言いたくない

 とにかく忙しい6月、7月前半だった。急に取材が増えたのも一因かもしれない。
 そして、協力を依頼され、書かなければいけない文章が3つ。遅筆ゆえに、これもまた悩みのタネ。年に何本も論文や本を書いている人は、一体どんな生活をしてるんだ?
 来週からIC2S2で一週間、アムステルダムへ。今回はBrunoとy研究のポスター発表。自分の発表はない。最新の話題をキャッチアップし、ソーシャルネットワーキングをしてこないと。
 国際会議から帰ってくると、その週はびっちり予定が詰まっていて、特に25日は取材が2件、その後に公開ワークショップでの発表。ああー。
 しかし、くたびれた、とは言いたくない。ロードワークを再開して、体力をつけないと。
 

水曜日, 7月 10, 2019

さきがけと東北

 7/4-5の日程でさきがけの領域会議に参加した。泊りがけの会議としてはこれが最後だ。さきがけに採用されてから、もう3年が経とうとしている。本当に時がたつのは早いものだ。
 まもまく、成果報告書の準備を始めなければならない。大風呂敷を広げた研究計画だったが、果たしてうまくいのだろうかと、最初は心配だった。しかし、初めてしまえば、この緊張感の中での研究は、苦しいながらも、楽しいものだった。間違いなく、自分の研究人生の重要な1ページだ。
 領域会議の最終日、震災遺構である仙台市立荒浜小学校に立ち寄った。この小学校に避難した人は、全員助かったそうだ。しかし、周辺住宅は全滅。市民を助けようとして犠牲になった消防署の方や、子供を助けに行こうとして亡くなった方がいるそうだ。この写真が当時の津波の凄さを物語っている。
 福島に育ててもらった人間として、東北の復興を心から願っている。どこに住んでいようと、東北は自分の故郷だ。




日曜日, 6月 30, 2019

サタプロ

 東海高校・中学主催の一般向けの土曜公開講座「サタプロ」で、フェイクニュースを題材としたディーベートに参加する高校生向けに講義をした。東海高校といえば日本屈指の進学校だ。
 サタプロではこれまでに、益川先生や池上彰さんなど、かなり著名な方々も発表している。どんなにお忙しい先生でも、優秀でやる気に満ちた高校生に依頼されれば、二つ返事で了承するに違いない。
 私が担当した講座には東海高校の学生だけでなく、旭丘高校、千種高校、南山高校など、名古屋の他の進学校の生徒たちも参加していた。久しく90分の講義をしていないので、時間配分を少し間違えてしまったが、生徒たちはとても熱心に講義を聴いてくれて、鋭い質問がいくつも出た。とてもよく勉強をしている生徒たちだ。(先日、総務省で同様の発表をしたが、その時に出た質問よりもはるかに的を射た良い質問だった)。
 こういう学生たちとやりとりしている時は、大学の先生をやっていてよかったと思える瞬間だ。基本的に学校という自由に学べる場所が好きなのだ。

日曜日, 6月 23, 2019

久しぶりのお茶大

 第10回ソーシャルコンピューティングシンポジウムの招待講演に呼んでいただき、久しぶりにお茶大を訪れた。学生時代、お茶大の「しいのみ」というサークルに入っいたので、よくここを出入りしていた。もう20年近く前のことだ。
 えっ、20年!?大学を卒業してから、もうそんなに時間がたったのか...。どおりで研究室の学生たちと話をしても、いまいち通じないわけだ...。
 正門前にナマステというカレー屋さんがあって、そこの前を通ると、ナンを焼いているインド人のおじさんがニッコリ笑ってくれたのを思い出す。その場所は別の飲食店に替わっていた。
 肝心のシンポジウムだが、私の発表は興味をもって聞いてもらえたようだ。それは何より。教科書では知っていた増永先生に、自己紹介をすることもできた。増永先生は、お茶大を退職した後、青学の社会情報学部を作ったそうだ。現在もなお、精力的に活動されていて、教科書の執筆もされている。そのバイタリティーを見習わねば。

土曜日, 6月 08, 2019

デジタルタトゥー

 NHKのドラマはなかなかクオリティが高い。「フェイクニュース」というドラマは、この問題のエッセンスがよく描けていて、好きだった(新井浩文の事件のせいでお蔵入りしてしまったが)。
 今見ているのが「デジタルタトゥー」。ネットの書き込みが消えないことを指す比喩だ。
 今や誰もが情報の発信者となれる時代。しかしそれは、下手をすれば、言ったもの勝ちの世界。
 嘘も真実もごちゃまぜのまま拡散していき、決して消えることはない。永遠の過去の囚われ人だ。そんな時代を我々は生きている。

水曜日, 5月 29, 2019

池上彰緊急スペシャル

 6月7日(金) 20:00~21:55 放送のフジテレビ「池上彰緊急スペシャル みんなダマされている!?悪質フェイクニュースの罠」に出演します。番組の収録自体は3月末でした。
 自分がテレビ向きの人間ではないことを痛感した撮影でした。池上彰さんや高島アナ、出演者の方々に助けられて、最初はガチガチでしたが、最後の方は少し落ち着いてコメントができたように思います(カットされているかもしれませんが)。
 さて、どのような番組に仕上がっているでしょうか。

日曜日, 5月 19, 2019

43

 私が生まれてから、地球は太陽の周りを43周しました。月日が流れるのは早いものです。
 誕生日のディナーは、家族で「文化亭」という洋食屋さんに行った。私は味噌煮込みハンバーグ(あまり、名古屋以外ではないメニューかも)、妻はポークステーキ、息子はお子様ハヤシライスを食べた。どれもすごくおいしかった。このクオリティーでこの値段は、東京ではありえない。
 ぜひオススメしたい店だけど、車がないと行きづらいので、観光客向けではないかもしれない。それから、人気店なので予約は必要です。
 44周目に突入した地球を自分に重ねて応援しつつ、2020に向けて頑張ります。

木曜日, 5月 02, 2019

令和元年

 令和元年になった。昭和に生まれ、平成を生き、令和に突入。令和はどんな時代になるのだろうか。
 思えば無謀な20代を過ごした。私大の物理学科に入り、公立と国立の大学院に進学し、専攻も変えた。40代の自分から見ると、「無謀」以外にこれを表現する適切な言葉がない。
 やりたいことをやるために、あちこち移動してきたので、コネやら伝手やらがない。したがって当然、就職には苦労することになった(この先、出世も苦労するのだろう)。今の職を得たのは奇跡みたいなものだ。こんな生き方は、今の若い人たちには全然お勧めできない。
 しかし、「人間頑張っていれば何とかなるもんだ」というのが、これまでに得た経験だ。節目節目で手を差し伸べてくれる人が現れる。もっとも、ここ数年はその人は現れないが(きっと旅にでも出ているのだろう)。
 年とともにがむしゃらさやフットワークの軽さが失われてきた気がするので、もう一度あの頃を思い出して頑張ってみよう。
 

金曜日, 4月 12, 2019

ラジオ収録

 はじめてラジオ収録に行ってきた。CBCラジオの「燃えよ!研究の志士たち」という今年4月から始まった新番組だ。以前、テレビのインタビューや収録で、うまくコメントできなかった経験があるので少し身構えていたが、小堀勝啓さんの上手なリードで楽しく話すことができた。
 自分も中学生、高校生の頃はよくラジオを聞いていた。夕べのひとときやオールナイトニッポンなど。ラジオにはラジオの独特の魅力があり、決してなくならないのはそのためだろう。
 私の出演回は、6/30, 7/7 6/16, 23の11:40~11:55に放送される。計算社会科学について話してきた。radikoでも聞けるので興味があれば。

※ 放送日が変更になりました。

土曜日, 4月 06, 2019

追い風

 新年度が始まり、研究室には2名の修士学生が入ってきた。これから一緒に研究するのが楽しみだ。申請していた科研費(基盤B)も無事通り、同僚のIさんとの共同研究も始まる。今年度でさきがけが終了になるが、当面、研究資金は何とかなりそうだ。
 計算社会科学やフェイクニュース問題が注目されるようになり、急にいろいろなところからお声がかかるようになった。明らかに「追い風」が吹いていると感じる。
 この風を味方につけて、研究をしなければ。早晩、この風はやむだろう。今、ここで化けられるかが試されている気がする。

火曜日, 3月 19, 2019

星4つ

 拙著『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』は、おかげさまで、多くの方から「わかりやすい」という言葉をいただいている。著者としてこれほどうれしいことはない。アマゾンの評価も含め、評価はおおむね星4つである(星を1つ減らす理由は人それぞれ。テーマがテーマだけに上出来だと思う)。
 もっと紙面を割いて専門的な知識を盛り込んだ方がよかったかしらとか、内容を網羅的にした方がよかったかしら、と思ったこともあったが、最初から「フェイクニュースの科学に関する入門書です」と割り切って書いたのが結果的にはよかった。この本を読んでほしい読者層は、科学者やジャーナリストなどではなく、一般の人たちなので。
 何人かの方が拙著を読んでブログなどでコメントを書いてくれている。



土曜日, 3月 16, 2019

夜の静けさに思う

 ぎゃんぎゃん泣く下の子を何とか寝かしつけ、束の間訪れるのがこの静けさ。空気清浄機の「クォー」という音、子どもの寝息、忘れた頃に動き出す冷蔵庫の音。自分を見つめなおす時間でもある。
 世の中の流れが早すぎるのか、自分が遅すぎるのか、得も言われぬ焦燥感が日々ついて回る。余力でやらなければならないことが多すぎて、一番やりたいことを圧迫して、本末転倒なことになっているのがいけないのだ。
 こんまりさんの断捨離が全米で受けているそうで、要するには「ときめくかどうか」で、えいやっと物を捨てていく。英語だと「spark joy」。
 仕事も「spark joy」かどうかを自身に問うて、Noだったら捨てることにしようか。雑用はすべてNot spark joyなのだが...。
 
 
 

土曜日, 3月 09, 2019

武器化するフェイクニュース

 NHKクローズアップ現代プラスの3月4日の放送は、フェイクニュースがきっかけとなり、自ら命をたった台湾の外交官についての話だった。私もインタビュー出演した。
 2月半ばにNHKの方から連絡があって、はじめてこの事件を知った。インドでは、ネット上のデマが原因で殺人事件が起こったことはニュースで知っていたが、日本でこんな痛ましい事件が起こっていたなんて、それまで知らなかった。
 当初の予定では、「中国がバスを手配して、台風の被害を受けた関西空港から同胞を移動させている」というデマが、SNS上をどのように拡散し、変遷したのかに関してコメントするはずだった。しかし、そこを深掘りするよりは、「この事件を教訓としてほしい」という、外交官の奥さんの意向にそう形の内容に変更になった。
 この1つのデマは、中国側では中国政府を称賛する声とともに拡散した。一方、それは台湾の人たちの怒りを煽り、台湾政府の対応のまずさを非難する圧力となった。SNS上のデマを台湾のマスコミがファクトチェックせずに放送したことが、さらに自体を悪化させ、この外交官を追い詰めた。ネット上の嘘が現実世界の悲劇を産んだのだ。
 一見、中国と台湾という緊張関係にある国同士の特殊な問題のようにも見えるが、このデマが拡散する構造は他のフェイクニュースの拡散とも類似している。同様の事件は、どこの国でも、どんな人にでも起こりうる。そのことを改めて思い知った。

追伸:NHKの論調とは異なる意見もあります。異なる意見に触れることもまた重要です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190311-00000006-jct-soci

日曜日, 2月 24, 2019

去者不追

 孟子が弟子をとるときの流儀が語源だという。
 今年の2月試験で笹原研志望の学生が2名合格した。しかし1名は、辞退のメールを今日送ってきた。なので、8月試験の合格者1名を含めて、新たに2名が研究室に来ることになる。
 この辞退した学生の行動に「うーん」と思ったので書くことにする。
 試験前に研究室訪問の希望がきたので、まず快諾した。僕が30分程度研究テーマについて話をした後、院生室に連れて行って学生たちと話をさせた。 
 その後、院試直前にも2度目の研究室訪問を希望がきた。早急だし、私も学生たちも多忙な時期だったが、少しの時間ならばと受け入れた。その時は、「ここが第一希望です」とか「この研究に興味があります」という言葉を信じたし、何てやる気のある学生なんだろうという印象をもった。
 そして無事試験に合格し、「合格おめでとう。4月から一緒に研究できることを楽しみにしています。」というようなメールを2人に送った。1名の学生からはすぐ返信があった。そして、この学生からは長らく返信がないまま時間が過ぎ、辞退のメールが今日届いた。
 もちろん、うちの研究室に来ないと判断した学生をとやかくいうつもりはない。彼には彼の考えがある。ただそれだけのことだ。しかし、僕に見せたやる気が院試に受かるための演技だったとしたならば、背筋がぞっとする。おそらく他大学院に行くのだろうが、一時が万事、十分注意されたし。
 正直気分が悪いが、変な学生を受け入れずによかった、と前向きに考えることにする。やはり、熱意をもって研究に取り組む学生がほしい。 

月曜日, 2月 11, 2019

どどど

 締め切りの嵐は何とか過ぎ去った。自分が関係している論文が2つ、IC2S2のアブストラクト(学生と共著)が1つ、人工知能学会の原稿(学生と共著)が2つ。まだ、計算社会科学ワークショップの原稿(学生と共著)が3つが残っているが、これは何とかなるだろう。それから、新学術の成果報告書とポスター。毎日が作文の日々。
 そして、明日からは修論発表会と院試、そして来週は新学術の領域会議(in 沖縄)。この後は毎週末のように、イベントがある。ついでに、花粉の季節がやってくる。
 満身創痍だが、乗り切らねば春が来ない。来年度の講義の準備もあった。
 

土曜日, 1月 26, 2019

ポジティブ情報学シンポジウム

 名大の価値創造研究センターのプロジェクトの1つとして「ポジティブ情報学」があり、昨日はそれ関係のシンポジウムを開催した。私もメンバーの一人だ。
 外部から、ドミニク・チェンさん(早大)と内田由紀さん(京大)をお招きし、ポジティブコンピューティングとポジティブ心理学の観点からご講演いただいた。
 ドミニクさんは、以前から知っていたのだがお会いする機会がなく、初めてしっかりと研究の話を聞くことができた。ウェルビーイングに関して学際的なアプローチで研究をされていて、「テクノロジーを介在させることで人が幸せになれること」、それを探求するのがとても興味深く思えた。この考え方は自分にも近い。
 一方、内田さんの話は典型的な心理学で、農村や漁村、企業を対象として大規模な社会調査を行い、協調性と競争性が幸福度に与える影響について重層的に調べていた。この徹底ぶりはすごい。
 これだけすごい研究を目の当たりにすると、さて自分はどうしたものかと思わざるを得ない。今日の話を聞いて気づいたことは、金子みすゞが言う所の「見えぬけれどもあるんだよ」的なものに形を与えたり気づきを促したりすることに、いい研究のヒントがあるということ。

 

土曜日, 1月 19, 2019

欽ちゃん曰く

 林修さんの番組で、欽ちゃんが、いろんな人にインタビューした経験から言っていた言葉が心に響いた。確かこんな感じのことを言っていたと思う。
世の中で自分の好きなことをやって成功した人は2割ぐらい。成功した人の中には、自分の嫌いなことを極めた人が多い。
研究者は前者の2割の方ではないか、と言われるかもしれない。表面だけ見ればそうかもしれない。しかし内実は、研究に割ける自由な時間は限られていて、 自分でも納得のいかないことに時間をとられることが多い。まだ僕などはましなほうだ。
 自由時間を捻出するためには、できるだけ雑多な仕事は断って「ミニマリスト」になりたくなる。しかし、欽ちゃんの言葉は、むしろ「不得手な仕事ほど自分の成長の糧になる」と読める。
 ある程度の取捨選択は必要だが、自分のやりたいことだけではなく、自分のやりたくない(しかし、自分を成長させてくれる可能性のある)仕事は引き受けるのが良いように思う。

木曜日, 1月 03, 2019

あけおめ2019

 平成最後の年が始まりました。今年もよろしくお願いします。
 我が家では先月末に第二子が生まれ、家族が増えました。今のところ、ミルクを飲むとおとなしく寝てくれるので、大人しい子のようです。
 今年はさきがけ最後の年なので、研究を頑張ります。これまでの成果を論文にまとめ、次の執筆に備えて充電します。
  
 
 

日曜日, 12月 16, 2018

バイラルマーケティング

 拙著『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』が発売されてから約1週間が経過した。Amazonのランキングを見ていると、おかげさまで、科学読み物、メディアと社会、ジャーナリズムのカテゴリでそこそこ売れているようである。
 先日は、マル激トーク・オン・ディマンドというオンデマンド番組に呼んでいただき、神保哲生さん、宮台真司さんとお話をしてきた。テレビの独特の雰囲気やとっさの質問にうまく答えられるかしらという不安もあり、少しナーバスになった。ちぐはぐな回答をしてしまった場面も多々あったが、神保さんの上手な司会と宮台さんの博識に支えられて、何とか収録は終わった。
 この番組が公開された直後から、急激に拙著のAmazonでの売り上げランキングが上がり、これがバイラル・マーケティングかということを身をもって経験した。もちろん、たくさんの人にこの本を読んでもらえるのはうれしい。
 ただ、本と自分の名前が自分から切り離されて、独り歩きし始めたような気がして少し落ち着かない。私はあくまでも一研究者で、計算社会科学の道を開拓することが自分の本分なので。

日曜日, 12月 02, 2018

さきがけコンバージェンスキャンプ

12/1に開催された「さきがけコンバージェンスキャンプ」に参加してきました。さきがけ研究者と様々なセクターで活躍されている企業の方など約40名が参加し、未来の社会に向けてさきがけ研究の発想を広げる議論を行いました。
 まず、8名のさきがけ研究者がそれぞれの研究テーマについて紹介し、その後、テーマごとにグループに別れ、「それぞれの基礎研究をどう発展させ、どのような社会を実現したいのか」についてワークショップを行いました。ワークショップは2セット行い、最後に全体で成果共有をしました。
 私のグループには、日立系やIHIのオープンイノベーションを担当されている方などが参加し、「ソーシャルメディアの可能性を引き出す技術と未来の社会像」について、オープンに意見交換をしました。自分では考えたこともないような角度やスケールからのコメントをたくさんいただき、とても有意義な会でした。
 そして、さきがけ研究者の研究のユニークさとスケールを肌で再確認しました。自分も負けてはいられない。

月曜日, 11月 26, 2018

迫る締め切り

 締め切りが近い仕事が多すぎて、もう笑うしかない。どれも一朝一夕では片付かないものばかり。完璧主義だとか、傑作狙いというわけでもないのだが、「適当にやる」ということができない性格なので、引き受けた仕事に対して必要以上に時間をかけてしまっている気がする。
 何としても今週中に仕上げなければならない原稿、その一週間後ぐらいに締め切りがある別の原稿、一度延期してもらった論文の再投稿。原稿や論文に以外にもいろいろあるが、とりあえずこれらの書き物だけは来年に持ち越したくない。
 何としても仕上げる。

土曜日, 11月 24, 2018

ドライブ

 東京と比べ、名古屋に住んでいていいなと思うところは、車を1時間走らせると家族で出かけられる場所がたくさんあることだ。
 先日は、知多の方にドライブに行き、回転ずしの「まるは」でおいしい寿司を食べ、日帰り温泉に入ってきた。その帰り道、パフェで有名な「フレーベルラデュ」で、イチゴパフェを食べた。1時間のドライブでちょっとした小旅行感が味わえる。
 今日は、40分ぐらい車を走らせ刈谷の交通児童遊園にいってきた。ここにある乗り物はすべて50円で乗ることができる。本格的なゴーカートも50円。うちの子は車が大好きなので、ゴーカートに乗ったら大興奮。2時間ほど遊んだ後、まだ子供が生まれる前によくいったカフェ「スプーニーカフェ」でおいしいケーキをいただいた。
 おいしいものを「おいしいね!」と家族で食べているときが一番の幸せだ。

水曜日, 10月 31, 2018

エディタとレフェリー

 学生たちがどんどんと研究を進めているのを横目に、ほとんど研究ができていない自分にやきもきしている。もちろん、さぼっているわけではない。
 週3回の研究室の活動と学生の指導、本の校正、依頼原稿、論文の再投稿(2本)、科研費の申請書、論文の査読。ほとんどが「書く」仕事だ。
 特に、査読は負担になる。それでも、できるだけ査読は引き受けるようにしているし、必ず期日を守って仕事を終わらせている。
 自分がエディタで査読をお願いする立場になると、査読をしてくれる人が少ないことや査読者のマナーの悪さに驚かされる。査読を依頼し、それを承諾したにもかかわらず、査読者がまったく仕事をしないという事態が3件連続で発生して、本当に困った。ボランティアとはいえ無責任だろう。30日以上待っても査読結果が返ってこないため、別の査読者をまた探すはめになる。
 今抱えているこれらの仕事を片付けたら、書き物系の仕事はしばらく遠慮する。

日曜日, 10月 21, 2018

フェイクニュース

 先日、NHKで放送されたドラマ「フェイクニュース」の前編を観た。「つぶやきは、感情を食べて怪物になる。」というキャッチコピーは言い得て妙だ。「ポスト真実」の時代、つまり、事実かどうかよりも個人的な感情が優先される時代を表現している。
 ドラマの内容も、フェイクニュースが単なる誤情報ではなく、様々な動機がうずまく情報生態系の問題であることがうまく表現されていた。重たい話題であるにも関わらず軽快な感じ、微に入り細に入り過ぎずなかなかよかった。
 フェイクニュースについて、この1年ぐらい毎日情報を追いかけ、この現象が一体何なのかを科学の視点から考え続けてきた。その本が12月に発売予定で、すでにAmazonで予約可能になっている。タイトルは「フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ」(化学同人)。これまでジャーナリストやメディアの人たちが書いたのとは一味も二味も違うものになっていると思う。
 情報と虚偽情報が混在する複雑化社会を生き抜くヒントがたくさん詰まっているので、ぜひたくさんの人に読んでもらいたい(このNetGalleyでゲラを読むことができます)。

火曜日, 10月 09, 2018

運動会

 気持ちのよい秋晴れのもと、幼稚園の運動会が行われた。かなり規模が大きい幼稚園なので、運動会は近所の小学校の校庭を借りて行われた。早めに出かけたが、すでに席取りは始まっていて、特等席はビデオカメラをもったお父さん、お母さんたちでいっぱいだった。
 うちの子はまだ満三歳児クラスなので、かけっことダンスの2種目だけだったが、とても楽しそうにしていた。入園した当時よりも成長したなと感じる瞬間だった。
 そして、幼稚園の先生は天使のように優しい。子供たちをよく褒めてくれるので、みんな先生が大好きだ。遥か昔のことなのでほとんど覚えていないが、きっと自分も小さい頃は保育所の先生にこんな風にやさしくしてもらったのだろう。
 子供たちの笑顔で溢れる休日ほどすばらしいものはない。
 

金曜日, 10月 05, 2018

ゲラ

 今日、出版社から、1年近くかかって書き上げた本のゲラが届いた。縦組みになり、図がしかる場所に配置され、本の体裁をした自分の文章を目にするのがとてもうれしかった。正式なタイトルも決まっているが、それは本が完成するまでとっておく。
 本作りのプロの入念なチェックが赤字で書き込まれていた。ざっと見た感じでは、それほど校正に時間はかからなそうだ。
 振り返ってみると、本当に大変な作業だった。執筆というのは、貯めた知識を言葉で吐き出す作業ではない。事実に寄り添いながら、最適な言葉の組み合わせを考え、意味を紡ぎ、1つのストーリーを構成する。1ヶ月たってもまったく言葉が出てこない凪があるかと思えば、寝ている最中も言葉が溢れてくる時期もある。無知な自分とのにらめっこが続く。気分はジェットコースターのように上がったり下がったりを繰り返す。
 何はともあれ、この本が書店に一日も早く並ぶように、今はていねいに校正の作業を進めるだけだ。この大変な作業を支えてくれた周囲の方々に心から感謝したい。

金曜日, 9月 21, 2018

合宿2018

 今年の夏休みは、初めて研究室の合宿を行った。池上研時代にやっていた夏合宿がいい思い出で、これがきっかけになっている(OBたちもやってきて、熱く議論したことを今でも思い出す)。
 記念すべき第一回目の合宿は日間賀島で行った。名鉄とフェリーを乗り継いで2時間ぐらいの場所で、蛸と河豚が有名な小さな島だ。参加者は僕と学生名3名。
 初日は学生たちの研究発表と議論をし、夕飯にはおいしい蛸をごちそうになった。確かに蛸は絶品だ。二日目は、みんなで話をしながら島を1周した。1周しても4kmちょっとなので、いい散歩になった。
 普段は話せないようなことをみんなで語り合ったり、親睦を深める上で今回の合宿はとてもよったと思う。そして、日間賀島はいい島なので、いつか家族で遊びに来たい。

金曜日, 8月 31, 2018

サービス

 査読やエディタの仕事を英語では「サービス」という。要するに、研究や授業以外の「余りの時間」を使って、ボランティアとして投稿論文を評価したり、査読をハンドリングしたりするわけだ。実際は自分の研究で忙しくて、「余りの時間」なんてないのだが。
 この数ヶ月はお断りしていたが、夏休みになって少し時間ができたこともあり、今はできるだけ引き受けることにしている。8月だけで、査読2本、エディタ3本を引き受けた。
 自分がエディタになってわかったことだが、適切な査読者を探すのは容易ではない。論文を出したい人はたくさんいるが、論文を査読したい人はあまりいない。査読依頼を送っても、知り合いでもない限り、だいたい無下に断られる。きちんと「お断り」の返事をくれる人はまだいいが、返信もなく「シカト」という人も少なくない(さすがに、それはひどいだろう)。
 PLoS ONEのようなマンモスジャーナルも過渡期に来ていると感じる。
 

金曜日, 8月 10, 2018

酷暑の朝

 40度近い酷暑とエアコンなしでは眠れない日々が続く。昨日は早く床に着いたせいもあって、夜中の3時ぐらいに目が覚めてしまった。エアコンの風を浴び続けているせいか、体もだるい。
 今週は、月は京都で研究会、火は滋賀で領域会議、水木と大学院の試験、金はオープンキャンパスと、毎日何かある。書かなきゃいけない論文が2つ、査読が2つ、依頼原稿が2つ、あと本の原稿の修正...orz
 自分のさきがけはもちろん、関わっているプロジェクトの研究も、この夏休み中に進めたい。あと、来年度からの講義の準備もやらなくては。ああ、タスクは山のようにある。
 時間のマネジメントをしなくてはいけないな。

金曜日, 8月 03, 2018

40度を超えたその日...

 2018年8月3日、名古屋は40度を超えた。名古屋に越してきて6年目だが、こんな暑い夏は経験したことがない。というか、人生で初めてかもしれない。
 今朝は早起きして、最後の力を振り絞って本を書き上げ、原稿を出版社の方に提出した。校正作業などまだまだ先は長いが、とりあえず42.195キロを走り終えた気分だ。細かいことを言えばキリもないが、面白い視点で書けたのではないかと思う。
 ラボに行ってからは、ある研究プロジェクトの打ち合わせと研究室セミナー。優秀な学生がいると楽しい。夕方から学生たちと本山に行き、いつもの店で打ち上げをした。
 やっと執筆作業から解放された割には、すがすがしい感じは一ミリもないが、何か新しいことを勉強したいという気持ちが、ふつふつと湧いてきた。

水曜日, 8月 01, 2018

もう少し

 執筆も大詰め。文章は全て書き終えた。「おわりに」は新幹線の中でひねり出した。
 ここまで来るのは本当に大変だった。執筆を開始したばかりの頃、真っ白な画面と向き合ったまま一向に書き進まず、永遠に終わらないのではないかと不安になった。
 しかし、意思あるところに道は開ける。強く思えば何とかなるものである。あとは、文献と図の整理。全体を通した推敲もあと1回はやりたい。
 これが終わったら、研究がしたい...。

日曜日, 7月 15, 2018

IC2S2 2018

 計算社会科学の国際会議IC2S2に参加するために、再びエバンストンに来ている。IUにいた2年前にもここを訪れている。スライドは前日に用意し、あまり準備は万端とは言えなかったが、質問もたくさん出たので発表としてはまずます。この話題はどこにいってもウケる。
 この学会は自分に一番合っていると感じる。惜しむらくは、もう少し心に余裕がある状態で学会が楽しめれば良かったのだが、本の締切やそれ以外の締切も抱えていて、何の心配もなくというわけにはいかなかったのは残念だ。
 これらの仕事をかたっぱしから片付けて研究がしたい。

日曜日, 7月 01, 2018

仕事にいっちゃうの

 締め切りをが迫っていたため、出張がない土日の午前中はスタバやタリーズに行って、執筆作業をした。おかげで6月はだいぶ進んだとは思う。
 カバンを持って出かけようとすると、鴻志が「えっ、仕事にいっちゃうの」的な顔をするのでつらい。しかし、この本は何としても書き上げたいので、心を鬼にして出かけた。もちろん、午後は家族サービスや買い出しの時間である。
 執筆に専念したいと思っても何やかや仕事は舞い込んでくるし、学生の指導もあるので、使える時間は限られる。査読やエディターの仕事も、普段ならば極力引き受けるようにしているが、今回ばかりは全部断った。それでも6月末の締め切りには間に合わなかった。
 何とかあと1ヶ月で仕上げたい。そうでないと研究にも差し支える。
 本の執筆を終えたら、とりあえずは旅にでも出てのんびりしたい。

日曜日, 6月 17, 2018

夢ナビライブ2018

 夢ナビライブ2018というイベントで講義をしてきた。対象は関西圏の高校生で、これから受験する人たち(中には、授業の一貫という学生もいたようだ)。北海道から九州・沖縄まで、あまり名前の聞いたことのない大学も有名国立大学もたくさん参加していて、高校生の奪い合いなのだなということをつくづく感じた。
 私の講義には180人の申し込みがあり、3分間の発表を聞いて興味を持った人がプラスでやってきたので立ち見がでた。
 「なぜ急速に拡散する?フェイクニュースの科学」という題目で、フェイクニュースが拡散する仕組みや対策について話した。大阪会場なので、笑いをとるようのスライドも準備した(小笑いにしかならなかった)。
 大学の先生と直接話す機会があるというのは素晴らしいことだ。ただ、あまりにも規模が大きすぎて「イベント感」が強いので、私にはあまり合わないかもしれない。これはこれでいい経験になったが。
 今年度は、研究科主催のセミナーと名大の公開講座で講義することになっているが、こういう小規模な場の方が私は好きだ。

月曜日, 6月 11, 2018

久しぶりにひどい風邪

 鹿児島で開催された人工知能学会に参加してきた。自分たちが企画した計算社会科学のセッションが終わった日から、急に風邪が悪化した。もともと鴻志が風邪だったので、それをもらったのだろう。体力も落ちていたし。
 学会最後の日は、具合が悪いのと雑用を片付けるためにホテルを4時間延長して、書類仕事を片付けたあとは風邪薬を飲んで横になっていた。いつもなら学会をエンジョイするのだが、今回は風邪と多忙で多調も気分もずんどこだった。
 家に戻ってからは土曜から日曜昼あたりが不調のピークで、38度の熱と咳に苦しめられた。麻黄湯が効いたのか、今はだいぶマシになった。
 書き物が溜まっていてこれ以上休めないので、風邪によるダウンは痛い。
 

金曜日, 5月 25, 2018

ニュートン

 科学雑誌Newtonでエコーチェンバーの研究を紹介していただきました [Link]。日本科学未来館の渡辺さんによる記事で、中高生にもわかりやすい解説です。‬ ‪
「from Miraikan 自分と似た意見ばかりが聞こえるSNSの世界」‬
昨年、未来館で一般向けの講演したのきっかけで、その時に担当していただいたのが渡辺さんです。小中学生を対象にエコーチェンバーの研究を話すのは難しい面もありましたが、一緒にいたお父さん、お母さんが熱心に聞いてくれたりして、やってよかったなというイベントでした。それがこういう形で取り上げてもらえるのはとても光栄です。
 かつては、私もNetwonを愛読していました。高校生の頃はお金がなかったので、よく市立図書館で読んだものでした。その時、ホーキング博士の宇宙論が流行っていて、それにあこがれて物理学科に進学したのでした(その道は諦めてしまいましたが)。
 自分が今取り組んでいる研究は、宇宙論にも負けず劣らず面白いテーマだと思います。

金曜日, 5月 11, 2018

MediaXワークショップ

 MediaX at Stanfordで開催されたワークショップに参加してきた。
 初日は、木村先生がSociety5.0について講演し、大勢の方が興味を示していた。
 2日目は、「Transparency and Trust in a World of Social Bots」(https://stanford.io/2rzmext)と題したワークショップで、個人的にはScreenome(https://stan.md/2jMBEdv)とInstallation Theory(amzn.to/2KMPE30 )の話が面白かった。私の理解では、Installation Theory = embodiment + アフォーダンス+ 規制 / 3という感じで、理論としての新しさというより、実際の行動の分析やデザインに役立つものなのだと思った。ちなみに、ここでのSocial Botは、私が研究しているようなフェイクニュースをばらまくボットではなく、人間の役に立つ、あるいは人間と共創するようなAIのこと。
 3日目は、チームに分かれて、ソーシャルボットのアイデアを出し合い、寸劇を交えてプレゼンをした。ここでも、木村先生の名演技が光っていました(お婆さん役)。私のチームは、私を除いて全員中国人で、気が付くと中国語で会話していて、意思の疎通が難しかった。AI+ARを使った子ども向けの教育アプリについて発表をした。
 

木曜日, 5月 03, 2018

幼稚園

 鴻志が幼稚園に通い始めた。ブカブカの制服を着ている姿を見ると、赤ちゃんだった我が子がこんなに大きくなったのかと感慨深い。まだ言葉の発達は遅れているのだが、状況の理解やある種の感は他の子よりも優れているのではないかと思う。親バカかもしれないが。
 通園初日は2時間泣きっぱなしだろうなと思っていたが、幼稚園についてしばらくは機嫌よくしていたらしい。そのあとはグズグズだったが。幼稚園は楽しいところだと覚えてくれれば、喜んで通ってくれそうな気がする。
 幼稚園から帰りたくない、というような日も来るのだろうか?

木曜日, 4月 19, 2018

バタバタと

 あれよあれよという間に、4月も半分が過ぎてしまった。セミナーも始まり、ようやく研究室の活動らしくなってきた。学生たちがどんな風に成長してくれるか、楽しみなところ。
 一方、自分はというと、何だかよくわからないが忙しい。気がつくとメールを書いたり、書類を書いたりしている。この辺で、自分の心が「ノー」と言ってくる案件は断って、本当に自分がやりたいことに時間を費やすようにしたい。
 しかし、5月のカレンダーに目をやると、すでに海外出張と国内出張で埋まってる...orz こんな状況で成果を出すためには、人の倍やるしかあるまい。
 

木曜日, 4月 12, 2018

新年度

 葉桜の中で入学式が行われ、昨日から新学期の授業がスタートした。研究室に新しいメンバーを迎え、研究室の活動もスタートした。いつもとは少し違う春を迎えている。
 講座のある先生のご好意で、新しい部屋を1つ追加でもらい、笹原研の院生部屋ができた。そして、幸いにして今年度は研究費が潤沢なので、ラボの設備投資も学生の旅費にも、今年は困らないだろう。
 学生たちには、「こんな状況を当たり前と思ってくれるな。恵まれている時だからこそ、どんどん研究して成果をださなきゃ。」と説明したが、なかなか真意は伝わらないだろう。
 昨年は学会発表こそしたが(あるいは、やたら出張したが)、論文は0(査読付きの国際会議プロシーディングはあるが)。こりゃいかん。
 今年はできるだけ出張を減らして、論文に時間をさきたい。そして、締切を延期してもらった本。何としても書き上げたい。
 
 
 
 

水曜日, 3月 21, 2018

研究生

 このところ、研究生になりたいという中国人からの問い合わせが続いた。メールには、丁寧な日本語で自己紹介と先生の研究に興味があるというようなこと書かれている。しかし、研究に関して表面的なことしか書かれていないので、中国人留学生を受け入れている実績のある先生に、片っ端からメールを送っているのだろう。
 現在、うちの研究室にはM1の中国人がいて、来年度からもう1人増える。彼らは大学院の試験に合格した、研究も一生懸命する学生たちだ。
 そういう個人的経験もあって、問い合わせのあった学生には、Skypeでとりあえず話をしませんかと返事をした。一人は「今はちょっと忙しい」という返事が来て、もう一人は「ぜひ」ということだった。
 その学生と、日時を決めてSkypeしたのだが、音声もテキストも送ることができなかった。実は中国ではSkypeが使えないのだ [Link]。話ができず、分野もかなり違うということもあり、別の先生に問い合わせるようメールで連絡して、やりとりを終えた。
 ネットで調べて見ると、研究生になりたいという中国人からの問い合わせが日本の大学で増えていて、結構問題も多いようだ [Link]。自分がさけるリソースは限られているので、今後は、院試に合格した学生や国費留学生を除き、こうした問い合わせはお断りすることにした。 

日曜日, 3月 11, 2018

高校生の自分に伝えたいこと

 旭丘高校のスーパーグローバルハイスクール成果報告会で、「計算社会科学というわかり方・生き方」と題して講演をした。生徒たちは熱心に聞いてくれていたようだった。
 自分の高校時代はもう20年以上も前。院生と話をしていても通じないこともあるのに、高校生ならなおさら。どんな話をしようか迷った。
 講演の2/3は、自分の研究も交えて計算社会科学のイントロ的な話をした。いろんなところで話した内容なので、これは鉄板。残りの1/3は、僕がどのようにして研究者になったのかや留学経験などを話して、「高校生の自分に伝えたいこと」というメッセージで締めくくった。
  • Take a chance(リスクをとってチャンスをつかめ)
  • Prepared mind(準備された心(をもとう))
  • Be a unique flower(世界に1つだけの花になろう)
 どの口が言うかと自分につっこみたくもなるが、もし高校生に戻れるならば、これらのことを心に刻んで、当時諦めたことにもう一度挑戦するだろう。
 僕に言われなくても、才能あふれ希望に満ちた彼ら彼女らは、きっとすばらしい人生を歩んでくれるだろうけど。

土曜日, 3月 03, 2018

子育ての予習・復習

 うちの子はこの4月で3歳になる。よく食べるし、大きな病気もせず、健康そのものだ。しかし、奥手な性格のせいなのか、海外で過したからなのか、まだお喋が達者でない。
 子どもには個性があるからと言われるが、ここまで言語発達が遅いと心配だ。幼稚園に行きだしたら、言葉の爆発期がくるのだろうか。
 科学者なので、根拠やデータの裏付けがない子育てあるあるには惑わされないようにしている。しかし、個別の論文にあたるわけにもいかず、子育ての科学に関する本があったらいいなと思っていた。
 池谷裕二著のこの本はそういう意味でなかなか良い。著者は脳科学者なので、科学的知見をちりばめながら、4歳までの子どもの発達と子育て経験について書いている。語り口も軽快で、微に入り細に入りせず、読み物としてちょうど良い。子育ての予習・復習にもってこいだ。

金曜日, 2月 16, 2018

笹原研メンバー2018

 2月院試で合格した2名の学生が私の研究室に来ることになった。一人は内部の学生で、もう一人は中国からの留学生。来年度は、修士2年が1名、修士1年が2名、大使館推薦のブラジルからの研究生が1名、研究補助員2名、そして私の合計7名ということになった。
 研究室らしくなってきたのは喜ばしいことだ。ただ、これまではほぼマンツーマンでセミナーや勉強会もやっていいたが、これからはそうもいかない。どうラボを運営していくか、これまでとは違った工夫が必要になる。
 そして、研究費の問題はかなりシビアになってきた。研究にかかるもろもろの費用はもちろん、学生を学会発表させるための旅費、論文の出版費など切らすことがないように、外部資金を毎年のように獲得しなければならない。
 これからが腕の見せどころ。

月曜日, 2月 05, 2018

構造計画研究所名古屋支所記念講演

 上記記念講演で発表をしてきた。構造計画研究所(KKE)のKKE Vision 2017の時と講演内容は同じだが、今回はKKEさんがお付き合いのある中部地区の企業の方約100名を対象としての講演だった。しばらく日本語での発表から遠ざかっていたこともあり、ちょっと発表がまごついた感じもしたが、大きなミスもなく大役を終えたのでホッとした。
 懇親会では、トヨタ自動車やトヨタホーム、中部電力などの企業の方々と名刺交換して、お話をさせていただいた。みなさん「おもしろかった」と言ってくださったので、講師を引き受けた甲斐があった。
 今週は院試があり、来週は旭丘高校での講義、そのあとは、CRESTと新学術の会議が立て続けにある。2017年度が駆け足で過ぎていく...。
 

水曜日, 1月 17, 2018

極寒のセンター試験監督

 先週末はこの冬一番の寒さだった。そんな中でのセンター試験監督の業務だった。正直、この仕事が一年で一番辛い。
 朝6時起き。マニュアル通りの作業。試験中はほぼ立ちっぱなし。帰りは18時過ぎ。理科2科目のクラス担当になると、2日間フルで試験監督をすることになるので、土日の家族との時間は完全に潰れる。
 先日のニュースで、阪大の教授がセンター試験監督の最中に居眠りして、いびきをかいて問題になっていた。さすがに、いびきはまずいとは思うが、こんな大変な作業をやっていることを当たり前だと思って欲しくはない。
 大学の先生が試験監督で駆り出される国などまずない。米国のロジックでいうと、「試験監督なんてするために高い給料を払ってるんじゃない。そんな暇があったら、研究しろ、論文を書け、ノーベル賞を獲るか、もしくは外部資金を獲ってこい」と、こうなる。
 

木曜日, 1月 04, 2018

急ブレーキ

 いわきから東京へ向かう常磐道でヒヤリとする経験をした。今思うと、あれは当たり屋だったのではないかと思う。
 僕は一番右の追越車線を走っていた。当然加速していたわけだが、突然、ウィンカーも出さずにベンツが真ん中の車線から飛び出して来た。車間を考えれば、あり得ない行動だ。慌ててブレーキを踏み、スローダウンして、車間をとった。
 三郷料金所に近く途中にあるトンネルにさしかかり、今度は前を走っていたベンツがいきなり急ブレーキを踏んで、完全に車が停止した。僕は何が起こったかわからなかったが、反射的に急ブレーキを踏んだ。そして、アクセラの衝突被害軽減ブレーキが作動して、何とか衝突は間逃れた。
 追越車線で急ブレーキして車が完全に停止するなんて、前方に事故でもない限りあり得ない。今でも不可解で、全く納得がいかない行動だ。
 その後も、そのベンツは不可解な走行をしていた。左ウィンカーを出したまましばらく再発進せず、発進したかと思えばウィンカーも出さずにジグザグ走行。事故を起こそうとしてるとしか思えない。
 料金所の退避スペースにベンツを止め、後部に傷がないか確かめているようだったが、ベンツの尻を気にしている場合じゃない。こっちは家族を乗せて走ってるんだ。
 これだけは言っておきたい。急ブレーキは道路交通法違反である。
第二四条 車両等の運転者は、危険を防止するためやむを得ない場合を除き、その車両等を急に停止させ、又はその速度を急激に減ずることとなるような急ブレーキをかけてはならない。
ドライブレコーダーの購入を検討している。自分の身の潔白を証明するためには必要だ。

水曜日, 1月 03, 2018

あけおめ2018

 2018年1月1日付けで講師に昇格した。今年は成果が求められる年だ。  
 昨年はいろいろな研究の種をまいて、それを試行錯誤して育てる年だった。そのため、特に顕著なアウトプットがない。2年近くやって、ようやくまとめたプロジェクトもあるが、まだ論文投稿まではいたっていない(自分がやるべきことはやったので、あとは共著者の作業を待つのみだが)。  
 出張やアウトリーチ活動が多すぎた感もある。今年は本当に重要なものに絞って、研究に時間をさきたい。特に、さきがけの仕事でいい論文を出したい。 

土曜日, 12月 23, 2017

胸キュン

 今回の海外出張の機内で、恋愛ものの映画を2つ観た。念のために言っておくと、僕は普段はほとんど恋愛ものは観ない。そんな僕が、そして、40過ぎのおっさんの僕がキュン死した。どちらの作品も、時間がらみのSF的な要素がある。
 1つ目の作品は「君と100回目の恋」。主演は歌手のmiwaと坂口健太郎。物語の内容もいいが、ういういしいmiwaの演技と歌声がいい。クライマックスのシーンで流れる歌が物語とリンクしていて、切なくなる。
 もう1つの作品は「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」。こちらの主演は、福士蒼汰と小松菜奈。物語の構成はもちろんすばらしいのだが、ディテールがまたすばらしい。大学生ぐらい男子の理想の彼女像が描かれていて、大学時代を思い出す。愛美がいつもなぜ涙を流すのかの理由が明らかになる時、涙がちょちょぎれる。
 ネタバレになるのであまり内容に言及できないが、興味を持たれた方はぜひお勧めしたい。

火曜日, 12月 19, 2017

IEEE Big Data 2017

 IEEE Big Data 2017の計算社会科学のワークショップに参加するために、ボストンに行き、その後IUに立ち寄って、昨日帰ってきた。
 M1学生との研究を共著でワークショップに投稿した。中国人は米国入国にはビザが必要なので、論文受理の通知が来てから申請では遅いと判断し、出発日一月前にはビザの面接を受けさせた。しかし、出発1週間前になってもビザがまだ来ない。中国人のビザ審査は厳しく、中には3ヶ月以上も放置される事例がネットで報告されていて、それを見た学生ががっかりしていた。
 そこで、私は、領事館の担当部署に電話をして強い口調で抗議した。それが効いたのかかどうかはわからないが、彼のビザは無事に出発までに間に合った。
 ところがである。出発の日、今度は飛行機の燃料漏れが発見され、フライトが欠航になってしまった。ワークショップは学会初日だったので、この時点でワークショップに間に合わないことが決定してしまった。そこで、苦肉の策として、学生に音声説明入りのスライドを作成させ、それを発表時間帯に上映してもらうという方策をとった。この状況では、これが最善の策だった。
 ここまで参加に苦労した国際会議は初めてだ。IU再訪問については、また別の機会に書きたい。

土曜日, 12月 09, 2017

レゴランド

 レゴランドに行ってきた。当初の想定ほどお客さんが来ていないとのことだが、そんな感じだった。そんなにアトラクションが多いわけでものないのに入場料が高く、中の食事はさらに高い。チキンバーガーセットが1350円って、ありえないだろ。
 年パスを買わないと、となりのメイカーズピアにも行けない。おかげで、メイカーズピアでは閉店する店が続出。メイカーズピアには良さげなお店がたくさんあるので、もったいない。まったく利用者にたいする配慮がない。
 と、まあ、文句はいろいろあるものの、2歳の子供を連れて行くにはいい。2歳でも乗れるアトラクションが多いし、遊具もたくさんあるので、うちの子にとっては楽しい場所だ。子供が小さいうちはまた来るだろうということで、結局、年パスをかった。あと3回は来ないと。
 

木曜日, 11月 30, 2017

研究が語る

 つくづく大事だなと思うことは、定期的に研究室を飛び出して、異分野の人たちと積極的に交流することだ。
 今年は、さきがけ、新学術、CRESTなどの大型プロジェクトに関わることになり、いろんな分野の優秀な研究者と話す機会が増えた。その度に新しい発見があり、それによって同じものでも違った見方ができるようになる。一言で言えば、セレンディピティ。
 出会った研究者の中で僕が好きだなと思う研究者は、自分で多くを語るのではなく、研究自信に語らせることができる人。つまり、研究結果が凄いので、話をもらなくてもグラフが語ってくれる。
 自分もそういう研究者になりたいし、そういう研究者を育てたい。